テクノロジー TECHNOLOGY

「トビタテ!留学JAPAN」未来テクノロジー枠 募集開始

HERO X 編集部

文部科学省が進める官民協働の海外留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」の来年度出発枠の募集が、10月より開始される。今年は高校生枠で年間800人の留学を支援する予定だ。昨年新設の「未来テクノロジー枠」は今年も健在。海外でチャレンジしたい若者を募っている。

高校生800人募集へ

文部科学省は2013年から「トビタテ!留学JAPAN」を始動。2020年までの7年間で高校生6万人、大学生12万人を留学させることを目標に掲げ、民間企業などから寄付を募り、これまでに高校生3万人、大学生6万人の留学を支援してきた。派遣学生に選ばれると留学費用のほぼ全てについて、返済不要の奨学金が与えられる。今年は高校生必見! なんと昨年よりも300名も多い800名を募集する。行先自由。目的自由。語学力も問われない。熱意があれば応募ができる。

「未来テクノロジー枠」約50人

募集は4つの分野に分かれて行われる。サマースクールやホームステイなど短期の留学から1年間の留学までが可能な「アカデミック」、自分のもつ知識、技術を生かして将来につながる実地研修やインターンシップを行なうための「プロフェッショナル」、海外のトレーニング方法や芸術について学べる「スポーツ・芸術」、海外でのボランティア活動に参加して体験を通じて国際協力の理解を深める「国際ボランティア」の4つ。このうち、「プロフェッショナル」分野には、昨年からロボテクスや制御技術などの学修やインターンシップを支援する「未来テクノロジー枠」が新設された。14日間から3カ月の留学が対象で、昨年度の応募者数は94人。50人が採用となっている。今年も50名程度を募集の予定。開設されたHP(https://www.tobitate.mext.go.jp/hs/program/tech/index.html)では、この枠で留学を果たした生徒たちの様子が紹介されている。

詳しくはWEB  https://www.tobitate.mext.go.jp/

[画像引用元:文科省]

(text: HERO X 編集部)

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プログラミングなしでロボットを動かせる!ドイツ発Wandelbotsのジャケット型デバイス

Yuka Shingai

家電から教育ツール、エンタメなど今や日常生活に入り込むほど身近な存在となった産業用ロボット。これから更なる成長が見込まれている市場ではあるが、それぞれ独自の環境、言語を用いているために、プログラミングそのものが非常に複雑で開発費用や工数がかかること、また、タスクやプロセス、動作環境に応じてプログラミングしなおす必要があるものがほとんどだ。

ドイツ、ドレスデンに拠点を置くスタートアップ、Wandelbotsが開発したのは、このような課題を一掃する革命的なシステム。センサー搭載のジャケット着用して身振り手振りをデモンストレーションすれば、ロボットが模倣できるようになる。

WandelbotsのCEO・Christian Piechnick氏いわく、「すべてのロボットを同じように動かせる共通言語を提供している」とのこと。9つの軸のセンサーがジャケットに埋め込まれており、磁気センサーや膨大なデータをコンピューターシステムに伝えることで、操作した人の動きを模倣することが可能になる。

難しいコードを一行も書く必要がない、つまりプログラミングの経験がなく、熟練の技術者でなくても、ロボットが、どのようにタスクをこなせばいいか、『学ぶ』ことを教えられるのだ。しかも作業に要する時間は10分程度。コストの大幅な削減にもつながる。

技術の進歩とともに、ロボットやAIが人間の仕事を奪うなど懸念も浮上しているが、Piechnick氏はロボットを人にとって代わるものではなく、今まで使っていた機械をよりよい機械にアップグレードするようなものと捉えている。

「効率よく、コストの削減が実現すれば、優秀な人材がより高度なタスクをこなすことができるということです」

フォルクスワーゲン、インフィニオン、ミディアなど数々の大手企業と契約を交わしてきたWandelbotsだが、スモールビジネスこそが顧客のターゲットとのこと。

「以前は、ロボットは投資利益率の側面からの中小企業には適していなかったが、私たちの技術でそれを変えていきたい」

産業ロボットの進歩は、技術など特定の分野のみならず、ビジネスそのものの構造をも大きく動かしていくかもしれない。

[TOP動画引用元:https://www.youtube.com

(text: Yuka Shingai)

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