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ついにキタ!公道OKのちょい乗りモビリティ

HERO X 編集部

ついに、公道を走れるちょい乗りモビリティが登場した。株式会社ブレイズ(本社 名古屋市)は折り畳み可能な軽量電気バイク「BLAZE SMART EV」の販売をはじめている。BLAZEは原付バイクの感覚で乗れるため、難しい操作もいらない。重量約18キロとバイクに比べてかなり軽め。わずか5秒でコンパクトに折りたたむことができるため、車に乗せて持ち運ぶこともできる。また、原付バイクの免許があれば、公道を走ることも可能。操作は原付バイク同様に手元で全て行うため、足の弱った人の移動手段としても重宝しそうだ。

「BLAZE SMART EV」は立ち乗りではなく着席型。公道で走るには免許が必要だが、公園内などで乗る分には免許の有無は問われない。車いすに乗るほどでもないけれど、長距離を歩くのは億劫だという人にとっては家族との旅行も気が重いもの。だが、「BLAZE SMART EV」があれば、気持ちのバリアを超えさせてくれるひとつのきっかけになるかもしれない。

時速は最大30キロ。1回の充電で約30キロ走ることができるため、旅先でのちょい乗りとしても使えるだろう。Bluetoothも搭載しており、好きな音楽を聴きながら走行を楽しむこともできる上、携帯電話の充電も可能。電動のため、排気ガスの心配もなく、環境にも優しい設計でカラーバリエーションも豊富。ロックもしっかりとかかるため、大きな公園内での移動にも役立ちそうだ。価格は128,000円。詳しくは商品公式HPへ。 https://www.blaze-smartev.jp

(text: HERO X 編集部)

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車いすも電動アシストの時代へ。傾斜方向に流れない「JWスウィング」が登場

平山 麻衣子

ヤマハ発動機株式会社は、車いす用電動アシストユニット「JWX-2(ジェイダブリュエックス・ツー)」と電動アシスト車いす「JWスウィング」に、世界初の電動アシスト片流れ制御を搭載した。それにより、横に傾斜している道でも真っ直ぐに走行できるという※1。

「JWX-2」は、電動アシスト自転車PASの技術「パワー・アシスト・システム」を応用し、車いすのハンドリム操作の負荷に応じて電動の補助力がはたらく車いす用電動アシストユニット。「JWスウィング」は「JWX-2」を装着した電動アシスト車いすだ。世界初※2となった片流れ制御機能※3に加え、下り坂はスピードを抑えたり、アシストの速度を調整したりといった従来のアシスト制御も兼ね備えている。使用者の身体の状態や使用環境に合わせて、ひと漕ぎあたりのアシスト走行距離をより短く、あるいはより長く、細かな調整ができるようになった。

アシスト距離制御の共同開発者である福祉技術研究所株式会社 代表取締役 市川洌氏によると片手片足で車いすを駆動する動作は筋緊張を高め、関節変形の遠因になっているという。また、「電動アシスト車いすを利用すれば、障がいを有する高齢者であっても容易に、筋緊張 を高めることなく、駆動することができます。 速度や加速度、そして今回のアシスト距離制御が特にポイントですが、一人一人に合わせて調節すれば、高齢者施設内等で使用しても、ご本人の自立促進はもとより、施設職員などの介助負担軽減含め、周りも安心して見守ることができるなどの利用効果が分かってきました」とコメントしている。電動アシスト搭載の車いすを使用すれば、環境や身体状況により手動車いすでの駆動が困難だった方でも、介助者の力を借りずに自分で外出する可能性を広げることができるのではないだろうか。

※1: 路面状況や漕ぎ方、片流れ制御パラメータの調整状態等によって、真っ直ぐ走行できない場合もあります
※2: ヤマハ発動機株式会社調べ(2017年9月現在)
※3:国立大学法人東京大学先端エネルギー工学専攻堀洋一研究室と共同開発

<参考>
https://www.yamaha-motor.co.jp/wheelchair/lineup/jwx2/

(text: 平山 麻衣子)

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