テクノロジー TECHNOLOGY

キレてる?キレてない?集中力が可視化されるデバイスが登場

HERO X 編集部

自分の集中力が切れたかどうかを知るのはなかなか難しいだろう。疲れたなぁと思った時にはすでに集中力が切れた後のことが多いのだが、本人がまだ自覚しないうちに集中力が切れているかどうかを教えてくれるデバイスがあるようだ。

イギリスのケンブリッジ大学の卒業生2人により開発されたのが動画に紹介されている「FOCI (フォーカイ)」。このデバイスは、小さな器具をウエストに着けるだけであなたの精神状態を測定してくれるというのだ。認知生体計測学を用いた手法で気分を測定、スマホと連動することで、精神状態を可視化してくれる。注意散漫や疲れ、落ち着き、集中、フロー、ストレスといった6つの状態を色分けして見せてくれる。

スマホ画面に映る丸みを帯びたものをオーブと呼び、このオーブの色が精神状態に合わせて変化する。ウエストにつけた計測器が測定しているのは利用者の呼吸だ。人間は精神状態が変化すると呼吸数や呼吸の深さに変化が現れるが、測定器がそのわずかな乱れをキャッチし6つの状態に分類、可視化する。

フロー状態とは、他のことが目に入らないくらい完全に集中していることを指す心理学用語だが、「FOCI」は装着者がフロー状態から離れそうになるとバイブレーションを起して知らせてくれる。AIマインドコーチを搭載しているため、集中力を保つためのアドバイスをリアルタイムでおこなってくれるらしい。

また、集中力が低下しそうなときには、認知機能の低下を抑えるためのトレーニング方法などをアプリを通して教えてくれる。何時にどういった精神状態にあったかの記録も残してくれるため、自分が集中して仕事ができている時間帯の癖などを発見することも可能だろう。

集中力が切れている時に良いアイデアは浮かばない。自分の精神状態を可視化して、効率的な仕事や勉強に繋げられるとしたら、これは買いなのかもしれない。

(text: HERO X 編集部)

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患者も医師も負担軽減!自動採血ロボット登場

Yuka Shingai

検査や健診時、採血が一度で成功せず、やり直しで気まずい思いをしたことのある人は少なくないだろう。つい先ごろ開発された自動採血ロボットは、患者だけでなく臨床医の負担やコストダウンにも大きく寄与してくれる予感大だ。

採血や点滴における静脈穿刺(針を刺す行為)は医療的な手順としては最もポピュラーで、その件数は米国内において年間14億回にものぼるのだという。一方で、静脈が目視で確認できない患者の場合は27%、触診できない患者の場合は40%、やせ細っている患者の場合は60%と、臨床医が静脈穿刺に失敗してしまう確率についての研究結果も発表されている。

採血の失敗が度重なると、静脈炎や血栓症、感染症を引き起こす可能性が上昇するうえ、それによってより太い静脈や動脈への穿刺をせざるを得ない状況となれば、リスクだけでなくコストも増大する。例えば穿刺に1時間かかると想定しスタッフを増員すれば、人件費だけで年間40億ドルかさむなど、採血のスピード感がもたらす影響範囲は多方面にわたるのだという。

ラトガーズ・ニュージャージー州立大学の生体医療工学の修士で、研究チームのリーダーでもあるJosh Leipheimer氏が「患者が不必要な合併症や痛みで苦しまなくていいように、迅速に、安全に、そして安心感を持って血液を採取できるようになります」と語る本デバイスは、静脈への針の穿刺を行う超音波画像診断ロボットと、血液サンプルを扱うモジュール、そして遠心分離を利用した分析機器から構成されているもの。

31人の患者で採血を試してみたところ87%が成功、この数字は臨床での標準を満たしているそうだ。静脈を探し当てやすい患者に対しては成功率97%と上々な様子で、なかなか発見できない静脈へのアクセス向上ができるようデバイスの改善を検討中とのこと。
研究で得られたデータはヘルスケアロボットの人工知能としても活用する予定だという。

病院やクリニック内はもちろん、ベッドサイドや救急車、救急処置室などでも利用できることもデバイス化のメリットのひとつ。

自動採血が常識となる未来はすぐそこまで来ているかもしれない。

[TOP動画引用元:https://youtu.be/IpdTeGPruFA

(text: Yuka Shingai)

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