医療 MEDICAL

折り紙から着想!?体内で薬を運ぶ超小型ロボ

HERO X 編集部

最近、いたるところで耳にするナノテクノロジー。洗濯洗剤のCMでさえ「ナノ」の言葉が使われているのだが、医療現場の「ナノ」のスゴイ映像がこれだ。まるで生き物のように動くこれらの物体、実はこれ、ナノテクノロジーを用いてできた超小型ロボットなのだ。

前半に登場する、まるでキャタピラーのような動きをするロボは、香港の研究チームが開発を手掛けているもの。体外ではすでに薬を運べるほどまで研究は進んでいる。次に出てくる細長い管の中を変形しながら移動する物体も前出のロボと同じくナノテクノロジーを使って生まれたものだ。こちらはスイスの研究者が日本の折り紙に着想を得て開発しているロボットだ。

そもそもナノテクノロジーとはなんなのか。ナノメートルとは10億分の1メートルという極々単位が小さい領域の研究で、これまでは主にIT分野や半導体技術の開発で使われてきたのだった。そして、実はこのナノメートル、分子や細胞壁、はたまたDNAなどと同じ大きさと言われているのだ。そこに目をつけたのが医療の世界の研究者たちだ。医療に応用することで、体内の悪い部分に直接薬を届けることができるのではないか?この仮定の立証を行なおうと、世界中の研究者が心血を注ぎ始めているのだ。

例えば、薬の効果がもっとも出る投与の仕方を計算し、人間が飲むのではなく、自動でコントロールしながら投薬できるシステムができたとしたら、もはや薬の飲み忘れもなくなるだろう。また、がん細胞に直接アタックすることも不可能ではなくなるため、第三の治療法としての期待も高まっている。これらの技術はまだまだ実験段階だが、まるで生き物のように動くこの物体が、私たちの体内で働いてくれる日は近い未来に現実となりそうだ。

[TOP動画引用元:https://youtu.be/VnJygRyksAk

(text: HERO X 編集部)

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医療 MEDICAL

通院不要の「Smile Direct Club」は歯列矯正のニュースタンダードになるか?

Yuka Shingai

見た目の美しさだけでなく、虫歯や歯周病のリスクが低減する、かみ合わせが良くなるなど、整った歯並びが健康面に及ぼす影響は大きい。しかしながら、定期的な通院が必要かつ費用が高額なことから、歯列矯正に踏み切るには覚悟してという声もよく耳にする。 米国で今年の9月にNasdaqに上場した「Smile Direct Club」は、これまでハードルが高かった歯列矯正のニュースタンダードとなるかもしれない。

「Smile Direct Club」の共同創設者であるAlex Fenkell氏とJordan Katzman氏の出会いは、13歳の時のサマーキャンプに遡る。キャンプの参加者ほぼ全員がびっしりと矯正のワイヤーを装着していたこと、またAlex氏自身も矯正器具を着けて青春時代を過ごしていたことを振り返り、2人は手頃でより良い歯列矯正の手法を作ろうと決意した。2014年の設立時より、投資グループCamelot Venture Groupの協力を得ながら、顧客が在宅で医師とやり取りできるビジネスモデルの実現に成功している。

「Smile Direct Club」の具体的なサービスは「イメージ作り」「マウスピースでの治療」「アフターケア」の3ステップで構成されている。実店舗でスキャンを行うか、もしくは自宅に送ってもらう専用キットで取った歯型のデータを元に、歯科医がレビューを行い、治療プランを策定して、3Dプリンターでマウスピースを作成する。

顧客はどのように笑顔が変化していくかプレビューで確認したのちに、日々、オーダーメイドのマウスピースを装着して理想の歯並びに向けて治療する。治療が完了した後は、就寝時に装着するリテーナーを別途購入して、矯正した歯並びが後戻りしないようキープすることもできるし、90日ごとに医師がオンライン上で状況をモニターしてもらうこともできる。

気になる価格は、月々85ドル×24ヶ月プラス初回のデポジット250ドルでトータル2290ドルか、1895ドル一括払いの2パターン。米国内での平均費用6000~8000ドルと比較するとかなり手頃で、定期的な通院が不要という手軽さから、すでに75万人以上の笑顔に貢献した実績を誇る。国外展開を含め、市場規模がどれくらい拡大するかも要注目だ。

[TOP動画引用元:https://vimeo.com/336377978

(text: Yuka Shingai)

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