プロダクト PRODUCT

耳が聴こえずらい人は世界に7億人!? 耳周りアイテム一挙紹介

HERO X 編集部

日本耳鼻咽喉科学会では数字の3が耳の形に似ていることから3月3日を「耳の日」とし、難聴や言語障がいを持つ人への理解を深める日としてきた。補聴器や集音機能を持つイヤホンなど、耳周りのデバイス開発は急速に進化している。HERO Xで取り上げた耳周りのアイテムは、普段より聴こえにくい人や、快適に音楽などを楽しみたい人など、様々なニーズに寄り添ったもの。これまでのアイテムを一挙に紹介しよう。

ありそうでなかった音楽も聴けちゃう
イヤホン型集音機

ありそうでなかったイヤホン的役割も果たしてくれる集音器。独自の集音機能で、屋外など雑音の多い環境でも人の声だけを鮮明に届けることができる。
http://hero-x.jp/movie/8357/

耳が聞こえなくても音が聞こえる!
骨伝導イヤホンの進化

骨伝導の技術だけでなく、耳を塞がずスタイリッシュで、さらに雨の日でも安心な防水設計。
http://hero-x.jp/article/7769/

音もバリアフリー!?
湾曲がキーワードの「ミライスピーカー」

“言葉を伝えること” に特化した製品として開発、これまで以上に快適な聴こえで、高齢者施設や防災訓練、教育施設などでの音声アナウンスに重宝される。
http://hero-x.jp/movie/7724/

アップルと補聴器メーカーがタッグを組んだら、
“第3の耳”が生まれた 

スマホと連携するワイヤレス補聴器『Halo2 (ヘイロー2)』。会話と音楽の同時パラレル処理も実現している。
http://hero-x.jp/article/332/

加齢による聞こえづらさという小さな不便を解消するアイテムからファッショナブルなアイテムまで多くのプロダクトが生まれている耳周り。高齢化社会の進む中、聞こえづらさのバリアを越える挑戦は各企業、開発者の間でこれからも続くだろう。

(text: HERO X 編集部)

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プロダクト PRODUCT

「誰もが乗りたくなる、乗れる」を実現!車いすにもジョインできる電動バイクとは

HERO X 編集部

イタリアで開催される世界最高峰のデザインコンペティション「A’ Design Award & Competition 2020-2021」の受賞プロダクトが発表になった。株式会社RDSがエントリーした3つのプロダクト全てがゴールドを初めとする各賞への入賞を果たした。 この特集では、受賞プロダクトを一つずつ紹介していく。

シルバー受賞の
『Wusa Electric Personal Mobility』は
こんな乗り物だった!
ボーダレスを実現した新たなモビリティ

一見、ただのミニ電動バイクに見える『Wusa Electric Personal Mobility(ウサ・エレクトリック・パーソナル・モビリティ)』だが、実は車いすと組み合わせることで電動車いすのパワーユニットになるという優れもの。もちろん、単体で電動バイクとしても使える。誰もが楽しく乗りこなせる、そんなコンセプトを元にRDSが開発した。

移動の概念を変える『Wusa Electric Personal Mobility』は、バイクなのか、車いすなのか。最大の特徴は、“ボーダレスな乗り物”ということだろう。誰もが「乗ってみたい」と思える高いデザイン性と、車いすユーザーも楽しめるという機能性を兼ね備えた乗り物という点が、今回のコンペティションでも評価の一つに繋がった。車いすユーザー用のプロダクトというと、とかく介助用品や福祉機器といった枠組みにとらわれがちなのだが、『Wusa Electric Personal Mobility』はそんな既成概念を取っ払い、交通インフラに溶け込む多様性をもったパーソナルモビリティを目指して開発を進めてきた。

高齢者や身体に障がいを持つ人にとって、外出の壁となるのが、移動の問題。特に日本国内においては、地方の過疎化とともに高齢化が一段と進み、移動の問題を抱えたまま取り残されてしまう人々の孤立が、大きな課題となっている。近年では高齢者の車による交通事故が増えており、免許を自主的に返納する高齢ドライバーも多い。一方で、多くの人が生活のライフラインとして用いる路線バスなどの公共機関は、採算が合わず廃止されることも増えている。新たな交通インフラの整備が急がれているが、地域によって状況が大きく異なり、これからも人口減少が進む日本で、バスのような大きすぎる輸送手段はもはや不要なのかもしれない。
こうした社会課題に対し、パーソナルモビリティがひとつの解決手段になると考え、開発されたこのプロダクト。生活圏である町中での近距離移動を想定した小型で軽量のデザインは、保管や自動車での運搬も容易だ。

『Wusa Electric Personal Mobility』が普及すると、加齢や身体的なハンディキャップで歩行が難しい人も、もっと気軽に移動できるようになる。その結果、高齢者や障がいを持つ人々の社会参加の可能性が広がり、孤立しないですむ社会が実現するだろう。これまで諦めていた気晴らしの散歩や、ちょっとした買い物などができるようになれば、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させることにもつながる。新しい未来を予感させてくれる乗り物の誕生は、われわれのいつか行く道を明るく照らしてくれる存在となりそうだ。

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(text: HERO X 編集部)

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