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【mirai.Response】注目トピックスBEST 5

モビリティ・スマートシティビジネスメディア「mirai.Response」の注目トピックスをお届けします。

上海汽車の海外販売が躍進
前年比6割増の3万7500台 欧州で新エネ車好調

上海汽車が海外での自動車販売を加速させています。昨年度通年で39万台を欧州及びアジアなどの新興国で販売しており、特筆すべきなのは欧州での電動車販売によりCO2排出クレジットを獲得し、その取引で4000万ユーロ(約52億円)以上の利益を上げているしたたかさ”でしょう。

記事を読む▶https://mirai.response.jp/article/2021/03/25/1505.html

VWグループ、AIに特化した研究開発施設を開設…
デジタル化や自動運転に対応

VWグループは今年EVの納車台数を倍増する計画を立てて株価が急騰しましたが、デジタル化や自動運転に関する取組みにも力が入っています。こうした自動車業界のトレンドに対する素早い対応力はさすがだと言えます。

記事を読む▶https://mirai.response.jp/article/2021/03/30/1572.html

吉利汽車が新しいプレミアムEVブランド
「ZEEKR」を発表

プレミアムEVに対する世界的な需要は日に日に高まっており、かつ競争も激化しています。プレミアムEVブランドの筆頭であるテスラに加えて、ドイツ三強もEVモデルを続々と市場投入。ジャガーやボルボも完全EV化宣言をしており、更にはNIOやルーシッド・モータースといったEVスタートアップも存在感を高めています。

記事を読む▶https://mirai.response.jp/article/2021/03/30/1567.html

国内二輪4社が交換式バッテリーと
ステーションの技術仕様で合意…
狙いは原付き一種・二種でフリートから街乗りまで

二輪業界においても電動化の動きが加速しています。国内二輪大手4社(ホンダ・川崎・スズキ・ヤマハ)は、交換式バッテリーおよびステーションの技術使用で合意。協調領域を各社で合意し、限られた開発リソースをその他の競争領域に活かす狙いもあるとみられます。

記事を読む▶https://mirai.response.jp/article/2021/03/29/1546.html

ポルシェのEVスポーツ『タイカン』、
初の無線ソフト更新…新機能の後付けも可能に

ポルシェといえば自動車の基本制御機能である「走る・曲がる・止まる」で突出しているという印象がありますが、コネクテッドの波にも素早く対応しています。販売開始されて間もないピュアEVスポーツカーである「タイカン」において、車両制御機能のアップデートやサブスクリプションによって機能追加が可能になると見られます。

記事を読む▶https://mirai.response.jp/article/2021/03/26/1524.html

(TOP画像引用元:mirai.Response)

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100分の1秒を左右する“陸上選手のためのグローブ”とは?伊藤智也×RDS社【究極のレースマシン開発】Vol.3

岸 由利子 | Yuriko Kishi

北京パラリンピックで金メダル2個、ロンドンパラリンピックで銀メダル3個を獲得し、世界の頂点に立つも、引退を表明した車いす陸上スプリンター・伊藤智也選手。今夏、約5年の沈黙を破って、HERO X上で現役復帰を発表し、「57歳で迎える東京2020で金メダル獲得」を目指して、着々と準備を進めている。そんな伊藤選手と共に、RDS社は、エクストリーム・スポーツのマシン開発に精通したエンジニアや気鋭のプロダクト・デザイナーらと「チーム伊藤」を結成し、目下、通称“レーサー”と呼ばれる車いす陸上用マシンを開発中だ。世界に1台のレーサー・伊藤モデルの行方はいかに?今回は、RDS本社で開かれた2度目の研究開発ミーティングのもようをお伝えする。

ハンドリムとは、ホイールの内側に固定された駆動輪のこと。手に装着した樹脂製のグローブでこの輪を蹴ることで、マシンは走行する。

伊藤智也の熱い歴史から生まれた、
新たなグローブの試作

この日、もう一つの課題があった。「滑らず、耐久性に優れたグローブが欲しいです」。キックオフ・ミーティングで、伊藤選手からヒアリングした要望を基に製作したグローブの試作を、実際に試してもらうことだ。

