プロダクト PRODUCT

まるで浮遊しているような感覚!超ハイテクスニーカー「ITUKKC」登場

Yuka Shingai

近年、スポーツメーカーのみならず、ハイブランドからも続々登場しているハイテクスニーカーは一時的なトレンドを大きく超えて定番のファッションアイテムとなりつつある。今回紹介する「ITUKKC」は、HERO Xでもお馴染みのあるものの技術を用いた、最新の「超」ハイテクスニーカーだ。

半空洞状で、見るからに柔軟そうな「ITUKKC」のソール部分に使われているのは、なんと競技用義足の “ブレード” の技術を用いている。踏み込んだ加重エネルギーを効率よく地面を蹴る力に変換して前方への推進力とする高反発性と、エネルギー消費を低減してくれるブレードの特長をソール部分に採用することで、優れたグリップ力を実現している。この反発性、弾力性の高さは膝への衝撃を吸収してくれるため、地面を踏み込み、蹴り出す時に、まるで空中を浮遊しているような新感覚が味わえるという。

アッパー部分には通気性のよいメッシュ素材が使われており、24.5㎝サイズのもので約400グラムと非常に軽量であることも魅力のひとつ。その履き心地の良さから、ランニングから山登り、ハイキングなどスポーツシーンはもちろんのこと、スマートなデザインと豊富なカラーバリエーションでタウンユースにも期待ができそうだ。

また、支援を募ったクラウドファンディングサイトGREENFUNDINGでは、目標金額の7566%という驚異的な結果を収め、プロジェクトが終了した現在は生産中とのこと。来年1月中旬以降に支援者の手元に届く予定。パラリンピックイヤーの盛り上がりを加速する存在となりそうだ。

[TOP動画引用元:https://youtu.be/wbcTCE2PKDQ

(text: Yuka Shingai)

  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る

RECOMMEND あなたへのおすすめ

プロダクト PRODUCT

世界中の技術が集結!車いすレーサーに関するトピックスを一挙プレイバック

Yuka Shingai

パラスポーツフリークから、最新プロダクト好きまで、車いすレーサーに注がれる視線は東京2020に向けてこれからますます熱くなりそうだ。HERO Xがこれまでの数々取り上げてきた車いすレーサーに関するトピックス記事をまとめて振り返ってみよう。

伊藤智也選手を開発ドライバーに迎えた
RDSの車いすレーサー『WF01TR』

昨日公開となった記事のなかでも、伊藤選手の挑戦を語る上で欠かせない、重要な役割を果たしていたのがRDS社とともに開発に取り組んできた車いすレーサー「WF01TR」の存在だ。性能については言うまでもなく、伊藤選手が登壇した読売新聞主催イベント(http://hero-x.jp/article/7574/)でも司会の斎藤工さんを「AKIRAの世界みたい」と唸らせたデザイン性の高さも、まさに「チーム伊藤」が誇る美意識を感じさせる。
記事URL:http://hero-x.jp/article/7870/
RDS「WF01TR」:http://rds-pr.com/wf01tr/

翼のようなフレームでフィールドを駆け抜ける!
ホンダの新型車いすレーサー「翔」が誕生

創業当初からモータースポーツに関わりの深いホンダが軽量かつ高剛性のカーボンモノコックフレーム構造を世界で初めて採用して、2014年に一般販売を開始した車いすレーサー「極(きわみ)」のアップグレード版『翔(かける)』を2019年4月に販売スタート。羽のようなフレームの形状は『翔』の名前が顕す通り、トラックを軽やかに駆け抜ける姿を想起させる。
記事URL:http://hero-x.jp/article/6996/

あのBMWが本気になった!
車いす陸上、最速マシンに注目せよ


多くの車ファンを魅了するBMWもモータースポーツに対して古くから積極的な姿勢を示し続けてきた。初お目見えしたリオ2016・パラリンピックでは金メダル3個、銀メダル3個、銅メダル1個を獲得する快挙を成し遂げた同社の車いすレーサーは、空力抵抗を減少させる創意工夫がその速さの秘訣とのこと。東京2020ではどこまでスケールアップしているかも見ものだ。
記事URL:http://hero-x.jp/movie/1946/

実業団チームGROP SINCERITE WORLD-ACの
松永仁志が考える、国内スポーツ界の新たな在り方とは!?

マシンの技術を発揮するのは他でもない、選手の存在だ。HERO Xでは、北京、ロンドン、リオデジャネイロと3度のパラ出場記録を誇り、現役選手としてだけではなく、車いすレーサー実業団の監督の顔もあわせ持つ松永仁志氏にインタビューを試みた。ドバイ2019世界パラ陸上競技選手権大会で金メダルに輝き、東京2020にも内定した佐藤友祈選手も同チームの所属選手である。選手のキャリアパス、ライフプランも踏まえた活動方針については、パラスポーツに限定しない、スポーツ全体の理想の姿を考えさせられる。ぜひご一読いただきたい。
記事URL:http://hero-x.jp/article/8125/

(text: Yuka Shingai)

  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る

PICK UP 注目記事

CATEGORY カテゴリー