テクノロジー TECHNOLOGY

スパイ映画の世界! スマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」

Yuka Shingai

スマートウォッチに続くブームが予想されていたものの、装着時のぎこちなさゆえにまだ実用に耐え得る製品の層は薄いスマートグラス。大手からベンチャーまで各社が競うように開発を進めるなか、カリフォルニア州サラトガを本拠地とするスタートアップ企業、Mojo Visionからスマートグラスのさらに先をゆく「スマートコンタクトレンズ」が登場した。

HERO Xでは以前、視覚にアプローチするテクノロジーとして、人工網膜に映像を転送して視覚情報を再現できるデバイス「アーガスⅡ・バイオニック・アイ」(http://hero-x.jp/movie/626/)を紹介したが、視覚×テクノロジーの世界は視覚機能を取り戻すだけにとどまらず、今回紹介する「Mojo Lens」のようにスパイ映画さながらの機能を備えた “身体拡張” の分野へも広がりをみせている。

今回Mojo Visionが開発した「Mojo Lens」は同社のコンセプトである「Invisible Computing(見えないコンピューティング)」が示すように、レンズに内蔵されたスクリーンからデジタルイメージや情報をシームレスに体感できるアイテムだ。

操作する上で、デバイスを手でつかんだり、目の前にあるスクリーンを眺めることなく、ただ視線を動かすことで、次の予定がリマインドされたり、これまでにない没入感をもってARコンテンツを楽しむことができる。

Mojo Visionの創業者であり、テクノロジー部門の責任者でもあるMike Wiemer氏いわく「ディスプレイのサイズはペンで点をつけた跡程度の大きさだから、レンズ着用時にサイボーグみたいな奇妙な見た目になることもありません」とのこと。

現段階ではまだ開発途中のため、一般に流通するまではしばらくかかりそうだが、スクリーンに頼ることなく情報を得られる感覚とは一体どのようなものなのか?

いちコンタクトレンズユーザーとしても、「Mojo Lens」が巻き起こすブレイクスルーを楽しみに見守りたい。

(text: Yuka Shingai)

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夢の巨大ロボを操縦できるチャンス!5月18日・19日、お台場に「MEGABOTS」登場

HERO X 編集部

人が乗り、操縦できるロボットに憧れを抱く人は多いだろう。過去に幾度となく名作を生んできたロボットアニメの世界を彷彿とさせるリアルなロボがついに日本にやってくる。5月18日(土)、19日(日)にお台場で開催の「CHIMERA GAMES VOL.7」の中でそのお披露目が決まった。日本初公開となるのはカリフォルニア州に本社を置くMEGA BOTS社が制作しているロボット。当日は各日抽選で40人がコックピットに乗り込んでの操縦体験ができる予定だ。

夢のロボットが現実に

お披露目されるのは全高4.5mの巨大ロボット。キャタピラーの足もとは「機動戦士ガンダム」の「ガンタンク」を思い出す。介護ロボや荷物を運ぶためのロボットなど、どちらかといえばヒトの生活に直接的に役立つ分野での開発が多いロボット業界の中で、MEGA BOTSは一転、エンターテイメントという視点をもたらしている。

すでに海外では同社の造ったロボットVS他社のロボットという対戦が何度か行われており、これがエンタメスポーツとして広がれば、e-Sportsのプロゲーマーのような新しい職業が生れる可能性もあるだろう。

今回、来日したロボはコックピットに2人が乗り込み操縦するタイプ。時速190㎞以上の速度が出る砲弾サイズのペイントボールを発射する機能などが搭載され、両日ともに歩行や発射のデモンストレーションも予定されている。ロボットは今後、1年ほど日本に留まることになっており、ロボットを招待した関係者らは、「日本でこうしたロボットの開発に興味があったという企業や人を募り、さらなる開発に繋げていければ嬉しい」と話している。

「HERO X」ブースではRDS社の新作も登場するほか、これまでに当サイトで紹介してきたパラ卓球の「変形する卓球台」の競技体験などもできる予定。詳しくは「CHIMERA GAMES」公式HP https://games.chimera-union.com/で。

CHIMERA GAMES
2019年5月18日(土)・5月19日(日) 午前11時~(開場10時)
一般前売りチケット 1DAY 2500円
中学生以下入場無料

(text: HERO X 編集部)

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