シリコンバレー近くにキャンパスを構え、IT やコンピューター関連の研究・開発でも名高いカリフォルニア大学バークレー校。数多くの技術者や新しいシステムを輩出する同校のロボット学習研究所内では「いかにして AI がすでに存在するロボットの能力を改善できるのか」という命題が繰り広げられていたが、現在進行中の BLUE (the Berkeley robot for Learning in Unstructured Environments)プロジェクトは「いかにして AI がロボットデザインの規範を変えるか」という質問に答えるべく、AI ベースのロボット開発に注力している。
多分野の学問領域にわたる15人以上の研究者たちが3年という歳月をかけた BLUE は黒ベースにブルーの配色がいかにもメカといった感じ。その無機質なビジュアルに反して洗濯物をたたむ、小さな部品をつまみ上げる、花を花瓶に活ける、コーヒーを入れてサーブするなど、繊細で緻密な作業もお手の物。動きもスムーズで、これなら家事全般を任せるのも無理はなさそうだ。
低コストでハイパフォーマンス、増え続ける AI の能力を何から何まで兼ね備える存在。
プロジェクトのネクストステップは負荷テストや製造の強化。より多くの研究者のもとへ届けることが目標で、プロトタイプ版はすでに出荷をスタート。一家に一台感覚で家事ロボットが普及する未来も近いかもしれない。
[TOP動画引用元:https://youtu.be/KZ88hPgrZzs]





本製品は、高齢者や視覚障がい者が使用する杖や白杖を使い、見守りサービスを可能としたもの。GPS と加速度センサー、通信モジュール内蔵の IoT 機器を市販の杖に取り付け、オートバックスセブンが開発したクラウドサービスに連携することで、外出をした際の位置や移動情報、また転倒情報まで、家族や介護者が確認できる。見守りサービスとして提供される予定で、2019年の実用化を目指している。
