テクノロジー TECHNOLOGY

バーチャル試着もできる!トレーニングメニューもAIがリコメンド「スマートミラー」

HERO X 編集部

インターネットに接続し、鏡に情報を表示する…そんな「スマートミラー」が人気だ。すでに百貨店やサロンなどで活用されているが、3月上旬発売の「Inada Mirror」は、AIによっておすすめのファッションなどが提案され、バーチャル試着なども可能な次世代型ミラー。美容やファッション、ヘルスケアなどのレコメンド情報をトータルに提供する。

日本の販売店の店頭などでも導入が進むスマートミラーはデジタルサイネージなどの屋外広告・インフォメーションにも活用されている。ファミリーイナダ株式会社が発売する「Inada Mirror」は、世界初のバーチャルスタイリング機能付きのスマートミラー。パーソナルトレーニングの機能や、健康分野でのおすすめ情報を表示する機能などがあり、ヘルスケア・美容のデバイスとして幅広く使える。また、ユーザーが自分の性別・身長・体重・顔のタイプを登録すると、AI機能を活用して、その人に合ったファッションコーディネートを提案。監修にはプロのスタイリストが参加している。レコメンドされた商品をミラー内で購入できる機能もあり、まさに次世代のスマートミラーといえるだろう。

発売元のファミリーイナダはマッサージチェアの製造販売を主とする企業だ。これまでに、AI搭載の医療型マッサージチェアなどを開発してきた。また、2016年からは、マッサージチェアから発展し、クラウドでユーザーの健康管理を行うシステムも提供している。その技術が「Inada Mirror」にも活かされた形だ。

スマートミラーの技術は世界で注目を浴びている。アメリカではフィットネス業界で大きく注目されており、フィットネスクラスをバーチャルで受講できるミラーなども登場している。また、身体の情報を3Dで取得し、ダイエットなどに活用するシステムも生まれている。

参考記事:ITのネクストトレンドなるか?スマートミラー×フィットネスの市場が拡大中

日本でも今後ますます普及しそうなスマートミラー。ECサイトとの連携がどこまで進められるか、どれくらい個々にフィットしていけるかなど、未知数の部分もあるが、AIとの連携で可能性は大きく広がりそうだ。

[TOP画像引用元:https://inada-mirror.jp/

(text: HERO X 編集部)

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世界初の空飛ぶバイク「LMV496」 約6100万円!

富山英三郎

公道を軽やかに走るバイクが、トランスフォームして空を飛ぶ。そんなアニメのような世界がついに実現した。手がけたのはフランスのカスタムメーカー、LAZARETH(ラザレス)社。空を自由に飛び回るほどではないが、世界初の試みを映し出したティザーに世界が震撼。今年の10月には予約注文が開始される。

乗り物好きには知られた、
フランスのぶっ飛び系メーカー

1998年の創業以来、2輪、3輪、4輪にこだわらず、さまざまな乗り物をカスタムしてきたフランスの LAZARETH(ラザレス)社。その独創的な発想と実行力に、世界中のビハイクルファンが毎回度肝を抜かれてきた。同社は映画『TAXI』シリーズや広告向けのカスタムカーを作成するなど、そのデザイン性に対する評価も高い。

そんなラザレス社が、2019年3月に世界初となる空飛ぶバイク『LMV 496』のティザー映像を公開した。

引用元:https://www.lazareth.fr/

仕組みとしては、通常は走行距離100kmの電動バイクだが、飛行時は4つのホイールがそのまま90度開いてドローンのようなカタチに変身。それぞれのホイールにはガスタービンが搭載されており、1分間に9万6000回転する仕組みとなっている。なお、動画では、地面からおよそ1m離れたところで約1分間ホバリングしているのを確認することができる。

49万6000ユーロ(約6100万円)

こちらは、2019年10月にドバイで開催される世界最⼤規模の情報通信技術(ICT)展⽰会『GITEX』に出展。そこで4台限定で予約注文をスタートするとか。価格は49万6000ユーロ、日本円にして約6100万円。世界初のモデルであるので、歴史的な価値は大きい。日本の道交法で許可が下りるのかは不明だが、通常の電動バイクとして公道を走っている姿だけでもかっこいいので、余裕のある方はぜひ。

ちなみに、この空飛ぶバイク『LMV 496』は、2016年に発表した『LM 847』がベースとなって設計されている。『LM 847』は、前後に2本ずつ計4本のタイヤを装着した全長2560mmのボディに、マセラッティ製の4.7LV8エンジンを搭載したモデル。その奇想天外な見た目と、470馬力という驚異のパワーは当時さまざまなメディアで取り上げられたほど。それが3年後に空を飛ぶというのだから、まだまだ世の中捨てたものじゃない。


空飛ぶバイクのベースとなった『LM 847』 引用元:https://www.lazareth.fr/

[TOP画像引用元:https://www.lazareth.fr/

(text: 富山英三郎)

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