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伊藤智也選手の応援歌「ノンフィクション」収録!ハニエル待望のサードアルバムがリリース

川瀬拓郎

昨年末に公開したHERO X編集長杉原とハニエルKYOHEIの対談記事でもお伝えした通り、2020年パラリンピックの車椅子陸上代表が内定した、伊藤智也選手の応援歌「ノンフィクション」を表題曲にした、Honey L Daysのニューアルバム「ノンフィクション」が、いよいよ1月27日よりアルバム全曲を配信予定、Amazonなどで全国流通も決定。

前作「Change」から数えると約8年ぶりとなる本作は、KYOHEI完全プロデュース作となっており、映画『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ』の挿入歌となった「君が笑っていてくれるなら」、タイガー魔法瓶ショートフィルム「あなたと・・・To Be With You~」主題歌「あなたと」など、書き下ろしテーマソングの他、音源化が待ち望まれたライブの定番曲や新曲を含めた全10曲を収録。

躍動感あふれるパーカションとコーラスが印象的な「ノンフィクション」はもちろん、浮遊感のあるアレンジが冴えるミッドテンポの「Smile Again」、疾走感あふれるロックチューン「無限大LIFE」、ヘヴィーなギターリフとダンサブルなリズムが交錯する「JUMP」、しっとりとしたバラードソング「あなたと」など、バリエティ豊かな楽曲が満載。まさにハニエルの集大成とも言える、スケール感のある内容となっている。

Honey L Days 3rd ALBUM「ノンフィクション」曲目

  1.  ノンフィクション
    —パラリンピック2020車椅子陸上代表内定、伊藤智也選手応援歌—
  2. DREAM MAKER
    — 元プロ野球選手、坪井智哉の人生にインスパイアされたメッセージソング —
  3. 君が笑っていてくれるなら
    — 映画『 L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ 』劇中歌 —
  4. smile again
  5. ONE
  6. 無限大LIFE
  7. JUMP
  8. 明日への架け橋
  9. あなたと
    — タイガー魔法瓶ショートフィルム、テーマソング —
  10. メリークリスマス

アルバム発売を記念したLIVEツアーが、1月20日(月)東京 初台DOORSよりスタート。詳しくは、下記のHoney L Days公式サイトを参照ください。

https://honeyldays.com

(text: 川瀬拓郎)

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さあ、崖っぷちからの大逆転へ!夏目堅司×RDS社【世界に1台の高速系マシン開発】Vol.1 後編

岸 由利子 | Yuriko Kishi

「ピョンチャンでメダル獲得を確実視されている3人の日本選手たちのように、僕も得意種目を伸ばして、メダル獲得を目指していきたい」。チェアスキーヤーの夏目堅司選手がこう語ってくれたのは、今年4月、長野県白馬八方尾根スキー場で会った時だった。あれから半年、海外各地での合宿とトレーニングを着実に積んでいく一方、彼が所属するRDS社では、世界に一台の“夏目マシン”の独自開発が全力投球で行われてきた。刻一刻と迫るピョンチャンパラリンピックに向けて、万全の体勢が整いつつあるかと思いきや、ここに来て、先例のない大きな壁にぶち当たっているという。夏目選手の前に立ちはだかる壁とは、一体何なのか。ヨーロッパ遠征を間近に控える中、RDS本社で話を聞いた。

ライバルは、夏目堅司。
自分と戦い、自分を乗り越えていきたい

チェアスキー界をけん引し続ける森井大輝選手は、ファンを魅了するだけでなく、世界中の選手たちが憧れを抱く最強の覇者。皆、少しでも彼に追いつこうと、その背中を追いながら、研鑚を積んでいる。夏目選手もその一人。遠征の先々では同じ部屋で過ごす同志であり、良きアドバイスをくれる師でもある。

「おそらくチェアスキーにおいては、誰よりも敏感で繊細な人だと思います。一度、森井君が、僕のマシンに乗ったことがあるんですが、先ほどお話した“しなり”をすぐに見抜きました。『これ、柔らかいよ』と言って、何がどう柔らかいのかを具体的に説明したんです。目に見える、見えないに関わらず、誰も気づかないような違和感も、彼には手に取るように分かってしまう。マシンに関するこだわりや熱量は、圧倒的に凄まじいです」

「森井君は、たくさんのアドバイスしてくれる、僕にとって貴重な存在です。僕の滑り方を見て、気づいたことを逐一指摘してくれるんです。それらによって、今の僕があると言っても過言ではありません。見習うところは多いですし、もし、彼のような敏感なセンサーがあれば、今みたいに壁にぶち当たることもなかったかもしれません。でもそれって、きっと天性のものでしょうね。自分は自分で、ベストを尽くしていきます」

今、夏目選手のライバルは、他でもない自分自身だ。タイムリミットが迫る中、ひたむきに自分と戦い、何とか自分を乗り越えていく。その先には、きっと彼にしか掴めない栄光があるはずだ。今日の己が昨日の己を打倒し、下克上達成なるか?今後もその活躍を追っていく。

前編はこちら

夏目堅司(Kenji NATSUME)
1974年、長野県生まれ。白馬八方尾根スキースクールでインストラクターとして活躍していたが、2004年にモーグルジャンプの着地時にバランスを崩して脊髄を損傷。車いす生活となるも、リハビリ中にチェアスキーと出会い、その年の冬にはゲレンデへの復帰。翌年、レースを始め急成長、わずか1年でナショナルチームに入り2010年バンクーバー、2014年ソチへの出場を果たした。

(text: 岸 由利子 | Yuriko Kishi)

(photo: 増元幸司)

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