福祉 WELFARE

自分にぴったりのパラスポーツが探せるマッチングサイト

小泉恵里

自分に合うパラスポーツを見つけるマッチングサイト「マイパラ!」がオープンしました。いくつかの質問に答えるだけのカンタン診断で自分にぴったりのパラスポーツを探せて、さらにやってみたい!と思ったら近くのチームを検索、直接連絡することも出来る便利なサイトです。

まずはウェブサイトにアクセスし、障がいやスポーツの好みなどの8つの質問に答えると、27競技のパラスポーツの中から自分に最適なスポーツをいくつかオススメされます。さらに、やってみたい競技や自分の住む地域から参加可能なチームや競技団体を調べることができ、直接コンタクトを取れるのも嬉しいところ。



「一人ひとり得意なことも好きなことも違うからこそ、それぞれ異なった魅力のあるパラスポーツの中から自分に合ったパラスポーツ、”My Parasport”を見つけてほしいという想いで作りました」とマイパラのトップページにあるように、何かやりたいけど何が自分に向いているのか分からない人にとっては1つのきっかけになるサイトです。

このサイトの運営団体は日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)。開発費の一部を集めるために、A-portでクラウドファンディングを実施。599人から支援があり、目標の500万円を大きく超える約611万円を集めることに成功しました。

あなたに合うのはサッカー?スキー?それともバトミントン?スポーツを始める大きな一歩を踏み出すチャンスをくれる場になりそうです。

マイパラ!
https://www.parasapo.tokyo/mypara

(text: 小泉恵里)

  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る

RECOMMEND あなたへのおすすめ

福祉 WELFARE

“渋谷”だから超えられる壁がある!「超福祉展」が今年もやってきた

田崎 美穂子

毎年恒例となりつつある「超福祉展」が今年も渋谷の街を席巻する。「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」(主催:特定非営利活動法人ピープルデザイン研究所)が、2017年11⽉7日(火)~11月13日(月)、渋谷ヒカリエ8/COURT, CUBE、SHIBUYA CAST.ほか、渋谷全体を舞台に開催される。


ベビーカーを押す人、障がい者、高齢者、外国人などのマイノリティー、わたしたちは「意識のバリア」を超えることができるのか。あらゆる人々が混在する渋谷。福祉に関する知識とセンスを高める場として定着しはじめた「超福祉展」。昨年はおよそ41,000人の来場者が押し寄せた。今年はさらに内容をパワーアップ、代官山T-SITE などサテライト会場を充実させ、渋谷区のあちこちでさまざまなイベントを企画している。

「フルカーボン車椅子」や「WHILL」といった最新の福祉機器など、オシャレで使いたくなる福祉用品の展示のほか、障がい者施設のメンバーが書いた文字をもとに、デザイン専攻の学生がつくり出した「シブヤフォント」を使った渋谷のおみやげ試作品を公開。障がい者、健常者の垣根を越えたプロジェクトを見ることができる。

2025年には世界がまだ見たことのない超高齢化社会に突入する日本。健常者にとっても、高齢化は避けられない。高齢者の多くが抱える問題に、足腰が弱ることが挙げられるが、となれば、歩くことに困難さを抱えるのは障がい者だけではなくなるだろう。なにがマイノリティーで、なにがマジョリティーなのか、マイノリティーとマジョリティーはいつ逆転してもおかしくない時代を迎えようとしている。福祉機器はより身近に、そしてファッショナブルなものへと進化を遂げはじめている。こうした福祉機器の開発や、建造物や公道などにより、物理的なバリアはなくなりつつあるが、障がい者や福祉そのものに対する「心のバリア」はまだまだ高い。このバリアをどこまで取り払うことができるかが「超福祉展」の挑戦だ。「カッコイイ」福祉機器をあなたはいくつ見つけられるか。思わず唸るデザイン性に優れたアイテムたちにぜひ会いにいってもらいたい。

超福祉展
http://www.peopledesign.or.jp/fukushi/

(text: 田崎 美穂子)

  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る

PICK UP 注目記事

CATEGORY カテゴリー