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かつてライバルだった小池岳太選手と夏目氏が、「JCD NOW」で対談!

HERO X 編集部

あらゆるコミュニケーションのプロ集団、株式会社JTBコミュニケーションデザインが運営するサイト「JCD NOW」で、株式会社RDS社員で元チェアスキーヤーの夏目堅司氏が取り上げられている。東京パラリンピック出場を目指す障がい者アスリート、小池岳太選手が夏目氏と対談。パラスキー競技では、時に、ライバルとなった2人だが、共に戦いを歩んできた絆は強い。日本代表チーム団の一員として、どのようなことに気を配りながらチームメイトたちとコミュニケーションをとっていたのか、今回の対談ではその様子が詳しく紹介されている。

小池岳太選手はパラスキー立位競技の選手として、冬季パラリンピック4大会に出場。今や冬季パラの常連ともいえる選手だが、2020東京パラリンピックでは新たに自転車競技に挑戦する予定だ。パラスポーツの場合、こうした二刀流、三刀流の選手がいるのも面白味のひとつ。選手として自国開催の舞台に立てる機会はそう多くはないため、冬季種目の選手の中には、今後も夏のパラリンピック競技参戦を発表する選手も出てきそうだ。

対談を行った株式会社RDS夏目氏は「HERO X」でも度々取り上げてきた(http://hero-x.jp/article/3326/)パラアルペンスキー座位で活躍した人物。2010年にバンクーバーパラリンピックで出場を決めると、立て続けに冬季パラリンピックに出場、2018年ピョンチャン大会まで、選手として白銀のゲレンデを駆け抜けた。ピョンチャンをもって現役を引退、現在は株式会社RDSにて、競技用車いすなどの開発に携っている。

対談の中で夏目氏は「選手としては完全に引退」したが、「次世代のために環境づくりを手伝っていきたい」と語っている。障がいを負うまでは白馬八方尾根スキースクールのインストラクターとして活躍していた夏目氏。パラスキー日本代表選手団の中では、選手としてだけでなく、多くのアスリートたちからアドバイスを求められる兄貴的存在だった。現役は引退したものの、パラ競技を支える競技用用具の製作者として、パラアスリートと共に闘う覚悟を決めている。元アスリートが手掛ける競技用車いすやチェアスキーがどんな結果をもたらしてくれるのか、選手からの期待が高まっている。

JCD NOW
https://www.jtbcom.co.jp/article/sports-entertainment/669.html

画像提供:株式会社JTBコミュニケーションデザイン

(text: HERO X 編集部)

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元車いすバスケ日本代表キャプテンを、2 on 1で止められるか!?【X-CHALLENGE】

朝倉 奈緒

パラアスリートのエクストリーム・スポーツの凄さを、お笑いコンビ、シンプルの大蜘蛛さんが体を張ってお届けする連載企画『X-CHALLENGE』第3弾は、車いすバスケットボール。元日本代表キャンプテンであり、現在も年間約100の小中高校を、車いすバスケの楽しさ伝えて周るパラエンターテイナー、根木慎志さんにご登場いただき、ガチンコ対決のもようをお届けします。

まずは、基本のルールから。一般のバスケと何が違うの!?

序盤、「バスケなら俺にもできそうやん….(車いすスポーツも慣れてきたし)」的な雰囲気を醸し出す大蜘蛛さん。教えるプロでもある根木さんが、トラベリングやダブルドリブルなど、一般のバスケと車いすバスケのルールの基本的な違いを丁寧に指導してくださいます。

まずはドリブルにチャレンジ。「ドリブルを最少限に抑えるには、2プッシュ1ドリブル(ウィールを2回こぎ、ドリブルを1回する)が基本。」と根木さん。横を一緒に走りながら、見様見真似でプレイする大蜘蛛さんですが、飲み込みが早く、車いすで進みながら、連続でドリブルすることに成功!

次はバスケにおいて、一番大切なフォームであるシュートにチャレンジ。「一般のバスケは足の膝を使ったりジャンプをするけれど、車いすバスケは、ほぼ上半身の力のみでシュートしなければならない。まずはやってみて。」と根木さんに指示され、ゴール前でボールを構える大蜘蛛さん。顔とポーズだけはキマっていますが、最初はゴールまで全く届かず。何度か打ってみてコツをつかみ、ゴール下からようやくシュートが決まります。

そして、さらなる挑戦。体力勝負のバスケの試合において、持久力や瞬発力を養うために必要だが最も辛く、真のバスケットボールプレイヤーになれるとされるトレーニング「20分間走」を、ゲームで負けた方に課せられることに。これにはHERO X編集長も参戦し、“チームHERO X“と根木さんとのガチンコ対決となりました。2対1という優位に立ち、「まじで勝っちゃいますよ?」と自信満々の大蜘蛛さん。

プロも嫌がる恐怖のトレーニング「20分間走」。果たして完走できるのか!?   

ハーフコートで、先に10ポイント獲得した方が勝ちというルールでゲームスタート!ドリブルやパスを駆使しながら根木さんに挑むチームHERO X。がしかし、慣れない車いすを操作しながらのプレイは困難を極め、まともにボールを追いかけることもできません。なんとかシュートに持ち込みますが、ボールはゴールに届かず。

そこで根木さんの反撃。巧みに車いすを操り、見事なドリブルと身のこなしで二人を蹴散らし、あっという間に8ポイント決めてしまいます。

二人でかかっても全く太刀打ちできないチームHERO X。一度作戦会議の時間をもらうも、肝心なところでシュートが決まらず。最後は根木さんのミドルシュートで完敗。結果0対10で、一本も根木さんからポイントを取ることは叶わずでした。

ということで、バツゲームとなっていた恐怖の「20分間走」にチャレンジ!なんと男気溢れる根木さんは勝者にも関わらず、共に走ってくれることになりました。3人揃ってコートをグルグルひたすら車いすを走らせます。最後まで余裕綽々の根木さんに対して、5分も経つと、表情から笑みが消えたチームHERO X。なんとか全員で完走しましたが、「こんなに車いすバスケが辛いとは思いませんでした…」と、ボロボロになった大蜘蛛さんは漏らすのでした。

XCHALLENGE、いかがでしたか?次回は、さらにエクストリームなスポーツにチャレンジするかも!?乞うご期待ください。

根木慎志
2000 シドニーパラリンピック車椅子バスケットボールに日本代表キャプテンとして出場。現役引退後、現在は、公益財団法人 日本パラリンピック委員会  運営委員、日本財団パラリンピックサポートセンター 推進戦略部に所属し、「あすチャレ!」プロジェクト ディレクターを務めるなど、パラスポーツを中心としたスポーツ全般の普及活動で全国を巡っている。

シンプル 大蜘蛛英紀
サンミュージックプロダクション所属。キングオブコント2012 / 2016にて準決勝進出の実力 を持つお笑いコンビ「シンプル」のボケ担当。
http://www.sunmusic.org/profile/simple.html

(text: 朝倉 奈緒)

(photo: 大濱 健太郎 / 井上 塁)

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