コラボ COLLABORATION

チームRDSを語る!【HERO X RADIO vol.17】

HERO X 編集部

ウェブマガジンの枠を超え、リアルに会い、リアルに繋がり、リアルに広がるしかけを作り出すメディア「HERO X」のラジオ番組『HERO X RADIO』。本記事では、前回第17回の様子をレポート。次回の公開収録は10月25日(金)となっている。

リアルと繋がる場としてスタートしたラジオ番組『HERO X RADIO』は、Shibuya Cross-FM(http://shibuyacrossfm.jp/)にて、毎週第2・第4金曜 13:00-13:50 にオンエア中。渋谷のシダックススタジオから生放送でお届け、ネットからのリアルタイム視聴もできる。

パーソナリティーを務めるのは「HERO X」編集長の杉原行里と、株式会社マグネットにて様々なプロジェクトや広告のプロデュースを手がける傍ら「HERO X」プロデューサーを務める佐藤勇介。毎回、次世代を見据えて活躍する“HERO”をゲストに迎え、日本のあるべき未来をディスカッション、番組内で出たゲストとのアイデアのうち、より具体性のあるものについては製品やイベントに落とし込むことまで考えていく番組となっている。

前回第17回のゲストは、小西哲哉さん、中川雅俊さん、みんなのたかみちさん。

小西哲哉 (こにし・てつや)
千葉工業大学大学院修士課程修了。パナソニックデザイン部門にてビデオカメラ、ウェアラブルデバイスのデザインを担当。退職後、2014年にexiiiを共同創業。iF Design Gold Award、Good Design Award金賞等受賞。2018年に独立しexiii designを設立。現在も継続してexiii製品のプロダクトデザインを担当。

中川雅俊 (なかがわ・まさとし)
RDSのPRプロデューサー。コミュニケーション設計からコンテンツ開発、メディアアプローチまで現場経験が豊富で、PR会社(株)マテリアルでは、IT・航空・レジャー施設・飲料・菓子メーカーなど幅広い分野の企業PR、地方自治体PRを担当。東京都のパラスポーツ応援プロジェクト「TEAM BEYOND」のPRも担当し、2017年に様々な領域のメンバーで事業をつくるCrystallize firm quodを設立。NPO法人 plususの理事長も務める。

みんなのたかみち
ワタナベエンターテインメント所属のお笑いコンビ「プリンセス金魚」のツッコミ担当。2016年10月より、相方の大前亮将が拠点を名古屋に移したため、『遠距離コンビ』となる。以来、単独でライブなどに出演し、ピンネタを披露する機会も増えている。TBSラジオ『アフター6ジャンクション』 TEAM BEYOND のコーナーを担当。パラ芸人としての立ち位置を確立しつつある。

今回、杉原編集長は、週末に鈴鹿サーキットで行われる「2019 F1世界選手権日本グランプリレース」に参加するため欠席。プロデューサー佐藤と、杉原が率いるRDSでプロダクトデザインを担当する小西さん、PR担当の中川さん、そして、同社関連のイベントなどでMCを務めているみんなのたかみちさんの4人で放送をお届けした。

今回のテーマは「チームRDS」について。RDSという組織の魅力や、今後の展望について熱く語り合う…はずだったのだが、本人がいないのをいいことに!?、RDSメンバーから見た杉原編集長についての話題で、スタジオは大盛り上がり。ある意味レアなトークが展開された。

番組前半は、六本木ヒルズアリーナで開催されるイベントの話題から始まり、杉原編集長の魅力を徹底討論。彼について「人がうまく言葉にできない思いを言葉にするのがうまい」と話す中川さん。プロデューサー佐藤は「無邪気なのに、その場の空気や行間を読む力がある」と評価する。ポジティブな意見が挙がるなか、みんなのたかみちさんは少々思うところがあるようで…!?(笑)

番組後半のトークテーマは「一歩先のチームRDS」。単発のプロジェクト同士がつながり、強固な力になりつつあると話す小西さん。中川さんも、この勢いで一つひとつの思いを形に変えていくことで既存の概念を変えていけるはず、と手応えを感じているという。

