シリコンバレー近くにキャンパスを構え、IT やコンピューター関連の研究・開発でも名高いカリフォルニア大学バークレー校。数多くの技術者や新しいシステムを輩出する同校のロボット学習研究所内では「いかにして AI がすでに存在するロボットの能力を改善できるのか」という命題が繰り広げられていたが、現在進行中の BLUE (the Berkeley robot for Learning in Unstructured Environments)プロジェクトは「いかにして AI がロボットデザインの規範を変えるか」という質問に答えるべく、AI ベースのロボット開発に注力している。
多分野の学問領域にわたる15人以上の研究者たちが3年という歳月をかけた BLUE は黒ベースにブルーの配色がいかにもメカといった感じ。その無機質なビジュアルに反して洗濯物をたたむ、小さな部品をつまみ上げる、花を花瓶に活ける、コーヒーを入れてサーブするなど、繊細で緻密な作業もお手の物。動きもスムーズで、これなら家事全般を任せるのも無理はなさそうだ。
世界中で熱狂的なファンをもつ、3次元CADソフト「SOLIDWORKS」。そのユーザーたちが集う祭典『3DEXPERIENCE World 2020』が、2020年2月9~12日におこなわれた。会場となったのは、テネシー州ナッシュビルにあるミュージック・シティ・センター。基調講演には開場前から多くのファンが並び、ドアがオープンすると駆け足で椅子を取り合うほどの熱気。そこには、プロダクトデザインや設計という枠を越え、製造~販売に至るまで、ものづくりの未来を変える景色があった。
3Dデータなら完成前に
VRでチェックすることもできる
「SOLIDWORKS」は、ミドルレンジの3次元CADソフトブランドであり、以前紹介したダッソー・システムズ(http://hero-x.jp/article/7301/)の傘下にある。同カンファレンスは、約20年に渡り『SOLIDWORKS World』と名付けられていたが、今年から『3DEXPERIENCE World 2020』という名称に変更。3Dエクスペリエンスとは、3Dによる新しい体験のことだ。
『3DEXPERIENCE World 2020』に登壇したすべてのイノベーターの共通していたのは、自らの夢や願望の実現、さらには社会問題の解決にSOLIDWORKSを使っているという点。また、同社が進めるプラットフォーム化により、同じ問題意識をもった人々とのコラボレーションが活性化しているという点も大きい。