テクノロジー TECHNOLOGY

ARとリアルのボーダレス化を加速させる「ModBOXAR」

HERO X 編集部

VR/ARといったテクノロジーの進化によって、これまで体験したことのない世界が広がり、私たちが可能な「体験」とは、さらに想像をしていなかったものへと近づこうとしている。

そうは言っても、まだまだ現実とはかけ離れたもの、リアリティが足りないのでは、と感じている方も少なくはないだろう。しかし確実に、リアルな世界へと近づこうとしていることが、この動画からも垣間見える。「仮想」と認識している世界と「現実」は、想像しているよりもかなり近いところに存在しているのかもしれない。

動画内の技術、AR(拡張現実)とは、言わずもがな「ポケモンGO」などで知られる、仮想現実を現実世界に投影する技術。ARは単独で操作されることがこれまでの技術であるが、この動画を見ると、ARで作成されたタッチパネルをAR上で操作したりと、ARをARで操作するという技術が、当たり前のように進んでいる。

このAR空間制作ツールは「ModBOXAR」といい、ゲーム開発者Lee Vermeulen氏が手がけたもの。VRヘッドセットHTC Vive、小型ステレオ深度マッピングカメラ「ZED Mini」を通して見える現実世界に、この「ModBOXAR」でさまざまな物体を演出しているのだという。演出された3Dの物体は、現実世界に干渉するようなプログラムが施さているため、本当に存在しているかのような錯覚に陥る。

他の動画でも、現実世界に飛んでくる仮想のボールを仮想のラケットで打ち返したり、ディスプレイ内のキャラクターなどの物体を現実世界に引っ張り出したり、引き出したキャラクターとボールを投げ合ったりと、現実空間に対応可能な動作を実現している。

[動画引用元:Lee VermeulenModboxAR – Control virtual objects with Vive Tracker

(text: HERO X 編集部)

  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る

RECOMMEND あなたへのおすすめ

テクノロジー TECHNOLOGY

加齢は歩行に現れる!「歩行年齢」を素早く算出 歩き方の改善にNECも注目

HERO X 編集部

正しい姿勢や歩き方は、健康をつくるといわれている。また、歩行には様々な病気の兆候があらわれるといわれ、自分の歩行をきちんと把握しておくことは、健康管理の面でも重要だ。NECが開発した歩行姿勢測定システムは、3Dセンサーに向かって歩くだけで、年齢と性別に応じた基準で歩行姿勢を点数化できるシステム。従来なら大掛かりな装置が必要だった歩行のチェックを、利用者の負担なく実施することができる。

あなたの歩行は何歳?
ふらつきや速度の衰えもチェック

NECの歩行姿勢測定システムは、3Dセンサーに向かって6メートルほどの距離を歩いていくだけで、「歩行速度」「歩幅」「胸腰部の上下動」「足の上がり角度」等を36項目を分析できる。これらを5段階で評価するとともに、速度やバランスなどから「歩行年齢」を算出する仕組みだ。

身体にマーカーなどを着ける必要がないので、利用者が気軽に利用できるのが大きなメリット。個人情報が気になる利用者にはデータを蓄積せずに一時的な測定結果の表示だけを行うこともでき、健康イベントなどでの利用も期待できる。

(画像元:https://www.towahitech.com/nec_walkingform/nec_walkingform.html

これまで3Dセンサーでの検出が難しかったつま先部分などの測定は、独自の技術でセンシング精度を向上させることができた。つま先の上がり具合は認知症にも関連するといわれているため、高齢者の健康チェックにも大いに役立てそうだ。歩行姿勢基準には特許出願済のアシックススポーツ工学研究所が開発した評価基準を採用している。

治療院などで活用する場合は、データを蓄積して、患者の身体の変化を確認することも可能。リハビリ・健康づくりのトレーニングの効果や、現在行われている施術の効果も確かめることができる。「歩く速さ」「ふらつき」「身体の軸」など、6分野で測定しているため、現在、実年齢と比較して衰えている部分などをしっかりと可視化できる。効果がはっきりと目に見えることで、患者本人のモチベーションアップにもつながる。

歩き方の問題は、いままで本人にはわかりづらかった。歩行が健康に重要な影響を及ぼすことは知られつつも、実際には自覚することが難しく、なかなか治療やトレーニングには結びつかなかった。センシングの技術が発展することで、歩行の問題を本人も治療者も認識できることは、健康づくりに大きく役立っていくだろう。

身体装着のマーカーやベルトがないことも画期的で、身体にハンデがあり器具の装着が難しい人や、認知症が進んでいる人への導入も考えられる。誰もが手軽に歩行をセンシングできることで、健康寿命が延びていくことを期待したい。

(text: HERO X 編集部)

  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る

PICK UP 注目記事

CATEGORY カテゴリー