医療 MEDICAL

通院による感染リスクを防ぐ!コロナウイルス対策につながるAI問診&オンライン診療2選

HERO X 編集部

新型コロナウイルスの影響で、対面での診療に危機感が募っている。基礎疾患がある患者は感染により重篤化する可能性もあり、病院に行きづらいことも多いだろう。そこで注目されているのが診療時間を節約できるAI問診やオンライン診療。今回、院内感染のリスクを低減できそうな2本をピックアップしてみた。

外来にかかる時間を短縮、
医師も喜ぶ「AI問診Ubie」

現在、多くの医療機関で使用されているのが、紙の問診票。患者が一度紙に書いた内容をもとに医師が診療室で新たに問診し直し、改めて電子カルテに入力するという流れだ。一度書いた内容をもう一度入力し直すという作業が発生し、問診の時間も伸びてしまう。新型コロナウイルスの猛威が報道されるなか、医療機関への滞在時間はできるだけ短くしたいところだろう。

現役医師とエンジニアが開発した問診専用システム「AI問診Ubie」は、東京都に本社を置くベンチャー企業のUbieが開発したシステム。患者は受診前にタブレットを渡され、タブレットから出てくる質問にタッチして答えていく。その問診内容が医療用語に変換された上で、医師のカルテに即座に落とし込まれる仕組みだ。医師は診療室で速やかに治療方針を決定することができ、病院での待ち時間も短縮される。

現在、東京都内の大学病院をはじめとし、全国の200施設以上で導入が進められている。使い勝手もよく、70代の9割が入力可能で高齢者の使用も安心だ。

今後はこういったAI問診システムが、遠隔で行われる可能性もある。AIによる的確な問診が離れた場所で可能になると、患者の安全も守られていくのではないだろうか。

元記事URL:http://hero-x.jp/article/8327/

オンライン診療が初診から可能に!
対象病院を素早く検索できるアプリ

病院に行かなくても、スマートフォンやタブレットを通じて自宅で診療が受けられるオンライン診療。今まで厚労省は、通院歴や入院歴のない患者には、初診での対面診療を義務付けてきたが、このたびの新型コロナウイルスの流行をうけ、正式に初診からのオンライン診療を解禁した。

これで、来院せずに服薬や治療の相談が受けられるようになった。といっても、どこでも出来るわけではなく、オンライン診療用のシステムを導入している病院でなければ受診はできない。そこで、活用したいのが全国の病院を検索できるアプリ。

画像引用元:https://clinics.medley.life/

オンライン診療システムの「CLINICS(クリニクス )」が提供するアプリサイトで、自分が住む地域のどの医療機関がオンライン診療に対応しているかを調べられる。また、各医療機関の予約サイトに直接リンクしているので、その場でオンライン診療を予約することも可能だ(診療メニューには制限あり)。感染予防のためにも、ぜひ活用していきたい。

(text: HERO X 編集部)

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医療 MEDICAL

コロナ医療崩壊を食い止めろ!病床、診察室確保を支える凄いテント

HERO X 編集部

いよいよ、緊急事態宣言が発令された。感染者数が減少傾向になるまでの数週間、正念場を迎えている。懸念されているのが医療崩壊の危機だ。東京都では民間のホテルを利用しての軽症者の受け入れもはじまり、症状が重い人が優先的に病室を使える仕組みができはじめている。とはいえ、医療現場からは病床確保が難しいとの声も聞こえてくる。この難局をどう乗り越えるか。

なぜ起きる?病床確保問題

都内の感染者数が1000人を越え、緊迫感を増す国内。中でも懸念が続くのが診察室や病室の確保問題だ。しかし、都内近郊には入院病棟を持つ病院は山ほどあるはず、病室が確保できないとはどういうことなのか?初歩的な疑問を持つ人もいるだろう。ネックのひとつとなっているのが新型コロナウイルスの感染力の強さだ。このウイルスは飛沫感染や直接患者に触れることで感染する接触感染により広がると報告されている。ご存知の通り飛沫感染は病原体を持つ人が放つくしゃみや咳から飛び散るウイルス入りのしぶきを周りの人が吸い込んでしまうことで感染するもの。多くのメディアで言われるように、しぶきは目に見えないほどの小さな粒の場合が多く、半径2メートルの範囲まで飛び散ることさえある。

このため、他の患者と診察室は分けることが望ましく、コロナウイルス感染者の入院を受け入れる場合、感染者の病室内の空気が外に出ないよう、空調設備により部屋の外よりも空気圧を低く保つようにした陰圧室と呼ばれる部屋が必要となる。だが、陰圧室の設置は義務化されていないため、入院病棟を持つ全ての病院が持ち合わせているわけでもない。

そもそも、疾病のある人が多く集まるのが病院だ。陰圧室を持たない病院では集団感染のリスクを高めてしまう可能性もあるため、コロナ患者の受け入れが難しいという実情がある。

そんななか、注目されているのが野外テントの存在だ。震災時の仮設設営などの協力実績を持つTSP太陽株式会社は陰圧式医療用テントの供給を開始したと発表した。被災地支援の経験を活かし、日本の医療現場の支援にあたるとしている。

TSP太陽株式会社によれば、同社が保有する資材を使い仮設病棟、仮設診察室の設置が可能となると言う。動画のようにわずか1分で設営が完了するテントもあり、必要に応じて増設ができる。病床確保の課題に不安が残る日本、大震災を経験した日本ならではの解決策は見出せるか、期待は高まる。

(text: HERO X 編集部)

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