対談 CONVERSATION

HERO X みんなが読んでる記事はこれだ!ランキングカウントダウン決行

HERO X 編集部

ウェブマガジンの枠を超え、リアルに会い、リアルに繋がり、リアルに広がるしかけを作り出すメディア「HERO X」のラジオ番組『HERO X RADIO』。前回第31回のアーカイブ動画を公開、また次回の収録は8月28日(金)となっている。

リアルと繋がる場としてスタートしたラジオ番組『HERO X RADIO』は、Shibuya Cross-FM(http://shibuyacrossfm.jp/)にて、毎週第2・第4金曜 13:00-13:50 にオンエア中。渋谷のシダックススタジオから生放送でお届け、ネットからのリアルタイム視聴もできる。

お盆をはさみ、しばらくお休みとなっていた『HERO X RADIO』。久々の収録となる第32回オンエアは編集長杉原行里に代わり、常に裏方としてWEBメディアHERO Xを支えるウェブディレクター片岡良太がプロデューサー・佐藤勇介と共に語り合う。WEBマガジンHERO Xの人気記事はどれなのか! カウントダウン形式で紹介していく。

片岡良太(かたおか・りょうた)
WEB制作・APP開発をベースとしてサーバー構築、WEB広告運用を事業領域としている。WEB領域だけでなく、子供向けフォトスタジオなども運営。2012年に株式会社make senseを起業。HERO X WEBディレクター。

世界最先端を走るチェアスキー界のリーダー
森井大輝のマシン開発に込められた思いとは?

第31回目は、第1回目のゲストとして呼ぶべきだった…と杉原と佐藤が声を合わせてつぶやいた森井大輝さん。念願かなってゲストに迎えた森井さんとマシン開発の過去、現在、未来を語り合った。

また、本日公開となった前回放送分を含め、これまでの放送はこちらで視聴できる。

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過去の放送はこちら:https://www.youtube.com/channel/UCt2HDo14Sim08vmCP_lok-Q/featured
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森井大輝(Taiki Morii)
1980年、東京都あきる野市出身。4 歳からスキーを始め、アルペンスキーでインターハイを目指してトレーニングに励んでいたが、97年バイク事故で脊髄を損傷。翌年に開催された長野パラリンピックを病室のテレビで観て、チェアスキーを始める。02 年ソルトレークシティー以来、パラリンピックに5大会連続出場し、4大会連続でメダルを獲得。06年トリノの大回転で銀メダル、10年バンクーバーでは滑降で銀メダル、スーパー大回転で銅メダルを獲得。その後もシーズン個人総合優勝などを重ねていき、日本選手団の主将を務めた14年ソチではスーパー大回転で銀メダルを獲得。2015-16シーズンに続き、2016-17シーズンIPCアルペンスキーワールドカップで2季連続総合優勝を果たした世界王者。2018年平昌では滑降で銀メダル獲得、2022年北京パラでは悲願の金メダルを目指している。現在トヨタ自動車所属。
和気あいあいと始まった最初の話題は森井さんと杉原の出会いについて。『HERO X』が生まれたきっかけでもある重要人物、森井さんの初登場がなぜ31回目になったのか…? ソチパラリンピックでの転落の話から、森井さんが身体を鍛えすぎてしまうきっかけとなったエピソードまで掘り下げて話を伺った。

チェアスキーの開発を絶えず続けているRDSだが、ディスカッション時には杉原と森井さんはバチバチと白熱した議論を繰り広げるという。夢みたいな話を聞いてもらえ、その中からいくつかが現実になって返ってくるから嬉しいと森井さんは語るが、多くの会社を口説き落とす情熱はどこからくるのだろうか。

また、森井さんが考える一歩先のモビリティーとは? かっこよくて軽くて体にフィットして…「新しいもの作れって言ってる!」と声を上げる杉原。最後まで借りてきた猫状態だったという森井さんだが、チェアスキーの最前線に立ちながらも若手の成長に期待していると熱く語ってくれた。森井さんが夢を語る限り、スポーツ界のモビリティーは進化し続けそうだ。