杉原の「つなぐ力」や行動力が、今の勢いにつながっていると話す一方、彼に「これだけはやめてほしい」ことを語る場面では、一同の本音トークが炸裂! チームRDSの熱さと楽しさが目一杯伝わってくる放送となった。

次回第18回となるオンエアは、10月25日(金)13時~。

前回欠席だった杉原編集長とプロデューサー佐藤が熱いトークの続き⁉︎をしつつ、「HERO X」のさらなる展開について公開会議を断行する予定。

※本編の動画は都合により掲載しておりません。

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HERO X RADIO
毎週第2・第4金曜 13:00-13:50 ONAIR
http://shibuyacrossfm.jp/

アーカイブ動画はこちらからCHECK!:YouTube

(text: HERO X 編集部)

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新展開をみせるCHIMERA GAMES Vol.6に、HERO Xが遂に参戦!【エクストリームスポーツ文化の作り方】前編

中村竜也 -R.G.C

今回で3回目の登場となる『CHIMERA GAMES』エグゼクティブプロデューサー・文平龍太氏。前回のHERO X編集長・杉原行里(あんり)との対談で話していた「何かを一緒にやろう」という話が、今回のVol.6で遂に実現することに。ネクストステージに立った両者の目指すところとは!?

新しい挑戦のはじまり

杉原:早いもので前回対談させていただいてからあっという間に1年ほど経ちましたが、今回9月29日(土)、30日(日)の2日間に渡り開催される “CHIMERA GAMES Vol.6” では、今までにない挑戦をしているようですね。具体的に聞かせていただけますか?

文平:今までは、FMX、BMX、スケートボード等各ジャンルのトッププレイヤー達が圧倒的なパフォーマンスを魅せ、それを見た人が、年齢、性別、関係なしに体験できるというのをメインに構成していましたが、今回は、ここらでさらに本気の熱い何かに挑戦しようかということで、CHIMERA GAMES内で大会をすることになりました。

杉原:今までの、体験型だけではなくということですね。

文平:そうです。BMX、スケートボード、インラインスケートの大会を国際大会レベルでやってみようかと。有難いことに、すでに海外からもエントリーがどんどん来ています。

杉原:このタイミングでレベルの高い大会をやろうというのは、文平さんのなかでずっと考えていたことなのでしょうか。

文平:どこかで、今回のようなコンペティションという形をと考えていました。特に東京は、アーバンスポーツという言葉だけが先行してしまっているような気がしていて。じゃあ、初めてそれに触れる子供たちは、どこにいけばそのアーバンスポーツに触れ合えるのかなと。そして趣味としてだけではなく、競技者を目指したときに、どこにゴールを設定すればいいのか分かりづらいと感じたのも理由のひとつで。

あの大会に出れば、他のプレイヤーと競えて賞金が貰えるんだって、動機として確証できる形を作ってあげたかったのが、今回の初めて大会を開催するきっかけでした。

杉原:それでこの賞金総額1200万円! 日本国内の大会でこの賞金額はすごいですよね。

文平:プレイヤーに対するリスペクトも込め、夢を与えてもいいかなって。本当はもっと頑張りたいんですけど、CHIMERA GAMESとしてもまだ初回なので、今回はこのくらいで。

杉原:賞金の配分は、各競技の勝者の総取りですか?

文平:メインは各競技の1、2、3位にお渡ししたいと考えています。

杉原:夢ありますね!

文平:でも、さらに大きくしていくことを考えています(笑)。僕の性格上、最初にもっと大きな賞金額を出してしまうと、もう戻って来られなくなると思うので(笑)。

杉原:尻つぼみになったら悲しいですもんね(笑)。実際にプロライダーたちの反応はどうですか?

文平:どうなんでしょう? この話をすると細かい内情まで話さなくてはいけなくなるので、割愛します(笑)。ただ現状として、東京2020が決まったことで日本全体がそっちに向かっているじゃないですか。その状況に対して、少し選手たちの気持ちが置いていかれているのかなって、僕個人は感じているんです。ストリートの奴もコンペティションベースで頑張ってる奴もみんなが共存できたら楽しいじゃないですか。

杉原:努力の先に何かないと楽しくないですからね。

文平:先ほどから言っているけど、“夢”を感じないと、活力が生まれないと思うんです。先に目指すものが何か見えた時に次の世代にも伝えていけるわけで。

杉原:そういう思いを紡いでいけたら、文化=カルチャーとしてようやく成り立っていきますよね。日本は、こういう賞金額がなかなか上がらない傾向にあると思います。単純に、認知度や競技人口の問題なのでしょうか?

