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パラリンピック伊藤智也選手の応援ソングはハニエルだった!マシン開発の裏側公開

HERO X 編集部

伝説の車いすランナー伊藤智也選手。“おっちゃん”の星として「頑張らなあかんな」と語る彼の存在を入り口に、パラリンピックの魅力に気づいたという人もいる。そして、応援ソング「ノンフィクション」まで生まれた。

記事を読む▶伊藤智也選手の応援歌「ノンフィクション」収録!ハニエル待望のサードアルバムがリリース

人間と競技用車いすといういわば“マシン”の融合で極限に挑戦するパラアスリートたち。彼らにとっての大舞台であるパラリンピックで、伊藤選手が人々に与えてくれるものは、舞台上での感動に終わらない。メダリストとしてはもちろん、それ以上の影響力を彼は放っている。

輝かしい戦績もさることながら、注目したいのはその不屈の闘志だ。

「伊藤さん、もういっぺん、走る気はありますか? あなたの体に合ったマシンを開発したら金メダルを獲れますか」というRDS代表でHERO X編集長・杉原行里の言葉は、すでに引退をしていた伊藤選手のパラアスリート魂に火をつけた。

5年間ものブランクを経て、2017年夏に東京2020パラリンピックを目指して競技復帰。2019年の世界選手権では銀メダル1個、銅メダル2個を獲得し、東京パラリンピックの日本代表に内定したものの、2020年には数年ぶりに多発性硬化症病気が再発。それでも57歳になった伊藤選手は挑むことを止めない。次は2024年「パリでひとつ花火を打ち上げたる」と闘志を燃やす。

そんな伊藤選手を応援しようと誕生したのが、エネルギーと躍動感あふれる一曲「ノンフィクション」だ。東京2020パラリンピックに出場する伊藤智也選手の応援歌として誕生したHoney L Daysによる「ノンフィクション」だが、伊藤智也選手はこの曲を2024年のパリへと歌い継ぐのだろう。

イノベーティブで、世界に変革をもたらす大会を目指す東京2020大会。確かに、スポーツには世界と未来を変える力がある。

記事を読む▶選手と開発者をつなぐ“感覚の数値化”伊藤智也×RDS社【究極のレースマシン開発】Vol.2

パラリンピックはマシン力を競う場でもある。伊藤選手のマシン開発にも多くのエンジニアが集結、フィジカルなデータをもとに、F1マシンさながらに進められてきた。

伊藤選手の活躍が、私たちに、そして社会に前向きな変化を起こしてくれることを期待せずにはいられない。

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(text: HERO X 編集部)

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ノーヘルメットでも安全性ばっちり!BMWが描く100年後のバイク

Yuka Shingai

アイウェアを装着した女性が黒く光るボディのバイクにまたがり颯爽と森を駆け抜けている。新製品のポスターにも見えるが、なぜヘルメットをかぶっていないのだろう?と疑問に感じるはず。実はこれ、BMWが次の100年ビジョンとして送り出す未来のコンセプトモデルなのだ。

異例続きの新プロジェクト「Vision Next 100」は、まずそのデザインからかなり大胆だ。

なだらかなカーブを描くボディにタイヤが包み込まれるように、ボディとフォーク(タイヤを挟み込む棒状のパーツ)が一体となった、しなやかで威容あるデザイン。そのためハンドルを切る際には、従来のバイクのようにフォーク部分を旋回させることなく、Flexframeと呼ばれるフレーム全体をねじるようにハンドルを切り、前輪を回転させることになる。パワーユニットも、その電気システムについては情報未公開の部分もあるが、バイクが停止中には格納され、運転中には広がるといった仕組みのようだ。

ライダーの乗り心地の良さや安全性を改善するために、駐車時でも直立でバランスを保てるようにデザインされている上に、交通事故を未然に防ぐため、危機的状況を予見する機能も兼ね備えているという。BMW社いわく「“このバイクは安全だからヘルメットは不要”で、その代わりにライダーは目の前に情報が現れる仮想現実バイザーを装着することになるだろう」と語っている。情報を表示するかどうかは見上げる、下げる動作でコントロールでき、バックミラーの役割を果たすバックカメラからの視点も表示することができる。

バイザーと合わせてライダーが着用することになるのが、気候によって温かくも冷たくもなり適温を保ってくれるスーツ。次のターンの方向を手足の振動で知らせてくれたり、スピードが出ているときは首をしっかり支えるように膨らんだりと、ライダーの安全をあの手この手で守ってくれる。

まだこのアイデアが実現するのは先のこととなりそうだが、これからも私たちの想像力を刺激してくれることは間違いなさそうだ。

[TOP動画引用元:https://youtu.be/oW0ShDRggts

(text: Yuka Shingai)

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