テクノロジー TECHNOLOGY

STAY HOMEでその足腰弱ってない?今必要なのはコンディションの改善!?

Yuka Shingai

外出自粛、在宅勤務の要請を受け、運動不足の解消にとオンラインでのトレーニングやワークアウトに注目が集まっているものの、歩く機会が減ったことで足腰の衰えを感じたり、体が重く感じられる人も少なくないだろう。思うように外でスポーツを楽しむことも、ジム通いも憚られる今、少しでもコンディションの改善を促してくれるアイテムを活用したい。

足元からコンディションを整える
「TENTIAL ZERO」

アスリートが最高のパフォーマンスを発揮するために、自分のからだの調子をベストな状態へと近づけるための調整(コンディショニング)を一般生活者にも届けるという理念を掲げるスポーツテック企業「TENTIAL」。CEOの中西裕太郎氏はサッカー選手としてインターハイで全国大会出場経験も持つ元アスリートだ。
同社は、1日平均6342歩という歩行において、衝撃を支えるのはたった2本の足という事実に着目し、足元から体全体のコンディションを整えるインソール『TENTIAL ZERO』を2019年8月に発売開始した。

足の外側縦アーチの頂点にある立方骨を中心に足の骨格を整える、特許取得済のBMZ cuboid balance理論により、歩行時の推進力、運動時の俊敏性に加え、直立姿勢で身体のバランスをとる安定性を同時に叶えることができる。無意識のうちにボディバランスのよい、理想的な姿勢の維持に繋がることで、外反母趾や偏平足といった足の悩みから腰痛や肩こりの解消まで効果が期待できるシロモノなのだ。

気になる価格は7980円で、30日トライアル期間として返金保証もある。リモートワークが続き、オフィスとは違う仕事環境で背中や腰に不調を抱える声も多いなか、一度試してみる価値がありそうだ。

まるでアクセサリーのような
姿勢矯正デバイス「ALEX PLUS」

記事URL:http://hero-x.jp/article/4329/

以前、HERO Xで紹介した韓国発の姿勢矯正デバイス「ALEX PLUS」も今、改めてチェックしたいアイテム。
長時間前傾姿勢を続けることで、頚椎本来のS字カーブが失われたストレートネックが首や肩の痛みに繋がることはよく知られているが、本デバイスは首に装着するだけで悪い姿勢を振動アラームが通知してくれるほか、専用アプリのレポートで時間別、日別のデータも確認することができる。25グラムと非常に軽量でシンプルかつミニマルなデザインだから、デスクワークやオンライン会議中でも邪魔にならない優れものだ。

fuRoとRDSのコラボから生まれた
シーティングシミュレータとは?
「SS01」

記事URL:http://hero-x.jp/article/7806/

編集長・杉原とfuRo(千葉工業大学・未来ロボット技術研究センター)所長・古田貴之氏による対談。車いすレースや日常用車いす、シッティングスポーツ全般を想定して、最適なシートポジションを割り出すシミュレーター「SS01」の開発でコラボレーションを果たした2人が、「SS01」製作の背景や、著しく高齢化に向かう社会のなかで想像する次なるイノベーションについて語り尽くす。
来る少子高齢化について、課題として捉えるのではなく、アクティブシニア層が経済活動を牽引していけるようなサービスやインフラを拡充するなど、世界一のモニター国家として日本が目指していくべき方向性について言及したパートは、これまでにない着眼点で非常に示唆に富んだものとなった。

外出自粛によって体力の低下を感じた方も多いだろうが、そもそも筋力を失うとどうなるのか想像してみたことはあるだろうか。超高齢社会を迎えるわが国だからこそ、一人ひとりが健康寿命を延ばし生活を維持できることが理想とされるが、その健康の鍵となるのが生活するうえでのコンディションを最適化することなのである。歩かなくなれば足腰が弱くなり、足腰が弱くなれば転倒する危険もあり、高齢者の転倒は寝たきりの原因となる骨折を、そして寝たきりは認知症を発症してしまう原因ともなり得る。
いつまで続くのか先行きが見えない毎日だからこそ、そんな未来を見据えてまずは歩くことから、少しでも身体を整えていきたいものだ

(text: Yuka Shingai)

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スパイ映画の世界! スマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」

Yuka Shingai

スマートウォッチに続くブームが予想されていたものの、装着時のぎこちなさゆえにまだ実用に耐え得る製品の層は薄いスマートグラス。大手からベンチャーまで各社が競うように開発を進めるなか、カリフォルニア州サラトガを本拠地とするスタートアップ企業、Mojo Visionからスマートグラスのさらに先をゆく「スマートコンタクトレンズ」が登場した。

HERO Xでは以前、視覚にアプローチするテクノロジーとして、人工網膜に映像を転送して視覚情報を再現できるデバイス「アーガスⅡ・バイオニック・アイ」(http://hero-x.jp/movie/626/)を紹介したが、視覚×テクノロジーの世界は視覚機能を取り戻すだけにとどまらず、今回紹介する「Mojo Lens」のようにスパイ映画さながらの機能を備えた “身体拡張” の分野へも広がりをみせている。

今回Mojo Visionが開発した「Mojo Lens」は同社のコンセプトである「Invisible Computing(見えないコンピューティング)」が示すように、レンズに内蔵されたスクリーンからデジタルイメージや情報をシームレスに体感できるアイテムだ。

操作する上で、デバイスを手でつかんだり、目の前にあるスクリーンを眺めることなく、ただ視線を動かすことで、次の予定がリマインドされたり、これまでにない没入感をもってARコンテンツを楽しむことができる。

Mojo Visionの創業者であり、テクノロジー部門の責任者でもあるMike Wiemer氏いわく「ディスプレイのサイズはペンで点をつけた跡程度の大きさだから、レンズ着用時にサイボーグみたいな奇妙な見た目になることもありません」とのこと。

現段階ではまだ開発途中のため、一般に流通するまではしばらくかかりそうだが、スクリーンに頼ることなく情報を得られる感覚とは一体どのようなものなのか?

いちコンタクトレンズユーザーとしても、「Mojo Lens」が巻き起こすブレイクスルーを楽しみに見守りたい。

(text: Yuka Shingai)

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