テクノロジー TECHNOLOGY

スパイ映画の世界! スマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」

Yuka Shingai

スマートウォッチに続くブームが予想されていたものの、装着時のぎこちなさゆえにまだ実用に耐え得る製品の層は薄いスマートグラス。大手からベンチャーまで各社が競うように開発を進めるなか、カリフォルニア州サラトガを本拠地とするスタートアップ企業、Mojo Visionからスマートグラスのさらに先をゆく「スマートコンタクトレンズ」が登場した。

HERO Xでは以前、視覚にアプローチするテクノロジーとして、人工網膜に映像を転送して視覚情報を再現できるデバイス「アーガスⅡ・バイオニック・アイ」(http://hero-x.jp/movie/626/)を紹介したが、視覚×テクノロジーの世界は視覚機能を取り戻すだけにとどまらず、今回紹介する「Mojo Lens」のようにスパイ映画さながらの機能を備えた “身体拡張” の分野へも広がりをみせている。

今回Mojo Visionが開発した「Mojo Lens」は同社のコンセプトである「Invisible Computing(見えないコンピューティング)」が示すように、レンズに内蔵されたスクリーンからデジタルイメージや情報をシームレスに体感できるアイテムだ。

操作する上で、デバイスを手でつかんだり、目の前にあるスクリーンを眺めることなく、ただ視線を動かすことで、次の予定がリマインドされたり、これまでにない没入感をもってARコンテンツを楽しむことができる。

Mojo Visionの創業者であり、テクノロジー部門の責任者でもあるMike Wiemer氏いわく「ディスプレイのサイズはペンで点をつけた跡程度の大きさだから、レンズ着用時にサイボーグみたいな奇妙な見た目になることもありません」とのこと。

現段階ではまだ開発途中のため、一般に流通するまではしばらくかかりそうだが、スクリーンに頼ることなく情報を得られる感覚とは一体どのようなものなのか?

いちコンタクトレンズユーザーとしても、「Mojo Lens」が巻き起こすブレイクスルーを楽しみに見守りたい。

(text: Yuka Shingai)

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テクノロジー TECHNOLOGY

キレてる?キレてない?集中力が可視化されるデバイスが登場

HERO X 編集部

自分の集中力が切れたかどうかを知るのはなかなか難しいだろう。疲れたなぁと思った時にはすでに集中力が切れた後のことが多いのだが、本人がまだ自覚しないうちに集中力が切れているかどうかを教えてくれるデバイスがあるようだ。

イギリスのケンブリッジ大学の卒業生2人により開発されたのが動画に紹介されている「FOCI (フォーカイ)」。このデバイスは、小さな器具をウエストに着けるだけであなたの精神状態を測定してくれるというのだ。認知生体計測学を用いた手法で気分を測定、スマホと連動することで、精神状態を可視化してくれる。注意散漫や疲れ、落ち着き、集中、フロー、ストレスといった6つの状態を色分けして見せてくれる。

スマホ画面に映る丸みを帯びたものをオーブと呼び、このオーブの色が精神状態に合わせて変化する。ウエストにつけた計測器が測定しているのは利用者の呼吸だ。人間は精神状態が変化すると呼吸数や呼吸の深さに変化が現れるが、測定器がそのわずかな乱れをキャッチし6つの状態に分類、可視化する。

フロー状態とは、他のことが目に入らないくらい完全に集中していることを指す心理学用語だが、「FOCI」は装着者がフロー状態から離れそうになるとバイブレーションを起して知らせてくれる。AIマインドコーチを搭載しているため、集中力を保つためのアドバイスをリアルタイムでおこなってくれるらしい。

また、集中力が低下しそうなときには、認知機能の低下を抑えるためのトレーニング方法などをアプリを通して教えてくれる。何時にどういった精神状態にあったかの記録も残してくれるため、自分が集中して仕事ができている時間帯の癖などを発見することも可能だろう。

集中力が切れている時に良いアイデアは浮かばない。自分の精神状態を可視化して、効率的な仕事や勉強に繋げられるとしたら、これは買いなのかもしれない。

(text: HERO X 編集部)

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