ワクワクする未来の社会を創造する聴く冒険プログラムをお届けする。ZIP FM オフィシャルPodcast番組「HEROQUEST」。この番組では、「社会の課題」を解決し、「未来の社会」のインフラを整える開発者やエンジニア、起業家たちを「HERO」として迎え、いま、起きている「進化」の最前線を紹介する。
今回のテーマは「サステナブルな暮らし」。ゲストは、サステナブルなライフスタイルブランド「Allbirds」マーケティングディレクターの蓑輪光浩さん。なるべく天然素材を使うことで環境負荷を下げるサステナブルな靴やアパレルが人気のAllbirds。履き心地の良さとミニマルなデザインを追求するAllbirdsがどのようにして生まれたのか、マーケティングディレクターとして関わる蓑輪さんがブランドヒストリーやポリシーを語る。プロセスを知ることでファンになる、Allbirdsのブランディングアプローチとはどんなものなのか。
後半の放送では、さまざまなアパレルブランドでマーケティングや商品開発に携わってきた蓑輪さんのキャリアを紐解く。靴の重要性や最新プロジェクト、私たちが日常で取り組める「サステナブルなチョイス」のヒントに迫るとともに、その先に見える未来の暮らしを展望する。

<ゲストプロフィール>
蓑輪光浩
オールバーズ合同会社 マーケティング本部長
1997年NIKE JAPAN入社。ワールドカップ、箱根駅伝、NIKEiDをはじめとしたマーケティングに携わる。2008年にNIKE EUROPE赴任。2011年よりユニクロにて、錦織圭らトップアスリート契約、PR広告戦略、商品開発に携わる。2016年よりレッドブルに入社しフィールド・マーケティングを統括。2018年にビル&メリンダ・ゲイツ財団 東京オリンピック プロジェクトマネージャー就任。2019年よりAllbirds Japanのマーケティング ディレクターを務める。2022年Campaign Asiaにおいて、最も影響力のあるTOP50マーケターに選出。
「HEROQUEST」はポッドキャストで無料配信中
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PODCASTプログラム #HEROQUEST はニッポン放送PODCAST STATIONで無料配信中
未来の社会をデザインするHEROを迎える【聴く冒険プログラム】。
今回のHEROは、サステナブルなライフスタイルブランド「Allbirds」のマーケティングディレクター:蓑輪光浩さん。
カーボンフットプリントってなに?!
日常の買い物に「サステナブルな選択肢」をポップに、無理なくデザインするヒントを考えます。
●Allbirdsのブランドヒストリーとは?
●何が地球にやさしいの?
●プロセスを知ることで、ファンになる!ブランディングのアプローチ
●数値が可視化されることで、自分事になる?!
私たちが日常で取り組むことができるサステナブルな選択のヒントがここに!
https://podcast.1242.com/show/zip-fm-original-podcast-%e3%80%8eheroquest%e3%80%8f/
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次回のゲストは、アーティストであり、アートディレクターや絵本作家としても活躍している清川あさみさん。順次放送を開始する。
(トップ画像引用元:https://www.allbirds.jp/)






秋晴れの空が美しい10月の朝、チーム伊藤のメンバーがRDS本社に集まり、第2回目となる研究開発ミーティングが行われた。
「往々にして、アスリートと開発側のコミュニケーションは一方通行になりがちです。例えば、“こんな感じになれば、もっといい”と選手が言う時の感覚は、当然ながら目に見えるものではなく、いわば、本人にしか分からない体感的なもの。それらを開発側の僕たちがきちんと理解するためには、『感覚を数値化する』ことが不可欠です。そうすることで、選手の意図をより正確に捉えることができると共に、数値という明らかな指標があれば、伊藤選手と開発チームの互いにとって、現状を把握する助けにもなりますし、ひいては、最大限に力が発揮できるマシンの開発に活かすことができます」とクリエイティブ・ディレクターの杉原は話す。
いざ、感覚の数値化へ。伊藤選手の頭、肩、肘、手首などの可動部と、ホイールなど、マシンの各部には、“マーカー”と呼ばれるモーションキャプチャの計測点が取り付けられた。伊藤選手が、100m走を想定して、屋内練習用マシンをこぐ間、天井の四方に設置したカメラが、伊藤選手とマシンの動きを多方向から撮影すると、認識されたマーカーが、パソコンを介してデジタル化した動作として取り込まれ、スクリーン上に映し出される。
車体のフレームに鼻がぴったりつきそうなほど頭を深く下げた前傾姿勢で、伊藤選手が全力疾走を繰り返す間、計測は続けられた。固定された屋内練習用マシンが、今にも超高速で走り出しそうなパワフルな動きに、開発チームの視線が釘付けになる。「マシンとグローブが“ギア”なら、伊藤選手の腕は“車のエンジン”」と杉原が語る意味が腑に落ちてくるようだ。測定したデータを解析用ソフトに取り込むと、各マーカーの変位量が表示され、それらを繋ぐと、車体や伊藤選手のフォームや動きが浮かび上がる。インターバルを挟みつつも、立て続けに走った伊藤選手の額は、汗でびっしょりだった。