文平:そもそも相撲や野球をはじめとしたスポーツの興行が、新聞社であったりテレビ局、省庁などの機関がメインで行ってきた歴史が関係していると思うんです。それぞれとの兼ね合い、関係性などがいろいろと絡み合って興行が成立しきました。でも海外はみんながカルチャーとして楽しむ姿勢を持っているじゃないですか。シンプルですが、そこが大きな違いだと思います

戦後の学校教育もしかり。スポーツに関わる時に、学校の部活動がベースとなっているのもその要因のひとつかもしれません。世界中を見ても、学校スポーツが盛んなことは、あまりないじゃないですか。

杉原:確かにそうですね。基本的に学校の外でクラブに入ったり、部活にしても季節ごとに変えられ、いろんなスポーツに触れ合う機会がある。そして最後は、自分で決断をする流れが出来ている。日本もそうなれたら面白いのにと思うことは僕もあります。

自由に見え、実はものすごく選択肢の少ない国、日本

文平:日本人は特性として、習い事を始めたらずっとそれを続けたほうがいいみたいな感覚がいまだにあるじゃないですか。CHIMERAはそれが大っ嫌いなんです。だからこそ、これを全部体験できるのかってくらい揃えて、何回も触れ合える環境を作ってあげたいんです。特に子供達に対してね。一回やったくらいじゃわからないですから。そういう作業を続けさせていくうちに、いつか自分の好きなこと、やりたいことが見つかるんです。1つのことだけでは分かりませんよ。

杉原:確かにそうですね。4年に一度、多くの人たちに沢山の興奮や感動をもたらす裏には、選手たちの見えない4年間の努力が存在しています。そこに対して、もっとリスペクトがあってもいいのではと。「みんな感動をありがとう!」とかいいますけど、一過性のことが多い。出場する選手たちは国を背負って、何年もかけてトレーニングを積み、戦っている。オリンピックの場合、メダルを取った選手には、JOC(公益社団法人日本オリンピック委員会)や、各競技団体から報奨金が出ています。JOCからの金額はどの競技も一定ですが、競技団体からの報奨金には差があります。競技団体別のメダル獲得に対する報奨金を見ると、例えば柔道はゼロ円です。お金のために戦っているわけではないですが、リスペクトの形の一つとして、もうすこし金銭的なサポートがあっても良いのではと。パラスポーツはもっと辛く、JPSA(日本障がい者スポーツ協会)からの報奨金は金メダルではオリンピックの3分の1ほど。将来的には同額程度まで引き上げたいと協会側はしていますが、やはり、この差は大きすぎる。きちんと報奨金が出れば、選手にとっても励みになるはずですよね。

文平:東京2020にしても、1兆円以上の予算がありながら選手に回す予算って…。10%でいいから選手に回してあげてって本当に思いますもん。選手の強化費だって10億円もないですしね。この状況を見れば、賞金も含め、アーバンスポーツを含めたスポーツ文化が発展しない理由は明確です。

杉原:そういう様々な現状に一石を投じるという意味では、今回の“CHIMERA GAMES Vol.6”は、とても大きな意味を感じます。

後編につづく

CHIMERA GAMES Vo.6
日程:2018年9月29日(土)、2018年9月30日(日) 11:00~19:30(開場10:00)
会場:お台場特設会場(江東区青海臨時駐車場NOP区画)
※雨天決行・荒天中止
詳しくはCHIMERA GAMESオフィシャルサイトから
https://games.chimera-union.com/

エクストリーム×ストリート×ミュージック!究極のエンターテイメントを目指す「CHIMERA GAMES」とは?[エクストリームスポーツ文化の作り方]
http://hero-x.jp/article/1314/

「CHIMERA GAMES」文平さん、次はどんな面白いことしましょうか?[エクストリームスポーツ文化の作り方]
http://hero-x.jp/article/1722/

(text: 中村竜也 -R.G.C)

(photo: 壬生マリコ)

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