(text: HERO X 編集部)

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対談 CONVERSATION

「CHIMERA GAMES」文平さん、次はどんなおもしろいことしましょうか?【エクストリームスポーツ文化の作り方】


中村竜也 -R.G.C

その原点から始まり、エグゼクティブプロデューサー・文平龍太氏が目指す[CHIMERA GAMES]のあるべき姿に至るまで、その全貌についてお話しいただいたVol.1。そして今回のVol.2では、HERO X編集長・杉原行里(あんり)との対談が実現。互いが持つエクストリームスポーツへの熱い思いを、ボーダーレスに語り合っていただいた。

お腹いっぱいになるバイキングのような遊び場を目指す幅広い活動

杉原行里(以下、杉原):僕自身、レーシングカートをはじめホッケーなど、海外ではメジャーですが、国内ではマイナースポーツと言われる競技ばかりを渡り歩いてきたのもあって、まだまだここ日本では根付ききっていないエクストリームスポーツやストリートのスポーツを、CHIMERA GAMESで表現している文平さんにお会いするのを楽しみにしていました(笑)。

文平龍太(以下、文平):いやいや、とんでもないです(笑)。

杉原:どうですか、このCHIMERA GAMESを始めた3年前に描いていた未来は、近くなってきていますか?

文平:そうですね。前回開催のVol.3で、まずは目標であった来場者1万人というのをクリアできたので、次は2万人、3万人と確実に遊びに来てくれる人の数を増やしていき、どこまで行けるかというとこだと思います。

杉原:3年でそこまでたどり着けるとはすごいですね。

文平:ありがとうございます。でも実は、CHIMERA GAMES自体、興行として収益を上げることを第一に考えていないんです。小学校の学芸会みたいに、こんな面白い競技や遊びがあるから、もっとみんなに知ってもらいたいという気持ちだけで。その延長で今、CHIMERA GAMESに参加してくれているプレイヤー達が、“スクールキャラバン”という形で全国の小中学校を回り、子供達に色々な体験をさせるという活動も同時に行っています。

それは、CHIMERA GAMESが始まったきっかけとはまた違うロジカルで進行している企画でして。今の子供達が置かれている環境って、遊び道具一つとってもクリエイティブ能力が必要ない物ばかりじゃないですか。ゲームにしても、ルールとパターンの中で進んでいくから、与えられた情報をどれだけ飲み込むかってだけなんですよ。

杉原:確かにそうですね。でもそれって子供だけではなく、大人にもそういう方がものすごく増えましたよね。人間として生きていて、一番楽しい部分をなんで簡単に捨ててしまうのだろうと僕も感じていました。逆に相当な決意があってそういう生き方をしているのかと思いきや、捨てていることにも気づいてないというか。

文平:でも紐解いてみたら、その状況って子供達が悪いのではなく、それを与えられていない大人に責任があるんです。だったら、選択肢をとことん作ってあげようと。日本の教育のベースとして、子供が大人として扱われるのって社会人か20歳になってからじゃないですか。でも僕の考えは全く逆で、いわゆる子供と言われている期間は、生まれた瞬間から成人になるまでのトレーニングの時間だと思っているんです。だから特別に子供扱いをしたくないというか。大人が楽に感じる子が、決していい子ではないのでね。

そのくせ「一つのことを始めたら続けなさい」とか言って枠にはめたがるじゃないですか。そんな状況に疑問を持ったからこそ、CHIMERA GAMESがやるスクールキャラバンのような活動に意味があるのかなと思っています。

新しい“なにか”を求め続ける重要性

杉原:HERO Xは単純なメディアとしてではなく、スポーツやプロダクトを掛け合わせた一つのエンターテイメントとして表現することを大切にしていまして。そういう意味でも、文平さんのような面白い考えを持った方達と、何か新しいことができたらといいなと。

