テクノロジー TECHNOLOGY

夢の巨大ロボを操縦できるチャンス!5月18日・19日、お台場に「MEGABOTS」登場

HERO X 編集部

人が乗り、操縦できるロボットに憧れを抱く人は多いだろう。過去に幾度となく名作を生んできたロボットアニメの世界を彷彿とさせるリアルなロボがついに日本にやってくる。5月18日(土)、19日(日)にお台場で開催の「CHIMERA GAMES VOL.7」の中でそのお披露目が決まった。日本初公開となるのはカリフォルニア州に本社を置くMEGA BOTS社が制作しているロボット。当日は各日抽選で40人がコックピットに乗り込んでの操縦体験ができる予定だ。

夢のロボットが現実に

お披露目されるのは全高4.5mの巨大ロボット。キャタピラーの足もとは「機動戦士ガンダム」の「ガンタンク」を思い出す。介護ロボや荷物を運ぶためのロボットなど、どちらかといえばヒトの生活に直接的に役立つ分野での開発が多いロボット業界の中で、MEGA BOTSは一転、エンターテイメントという視点をもたらしている。

すでに海外では同社の造ったロボットVS他社のロボットという対戦が何度か行われており、これがエンタメスポーツとして広がれば、e-Sportsのプロゲーマーのような新しい職業が生れる可能性もあるだろう。

今回、来日したロボはコックピットに2人が乗り込み操縦するタイプ。時速190㎞以上の速度が出る砲弾サイズのペイントボールを発射する機能などが搭載され、両日ともに歩行や発射のデモンストレーションも予定されている。ロボットは今後、1年ほど日本に留まることになっており、ロボットを招待した関係者らは、「日本でこうしたロボットの開発に興味があったという企業や人を募り、さらなる開発に繋げていければ嬉しい」と話している。

「HERO X」ブースではRDS社の新作も登場するほか、これまでに当サイトで紹介してきたパラ卓球の「変形する卓球台」の競技体験などもできる予定。詳しくは「CHIMERA GAMES」公式HP https://games.chimera-union.com/で。

CHIMERA GAMES
2019年5月18日(土)・5月19日(日) 午前11時~(開場10時)
一般前売りチケット 1DAY 2500円
中学生以下入場無料

(text: HERO X 編集部)

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テクノロジー TECHNOLOGY

遠隔医療はコロナの脅威に打ち克つか?現場で闘うロボットたち

Yuka Shingai

コロナウイルスの感染拡大を食い止めるために、遠隔医療、非接触医療の重要性が叫ばれ、現場に耐え得るソリューションの開発、提供にテック企業も奮闘し続けている。前回記事に続き、感染患者を受け入れる医療機関でウイルスと闘うロボットを紹介しよう。

あの4足歩行のロボットが
医療機関でミッション始動!

大胆なビジュアルと動きでこれまでも多くのロボット好きを驚かせてきた、Boston Dynamicsの四足歩行ロボット『Spot』が、コロナウイルスの最前線に立つ医療従事者たちの負担を軽減すべく、動き出した。

同社はマサチューセッツ州にあるブリガム・アンド・ウイメンズ病院に派遣したロボットの作業結果をシェアし、ハードウェアとソフトウェアのデザインについてもオープンソースにするなど、他の開発者やロボット技術者に対しても、医療従事者へのサポートを促している。

現在『Spot』が行っているタスクはiPadを背負い、救護テントにいる患者と医療従事者のビデオ通話を取り持つこと。医師は自宅からでも患者とコミュニケーションが図れ、感染の危険性を軽減することができるだけでなく、人員削減にも大いに貢献することができる。

次のステップとして、赤外線カメラ技術を使って患者の体温や心拍、酸素飽和度などを測定することも検討中。また、UV-Cライトでウィルスの除去や殺菌を行うことも今後、視野に入れており、テストや検証次第で詳細が公表できそうとのこと。販売開始時(http://hero-x.jp/movie/8156/)には予測もつかなかった事態を前に、『Spot』がどこまで威力を発揮するか、続報を待とう。

世界中が注目する
テレプレゼンスロボット
『OHMNI ROBOT』

OHMNI ROBOTはシリコンバレーのロボティックス新興企業OHMNILABSによるテレプレゼンスロボット。解像度13メガピクセル、4Kワイドアングルという高性能カメラやファーフィールドマイクなどの高スペックをほこり、ANAホールディングス初のスタートアップとなるアバター事業でもパートナーとして採用されるなど、日本国内でも認知を拡大してきた。ISOコンサルタントのISO総合研修所はコロナウィルスの感染患者と医療従事者、また患者の家族との遠隔でのコミュニケーション支援として、医療機関にてOHMNI ROBOTの提供を開始した。

また、ベトナムで2016年に発足した、スタートアップが集結する国家プロジェクト「Project 844」においても、OhmniLabs がコロナウイルス対策を行うチームの一員として選出されるなど、世界各国からの注目度も高い。テレプレゼンスのソリューションが数あるなか、デバイスが全て3Dプリンターで製造されている点も、全世界に市場を広げる上でのアドバンテージとなるかもしれない。

人間の代わりとなり得るか、あるいは、人間の能力をも超えるのか。ロボットが秘める可能性はまだまだ未知数だ。

(text: Yuka Shingai)

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