テクノロジー TECHNOLOGY

さあさあ、こちらへどうぞ!自動で車を誘導してくれるパーキング・ロボット

HERO X 編集部

遊園地や空港など、巨大な駐車場内で空きを探してさまよった経験はだれしもあることだろう。そして、運よく駐められた場合でも、目印などの少ない平面の駐車場の場合、自分の車をどこに駐めたのか分からなくなることがある。暑さの厳しいこの頃では、この駐車場での迷子は体力を消耗、熱中症にもなりかねない。そんな不便をテクノロジーの力で解決してくれるのが動画に紹介されているパーキング・ロボット。フランスのスタートアップ Stanley Robotics が開発を手掛ける自動駐車ロボットだ。

まるで青い目のような光を放ちながらやってくるのが自動で駐車をしてくれるパーキング・ロボット。顔立ちはとても愛らしい。使い方は簡単で、ドライバーが所定の車庫に入れると、このロボットがサッと現れて車体の下に器具を滑り込ませ、駐車場内の空いているスペースまで運んでくれるというものだ。コンピューターにより空いているスペースを常に把握しているため、人間が探すよりもはるかに早いスピードで駐車が完了する。すでにリヨン・サンテグジュペリ空港では利用がはじまっているようだ。フライトぎりぎりという時に限って空きの見つからない駐車場。このパーキング・ロボットがあればハラハラする時間を過ごさなくてもよくなる。

空港の駐車場の場合、予約の際に旅のスケジュールを入れておけば、預けた時には奥の方のスペースに駐めてくれ、帰るころには手前に移動。顧客のスケジュールを踏まえながら駐車位置を変更するのもパーキング・ロボが自動で行ってくれる。特に、ドライバーが車いすユーザーの場合など、入り口からはるか離れた場所まで車を取りに行くのは一苦労だ。また、駐車場内でさまよえば、場内を走行している車との事故に遭わないとも限らない。まさしく利便性と安全をもたらしてくれるシステムとも言えるだろう。

また、駐車場を管理する会社としてもありがたい。その日は出庫予定のない車の前には別の車を詰めることで、無駄なスペースを削減できる。なおかつ、誘導員もごく少数でまかなえるため、人件費の削減にも繋がりそうだ。こうしたロボの導入により、実は空いているのに満車の看板が出されることもないだろう。

[TOP動画引用元:https://stanley-robotics.com/solutions/how-it-works/

(text: HERO X 編集部)

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テクノロジー TECHNOLOGY

STAY HOMEでその足腰弱ってない?今必要なのはコンディションの改善!?

Yuka Shingai

外出自粛、在宅勤務の要請を受け、運動不足の解消にとオンラインでのトレーニングやワークアウトに注目が集まっているものの、歩く機会が減ったことで足腰の衰えを感じたり、体が重く感じられる人も少なくないだろう。思うように外でスポーツを楽しむことも、ジム通いも憚られる今、少しでもコンディションの改善を促してくれるアイテムを活用したい。

足元からコンディションを整える
「TENTIAL ZERO」

アスリートが最高のパフォーマンスを発揮するために、自分のからだの調子をベストな状態へと近づけるための調整(コンディショニング)を一般生活者にも届けるという理念を掲げるスポーツテック企業「TENTIAL」。CEOの中西裕太郎氏はサッカー選手としてインターハイで全国大会出場経験も持つ元アスリートだ。
同社は、1日平均6342歩という歩行において、衝撃を支えるのはたった2本の足という事実に着目し、足元から体全体のコンディションを整えるインソール『TENTIAL ZERO』を2019年8月に発売開始した。

足の外側縦アーチの頂点にある立方骨を中心に足の骨格を整える、特許取得済のBMZ cuboid balance理論により、歩行時の推進力、運動時の俊敏性に加え、直立姿勢で身体のバランスをとる安定性を同時に叶えることができる。無意識のうちにボディバランスのよい、理想的な姿勢の維持に繋がることで、外反母趾や偏平足といった足の悩みから腰痛や肩こりの解消まで効果が期待できるシロモノなのだ。

気になる価格は7980円で、30日トライアル期間として返金保証もある。リモートワークが続き、オフィスとは違う仕事環境で背中や腰に不調を抱える声も多いなか、一度試してみる価値がありそうだ。

まるでアクセサリーのような
姿勢矯正デバイス「ALEX PLUS」

記事URL:http://hero-x.jp/article/4329/

以前、HERO Xで紹介した韓国発の姿勢矯正デバイス「ALEX PLUS」も今、改めてチェックしたいアイテム。
長時間前傾姿勢を続けることで、頚椎本来のS字カーブが失われたストレートネックが首や肩の痛みに繋がることはよく知られているが、本デバイスは首に装着するだけで悪い姿勢を振動アラームが通知してくれるほか、専用アプリのレポートで時間別、日別のデータも確認することができる。25グラムと非常に軽量でシンプルかつミニマルなデザインだから、デスクワークやオンライン会議中でも邪魔にならない優れものだ。

fuRoとRDSのコラボから生まれた
シーティングシミュレータとは?
「SS01」

記事URL:http://hero-x.jp/article/7806/

編集長・杉原とfuRo(千葉工業大学・未来ロボット技術研究センター)所長・古田貴之氏による対談。車いすレースや日常用車いす、シッティングスポーツ全般を想定して、最適なシートポジションを割り出すシミュレーター「SS01」の開発でコラボレーションを果たした2人が、「SS01」製作の背景や、著しく高齢化に向かう社会のなかで想像する次なるイノベーションについて語り尽くす。
来る少子高齢化について、課題として捉えるのではなく、アクティブシニア層が経済活動を牽引していけるようなサービスやインフラを拡充するなど、世界一のモニター国家として日本が目指していくべき方向性について言及したパートは、これまでにない着眼点で非常に示唆に富んだものとなった。

外出自粛によって体力の低下を感じた方も多いだろうが、そもそも筋力を失うとどうなるのか想像してみたことはあるだろうか。超高齢社会を迎えるわが国だからこそ、一人ひとりが健康寿命を延ばし生活を維持できることが理想とされるが、その健康の鍵となるのが生活するうえでのコンディションを最適化することなのである。歩かなくなれば足腰が弱くなり、足腰が弱くなれば転倒する危険もあり、高齢者の転倒は寝たきりの原因となる骨折を、そして寝たきりは認知症を発症してしまう原因ともなり得る。
いつまで続くのか先行きが見えない毎日だからこそ、そんな未来を見据えてまずは歩くことから、少しでも身体を整えていきたいものだ

(text: Yuka Shingai)

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