僕はもともとデザイナーとして車いすなどを製作しているんですけど、実際に乗ってみたり、車いすバスケのようなことを体験する、もしくは車いす自体のデザインが面白かったり格好よかったりしない限り、ほとんどの人は興味持たないと思っています。じゃあ、その興味のない人たちをプロダクトとして食いつかせるためには、何をしたらいいのかとよく考えるんです。

文平:わかります。僕もラグビーをずっとやっていたので、かなり怪我もしてきました。当然車いすの生活も経験していますし、大変さも知っています。だからこそ言えるんですけど、もっとオシャレでもいいですよね(笑)。カスタムパーツがたくさんあって、自分好みに出来るとか。そういう遊び心がなんでないんだろうって感じていました。

杉原:ですよね!実際に今、そういう車いすを製作している最中なんです。例えばですけど、格好いい自分のマシンとして、車いすのレースを表参道の坂道とかで開催してもいいとも思うんですよ。危ないからダメっていうのが日本では当たり前ですけど、そこを超越していかないと何も変わらないし、生まれないじゃないですか。

文平:CHEMERAでも同じようなことを考えていて、絶対に撮影許可が下りないようなところで、FMXのバイクを飛ばそうと計画してまして。京都の平安神宮の鳥居をどこまで高く飛び越せるかとかね(笑)。何かこのご時世、ワクワクするとかドキドキするようなことって少なくなっているじゃないですか。インターネットが普及したせいで、知ったテイ、聞いたテイ、味わったテイの人が圧倒的に多くてつまらないですよ。もっと現場で体験する良さを味わないと。

杉原:結局それって、人間としての誠意や感謝の気持ちにといった当たり前のことができるかに繋がっているんじゃないかな。やっぱり生身に接しないと、温度感や感情がコミュニケーションとして伝わって来ないですもんね。そういう人達と接していた方が、僕にとってはすごく心地いいんです。文平さんもきっと同じタイプなような気が勝手にしています(笑)。

文平:ボーダーレスな世界になったらいいですよね。それに、やはりCHIMERAも会場に来て、その場の雰囲気を感じてもらいたいのは一番にあります。

杉原:今回対談が決まってから僕なりにCHIMERA GAMESの姿勢を勉強させて頂いて、何か一緒にイベントとか出来たらいいなと思っていました。今考えているのは、既存の福祉用具や補完と言われている歩行補助みたいな物を、僕なりのエンターテイメントにしてスポーツを作り、そうすることで様々なボーダーを“曖昧”にしてやろうと思っていて。さらに、そこでHEROを作れたらなという想いから、[HERO X]になったんです。というところで、今回の対談の核心に迫りたいと思うのですが、車いすバスケって興味ありますか?

文平:もちろん興味あります。あまり障がい者スポーツという見方はしていなくて、単なるスポーツの一つという感覚で知っています。最近でこそ、健常者でも車いすバスケをやる方が増えてきているけど、まだまだ認知度は低いですよね。障害の有無に関係なく実際にプレーしている人達が、自分のマシンをカスタムしたり、魅せるという方向に行かなければ先がないかなとも思う。

杉原:おっしゃる通りだと思います。ちょっとそういうのを一緒に企画しませんか?お互いの得意な分野で協力し合えば、きっと素晴らしいイベントになりますよ。

文平:いいですね。やりましょう!CHIMERAチームは、基本的になんでもウェルカムなんで(笑)。

精一杯遊ぶことが仕事となる。世の中のためになる。そう言わんばかりの熱量で進んでいった今回の対談。一時間以上にわたる対談の中で、歩んできた道に驚くほどの共通点を見つけた二人が仕掛ける何かを、ワクワクしながら待ってみよう思った。そして、新しい“何か”が生まれる瞬間って、意外とシンプルなんだと感じた。

CHIMERA GAMES Vol.4
日程:2017年10月14日(
)、15日() 11:00~19:00(開場10:00)※雨天決行・荒天中止
会場:CHIMERA GAMES お台場特設会場(江東区青海臨時駐車場R区画)

詳しくはCHIMERA GAMESオフィシャルサイトから。 http://www.chimeragame.com/

(text: 中村竜也 -R.G.C)

(photo: 壬生マリコ)

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