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パラアスリートの熱い想いに触れられるNTTドコモの特設サイト「STYLE’20」

HERO X 編集部

NTTドコモは、東京パラリンピックに出場が期待されるパラリンピアンを紹介する動画を公開している。フェンシング、ブラインドサッカー、水泳など、トップを目指す選手たちは、少しでも良い色のメダルを取ろうと夢に向かって準備を進めている。選手たちの日常、熱い思いが切り取られた動画は、健常者、障がい者という枠を飛び越え、観る者に「カッコイイ」という感情を呼び起こさせる。

この動画が紹介されているのはNTTドコモが作った東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた特設サイト「STYLE’20」。アスリート篇、プロジェクト篇という2つのカテゴリーに分けられ、それぞれの取り組みを紹介している。冒頭の動画はこのうちのアスリート篇に載るもの。同サイトではオリンピック、パラリンピックで注目される各国のトップアスリートたちの、カッコイイ、リアルな姿を見ることができる。

「この日が『人生で一番素晴らしい日』か、『一番ひどい日』になるかがかかってた」と語るのはリオ2016パラリンピック 車いすフェンシングのメダリスト、ベアトリーチェ・マリア・ヴィオ選手(イタリア)。べべの愛称で知られる彼女は、課題である試合中の呼吸法を改善するため、陸上のエクササイズを始めたようだ。陸上用の義足をつけ、軽快に走る姿。彼女の準備はリオを終えた時から始まっている。

2016年リオパラリンピック水泳男子50メートル自由形で銅メダルに輝いた山田拓朗選手は、水嫌いを克服するために3歳から水泳を始めたと告白。「母国開催ということで、一番いい状態で大会を迎えられて、大会自体を楽しめればいいと思っている」と笑顔で語る。サイトにはべべと山田選手の対談篇も必見。2人が描く2020への期待、思いとは?!

NTT ドコモ特設サイト
http://style20.jp/athlete

(text: HERO X 編集部)

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情熱にとりつかれた義足のスケートボーダー、クレメント・ザンニーニ

Yuka Shingai

スポーツ界の明るい未来を担う存在として、義足のスポーツ選手が年代、国籍、競技のジャンルを超えて活躍している。今回紹介するスケートボーダー、クレメント・ザンニーニもそのひとり。ショートパンツとナイキのシューズ姿で華麗に宙を舞い、目を見張るような離れ技から等身大の素顔までSNSで披露する彼はまさにミレニアル世代を代表する義足のアスリートだ。

クレメント・ザンニーニはフランス、ヴィッテル出身の23歳。生まれながらにして右脚が不自由な彼は幼少期から活発でエネルギーに満ちた子どもだった。義足を使ってスケートボードに取り組む彼の表情は、いまもずっと少年のようにひたむきでピュアそのもの。「義足も、スケートボードも僕自身の延長にあるもの」と自分に与えられたものを謳歌する姿は、とびきりチャーミングだ。

エクストリームスポーツに属するスケートボードは、とにかく身体的にも精神的にも強靭さが求められる。町行く歩行者や車にぶつかることなく、4つの車輪がついた板の上で進み続けられるようになるだけでも何カ月もの練習を要するし、急な傾斜やエスカレーターの手すりの上を滑り降りたり、階段の上からジャンプする高度なトリックを成功させるには、体に不自由あるなし、若さに関係なく、相当のスキルが必要だ。派手に転倒することも珍しくはないし、長時間のセッションの後には痛みがつきもの。日常的にひび割れた皮膚をニッパーでケアするのも欠かせない。

右脚の義足では足首を曲げることができないために、ザンニーニには物理的に不可能なトリックも少なくはないが、それでも彼は来る日も来る日も練習し続ける。

「カウチに寝転がって一日中ゲームするなんて考えられないよ、ただ僕はスケートがしたいんだ」

その練習量のヘビーさで義足が壊れてしまうこともある。それも1カ月に1回は起こるのだと言う。

「僕には限界があることも分かっている、だけどそんなことは気にしていない。僕にはスケートボードが全て、それ以外はどうでもいい」

そんな一貫したアティチュードが示すように、スケートボードへの真摯な愛情、それだけが彼をボードに向かわせる。

「自分自身をロールモデルだなんて思わないよ、好きなことをやっているだけ。それだけのことさ」とあくまでも飄々と語る彼の言葉には勇気やくじけない心、しなやかさが秘められている。

スケードボードだけではなく、エクストリームスポーツ界のこれからを照らす存在として、ザンニーニの活躍に期待したい。

[TOP動画引用元:https://www.youtube.com

(text: Yuka Shingai)

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