マシンと同様に、グローブは、車いす陸上アスリートにとって“片腕”とも言える重要な道具。ハンドリムをこぐ時に車輪にあたる角度や、両手へのフィット感など、ミリ単位の微差が、走行スピードを含むパフォーマンス力に大きく影響してくる。しかし、驚くことに、伊藤選手がこれまで愛用してきたのは、なんとお手製のグローブ。プラスチック樹脂を溶かし、高温の状態のまま手にかけて型を取るという大胆な手法で自ら作ったグローブと共に、北京大会やロンドン大会で疾走し、数々の栄光を勝ち取ってきたのである。

伊藤選手作の使い込んだグローブ(左)と試作の一つ。

「やけどなんて、しょっちゅうでしたね。でも、その方法しか知らなかったから、当然のこととしてやってきました。自宅の台所で、鍋に樹脂を入れて、グツグツ煮込んで、バシャーっと手にかけるんです(笑)」とあっけらかんと話す。今回、開発チームが用意した試作の数々は、そんな“熱い”歴史が刻まれたグローブを基に製作されたものだ。

伊藤選手は、室内用練習用のマシンに乗り、試作グローブの感触を次々と試していった。「これは、ジャスト・フィットだから、あと1ミリ程度の余裕があるといいかな。長時間練習していると、痛くなると思う」、「ここは、ちょっと肉厚かな。削れるところはなるべく削りたい。軽ければ軽い方が好ましいです」と、体で感じたことを瞬時にデザイナーらに伝えていく。

「これ、エエなぁ!リムのキャッチングが、凄く良い。位置が決まるわ!」と、大きな声の関西弁が飛び出した。一つ気に入ったものが見つかったのだ。ここでいうキャッチングとは、グローブがハンドリムを蹴る時の、接地面の馴染み具合を意味する。

「でもね、キャッチングの良さ“イコール速さ”とは限らないです。現段階で確かに分かるのは、ここ(親指を入れるパーツの上部面)を水平より5度くらい上げた方が、ハンドリムをこぐ時にブレーキになりにくく、よりスムーズに入っていけるということです。あくまで僕の感覚ですけれども」

他にも、グローブの素材やグリップ部分に付けるゴムの材質などについて、ディスカッションが行われた。伊藤選手によると、ホームセンターなどで入手できる強力なゴム素材でも、100mを一回走るだけで簡単に破れてしまうというから、どれだけ凄まじいパワーでこいでいるのかが伺える。現状、耐久性に優れていて、なおかつ柔らかいフィット感を叶えているのは、ハーネス(Harness)という車いす競技用グローブメーカーのゴム素材だけだそうだ。

「何が正解かはまだ分からないけど、トップスピード37kmを出せるグローブなら、金メダルを狙っていけるんじゃないかと思います」と伊藤選手。今回得たさまざまなフィードバックを基に、開発チームは、さらなる改良を重ねていく。日を追うごとに、進化していく伊藤選手のオーダーメード・高速マシン。次回は、ハンドリムとグローブの実装実験を行い、最もふさわしい形状を探り出していく。

vol.1  獲るぞ金メダル!東京2020で戦うための究極のマシン開発に密着

vol.2  選手と開発者をつなぐ“感覚の数値化”

vol.4  フィーリングとデータは、分かり合えるのか?

伊藤智也(Tomoya ITO)
1963年、三重県鈴鹿市生まれ。若干19歳で、人材派遣会社を設立。従業員200名を抱える経営者として活躍していたが、1998年に多発性硬化症を発症。翌年より、車いす陸上競技をはじめ、2005年プロの車いすランナーに転向。北京パラリンピックで金メダル、ロンドンパラリンピックで銀メダルを獲得し、車いす陸上選手として、不動の地位を確立。ロンドンパラリンピックで引退を表明するも、2017年8月、スポーツメディア「HERO X」上で、東京2020で復帰することを初めて発表した。

(text: 岸 由利子 | Yuriko Kishi)

(photo: 増元幸司)

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