スポーツ SPORTS

トレーニングパートナーはロボット!?プーマの専属アスリートが使う「Beat Bot」とは

富山英三郎

陸上のトレーニングに最適な自律走行ロボット『Beat Bot(ビート ボット)』。これがあれば、たとえひとりぼっちでの練習でも、ライバルと競うような走りを実現できる。なお、長距離の練習も可能。少子化時代、部員の少ない陸上部はすぐにでも欲しいアイテム!?

「誰かと競うことで、タイムはより短縮する」。そんな視点で生まれたのが、プーマのトレーニング・ロボット『Beat Bot(ビート ボット)』だ。

シューズボックスのような、長さ48×幅20×高さ15cmの箱に4輪が付いたこのロボットには、9つの赤外線センサーと加速度センサーが搭載されている。それらが地面に引かれているラインを認識して自律走行。フロント部分には GoPro カメラが取り付けられているので、走行後に自分の走りを映像で確認することもできる。

専用アプリを使い目標タイムを設定

使い方は簡単。専用アプリに目標タイムを打ち込み、スタートラインに『ビート ボット』を配置。クラウチングスタートのポーズを取るとライトが点灯し、その後のシグナルに合わせてスタートすればOK。なお、LED のライトを搭載しているので走っている最中でもロボットを視認することができるとか。

自身のベストタイム、ライバルのタイム、はたまたウサイン・ボルトのタイムなどを設定することで、常に誰かと競争している感覚が味わえる。それが効果的なトレーニングへとつながるという逸品。なお、最高速度は時速44km。短距離だけでなく、長距離ではペースメーカー感覚で使うこともできる。

この自律走行ロボット『ビート ポット』は、広告代理店の J.Walter Thompsonが企画し、NASA のロボティクスエンジニア3名とマサチューセッツ工科大学(MIT)出身のメンバーによって2016年に誕生。プーマの専属アスリート向けであり、その成り立ちから予想するにプロモーション要素が強いものの、ユニークな試みであるのは確か。スポーツとロボットの関係性は今後も強化されていくのは間違いない。

[TOP動画引用元:https://www.jwt.com/en/work/futureoffaster-pumabeatbot

(text: 富山英三郎)

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WOWOWドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」にアルペンスキー世界王者森井大輝が登場!

平山 麻衣子

パラスポーツの競技だけでなく、人生においても自信に満ちあふれたアスリート達が放つ「これが自分だ!」という輝きを描いたIPC&WOWOW パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」2017年10月に放送開始されたシーズン2。2月4日から放送される冬季競技に、アルペンスキーの森井大輝選手が登場する。

アルペンスキーはパラリンピックの全競技中、最も早いスピードで競い合う冬の花形競技だ。チェアスキーの滑降速度は、最大で時速100kmを超える。森井選手は2002年ソルトレイクパラリンピックへ初出場すると、数々の国際大会で結果を残していく。4度のパラリピックで獲得したメダルは、銀メダル3枚と銅メダル1枚。また、IPCアルペンスキーワールドカップでは3度年間総合優勝を飾っている。

しかし、世界王者森井が唯一手にしていないのが、パラリンピックの金メダルだ。「金メダルは僕を応援してくれている人たちへ恩返しをする意味でも、必ず欲しいもの」と語る森井選手。特別な思いを抱えながら、2018年3月にピョンチャンパラリンピックへと挑戦する。

IPC&WOWOW
パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM シーズン2
2月4日(日)冬季競技3番組放送スタート!
2月3日(土)、4日(日)夏季競技5番組放送
2月18日(日)よる9:00 WOWOWプライム
悲願の金メダルを狙う世界王者:森井大輝
詳しくは番組オフィシャルサイト
http://www.wowow.co.jp/sports/whoiam/
https://www.parasapo.tokyo/interview/6/

(text: 平山 麻衣子)

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