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もはや「大人のベビーカー」!セグウェイのイメージを覆す「Segway S-Pod」とは?

HERO X 編集部

大人だって座って楽に移動したい! そんな夢を叶えてくれるものが発表された。もはやこれは「大人のベビーカー」だと世界中から注目が集まっているという。 最先端の新しいガジェットが集結するCES2020(Consumer Electronics Show)において、お目見えしたのがこちら。セグウェイ・ナインボットから発表された最新セルフバランススクーター「Segway S-Pod」。観光地を徒歩よりも効率的に移動することで世界中を魅了したこれまでの立ち乗りセグウェイのイメージを覆し、ユーザーは座ったままで楽に移動ができるという。

「S-Pod」は、空港やテーマパーク、キャンパスやショッピングモールなどでの移動を想定して開発された1人乗りのモビリティ。現在のところは一般向けの販売や公道での走行はしていないが、未来の都市に向けて新しい交通手段をもたらすセグウェイの最初のステップとして世界中から注目を集めている。

近未来をイメージさせる流線型のシルエットで、アニメ映画『ウォーリー』に登場する“ホバーチェア”を思い出した方もいるかもしれないが、実はこの「S-Pod」、映画『ジュラシック・ワールド』シリーズに登場した恐竜を見学するための乗り物、“ジャイロスフィア”にヒントを得て開発されたという。
車いすでもない、バイクでもない、小型自動車でもない乗り物。最高速度は時速24マイル(約38.6㎞/h)というから、まさに “走る椅子” といったところだろうか。

これまでの立ち乗りセグウェイ(ハンズフリー・セルフバランススクーター)モデルと同じジャイロスコープ・セルフバランスという技術が使用されているが、これまでのセグウェイのように、ユーザー自身がバランスを取り、加速や減速の際に体を傾けて重心を変化させる必要はない。アームレストに設置されたジョイスティックというコントローラーを操作することによって、座ったままポッド自体の重心を変化させての移動が可能になり、方向転換や回転もスムーズ。メインの2輪に加え、前後にも小さなタイヤが付いているので、電源が入っていないときでも転倒することなく安定した自立を保つことができるというから安心だ。

行きたい場所まで座って楽に移動する。そんな新しい交通手段を選択できる日がもうすぐそこまで来ている。

[TOP画像引用元:https://www.segway.com/segway-s-pod/

(text: HERO X 編集部)

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心の不調感じてない?メンタルヘルスをチェックできるサービス2選

Yuka Shingai

行動の制限、感染に対する不安や孤独、景気の停滞など、長引く新型コロナウイルスの流行が、私たちに与えるストレスは大きい。徳島大学が今年の2月、緊急事態宣言(20年春)の対象7都府県の18~89歳を対象に行った調査では、約2割の人が気分が落ち込むなど「治療が必要な抑うつ状態」と推定されるという結果も出ているようだ。ストレスの大小や老若男女問わず、先々の見通しが立たない中で、メンタルヘルスには気を付けたい。技術の進歩により、日々の何気ない動作からも計測できるようになったメンタルメルスに関するサービスについてご紹介しよう。

ストレス具合が計測できる
瞳孔反応解析技術


ストレスチェック、メンタルヘルスチェックというと、何十問にも及ぶ設問を一つ一つ解いて…というイメージも根強いのではないだろうか。2015年12月より、50人以上の従業員を抱える事業所には厚生労働省の「ストレスチェック制度」が義務付けられているが、働き方が多様化する今、求められるのはより個に寄り添った柔軟なチェックかもしれない。
夏目綜合研究所によるアイトラッキング(視線計測)を含む「瞳孔反応解析技術」は、これまで取得できなかった「人間の無意識の反応」に着目している。交感神経が活発になると拡大し、副交感神経が活発になると縮小する自律神経によって動く瞳孔は意識的に操ることができず、自律神経の乱れはストレスや疲労、何かしらの不調を察知するカギとなる。近赤外線センサーとモニターで瞳孔の収縮・拡大や視線を追っていくことで、ストレス度合いがチェックできる。
メンタルヘルスと近しい領域である医療はもちろんのこと、エンターテインメントやマーケティングなどでも活用が期待されているとのことで、人間が「目」から受け取る情報量の多さを物語っている。

記事を読む▶“目は口ほどに物を言う”心や身体の不調が瞳で分かる時代へ! 日本が誇る「瞳孔反応解析技術」

これからの新常識になるか?
睡眠計測サービス「インソムノグラフ」

食事と並んで健康のバロメーターとも言える睡眠。リモートワークやオンライン授業、外出自粛による運動不足、もちろんストレスも合わせると、寝つきが悪くなった、眠りが浅くなった、しっかり寝たつもりでも疲れが取れないなど、コロナ禍における睡眠の悩みは例年よりも大きくなっている。グーグル検索でも「不眠症」という言葉の検索が60%も多くなっているようだ。
筑波大学発のベンチャー企業、S’UIMIN(スイミン)社による睡眠計測サービス「InSomnograf®:インソムノグラフ」は、AIの活用によって、これまで検査入院しないと測定できなかったレベルの睡眠計測を自宅で簡単にできる。睡眠時の脳波に加えて、目の動きや一部の筋電も含めて計測する。3つの電極が付いたシートを額につけて、左右の耳の後ろに2つの電極を装着し、デバイス本体と接続。寝るときにボタンを押下して計測を開始し、起きたときに再びボタンを押せば計測は終了。スマホやPCにつないで直近のデータを取得するほか、5日以上計測して総合評価も行う。
同社が今後目指すのは、睡眠脳波計を家庭用血圧計くらい身近にすること。仕事やスポーツのパフォーマンスにも大きく影響する睡眠をモニタリングすることは今後、検温や血圧チェックのようなルーティーンになっていくかもしれない。

記事を読む▶【HERO X × JETRO】睡眠の謎に挑み続けるベンチャー企業「S’UIMIN」

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(text: Yuka Shingai)

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