ワクワクする未来の社会を創造する聴く冒険プログラムをお届けする。ZIP FM オフィシャルPodcast番組「HEROQUEST」。この番組では、「社会の課題」を解決し、「未来の社会」のインフラを整える開発者やエンジニア、起業家たちを「HERO」として迎え、いま、起きている「進化」の最前線を紹介する。
今回のテーマは「限界を越えるチャレンジ」。ゲストは、プロ車いすランナーの伊藤智也さん。パラリンピックなどの国際大会でメダルを獲得するなど、これまで数々の成績を残してきた伊藤さん。2012年のロンドンパラリンピックを最後に一度は現役を引退したが、当番組パーソナリティの杉原行里(株式会社RDS代表/WEBメディア「HERO X」編集長)との出会い、ある一言が現役復帰のきっかけになった。二人の初対面のエピソードや、伊藤さんと杉原、RDSがチームで取り組んできた競技用車いすの開発秘話を語る。また東京2020パラリンピック本番直前に起きたまさかの出来事を当時の心境とともに話す。
「金メダルだけが目的じゃない」をテーマに車いす陸上競技に取り組む「TEAM ITO」。テクノロジーがもたらす人間の限界を越える瞬間とはどんなものなのか。その先に見える未来についてもたっぷりと話す。

<ゲストプロフィール>
プロ車いすランナー・伊藤智也
1963年、三重県生まれ。82年に人材派遣会社を設立、従業員200名の会社の経営者となる。98年、多発性硬化症発症。99年に車いす陸上競技を始める。2002年には障がい
者スポーツの発展、育成のため、NPO法人ゴールドアスリーツを設立した。
2004年にアテネパラリンピックに初めて出場すると、2006年世界選手権で銅メダル、北京パラリピックで金メダルを獲得するなど国際大会で活躍。2012年、ロンドンパラリンピックで選手生活を引退。2016年に選手活動を再開し、現在もプロ車いすランナーとして活動中。バイエル薬品工業所属。伊藤氏を取材した過去の記事はこちら ▶ http://hero-x.jp/article/11620/
「HEROQUEST」はポッドキャストで無料配信中
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PODCASTプログラム #HEROQUEST はニッポン放送PODCAST STATIONで無料配信中
未来の社会をデザインするHEROを迎える【聴く冒険プログラム】。
今回のHEROは三重県が誇るHERO!
車いすランナー:伊藤智也さんが登場!
パラリンピックなど国際大会で数々の成績を残してきた日本を代表する車いすランナーの伊藤さん。
実は、伊藤さんが一度は決意した引退から現役に復帰したのには、杉原行里の存在があった!
今回は、二人がともに進んできた冒険エピソードを前編・後編でお届けします。
テクノロジーがもたらす人間の限界を超える瞬間とは?!
可視化がもたらす驚愕の事実・・・
そして、その先にある「限界突破」のエピソード
ぜひとも、この冒険にご参加下さい!!
https://podcast.1242.com/show/zip-fm-original-podcast-%e3%80%8eheroquest%e3%80%8f/
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次回のゲストは、サステナブルな製造ポリシーと履き心地の快適さで注目されるシューズ・アパレルブランド「Allbirds」マーケティングディレクターの蓑輪光浩さん。順次放送を開始する。






秋晴れの空が美しい10月の朝、チーム伊藤のメンバーがRDS本社に集まり、第2回目となる研究開発ミーティングが行われた。
「往々にして、アスリートと開発側のコミュニケーションは一方通行になりがちです。例えば、“こんな感じになれば、もっといい”と選手が言う時の感覚は、当然ながら目に見えるものではなく、いわば、本人にしか分からない体感的なもの。それらを開発側の僕たちがきちんと理解するためには、『感覚を数値化する』ことが不可欠です。そうすることで、選手の意図をより正確に捉えることができると共に、数値という明らかな指標があれば、伊藤選手と開発チームの互いにとって、現状を把握する助けにもなりますし、ひいては、最大限に力が発揮できるマシンの開発に活かすことができます」とクリエイティブ・ディレクターの杉原は話す。
いざ、感覚の数値化へ。伊藤選手の頭、肩、肘、手首などの可動部と、ホイールなど、マシンの各部には、“マーカー”と呼ばれるモーションキャプチャの計測点が取り付けられた。伊藤選手が、100m走を想定して、屋内練習用マシンをこぐ間、天井の四方に設置したカメラが、伊藤選手とマシンの動きを多方向から撮影すると、認識されたマーカーが、パソコンを介してデジタル化した動作として取り込まれ、スクリーン上に映し出される。
車体のフレームに鼻がぴったりつきそうなほど頭を深く下げた前傾姿勢で、伊藤選手が全力疾走を繰り返す間、計測は続けられた。固定された屋内練習用マシンが、今にも超高速で走り出しそうなパワフルな動きに、開発チームの視線が釘付けになる。「マシンとグローブが“ギア”なら、伊藤選手の腕は“車のエンジン”」と杉原が語る意味が腑に落ちてくるようだ。測定したデータを解析用ソフトに取り込むと、各マーカーの変位量が表示され、それらを繋ぐと、車体や伊藤選手のフォームや動きが浮かび上がる。インターバルを挟みつつも、立て続けに走った伊藤選手の額は、汗でびっしょりだった。
