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これからは“着る”花粉症対策。花粉プロテクトコートの実力とは?

HERO X 編集部

今年もあの花粉の季節がやってきた。天気予報情報サイト「tenki.jp」内にある花粉飛散情報を覗くと、九州・四国はもちろん、本州は関東甲信越まで差しかかっている。毎年多くの人が頭を悩ませる花粉だが、マスクや鼻に塗るプロテクト商品に加え、ファッション界からも花粉対策商品が続々と出てきている。そのひとつが「花粉プロテクトコート」。 コートが創業アイテムの三陽商会は、「マッキントッシュ フィロソフィー」「エヴェックス バイ クリツィア」「ザ・スコッチハウス」など婦人服・紳士服7ブランドから、花粉対策機能を備えたスプリングコート「花粉プロテクトコート」16型の販売をはじめている。

マッキントッシュ フィロソフィー
ウールライナー付きの「花粉プロテクトコート」

トランスワーク

花粉プロテクト機能に加え、「はっ水性」と「UV 対策」の機能を併せ持つステンカラーコート。梅雨の季節にも頼もしい。

今年は例年に増して花粉の飛散が多くなりそうだ。そんな話が巷で聞かれる中、“おしゃれに花粉対策” をコンセプトにしたスプリングコート「花粉プロテクトコート」の販売を数年前から行ってきた三陽商会。「花粉を屋内に持ち込まない」をコンセプトに、高密度に織られ、表面の凹凸が少ない平らな生地を使用したスプリングコートを販売している。花粉が付いても生地の表面が滑らかなため、付着した花粉が滑り落ちやすい。屋内に入る前に、コートを脱いで軽く払うと、コートに付着していた花粉の多くを落とすことができるため、屋内に持ち込む花粉を大幅に削減することができるという。

2019年は、はっ水性を持たせたコートをはじめ、着脱可能なライナーを付けることで長い期間着用できるコートや、明るいカラーのコート、通勤スタイルに合わせやすいトレンチコートタイプ、スポーティーなブルゾンタイプなど、時期とシーンにあわせて幅広いファッションテイストを意識した。花粉対策のスプリングコートを展開するブランドは婦人服の「マッキントッシュ フィロソフィー」、「アマカ」、「エヴェックス バイ クリツィア」、「トランスワーク」、「ポール・スチュアート」、「サンヨー」。紳士服では「ザ・スコッチハウス」。全国百貨店を中心とした上記7ブランドの店頭で販売するほか、直営オンラインストア「サンヨー・アイストア」( https://sanyo-i.jp/)でも手に入る。価格は¥29,000 + 税~ 本体価格¥69,000 + 税。春にかけて花粉をおしゃれにブロックするアイテム、注目が高まりそうだ。

[画像引用元:https://www.sanyo-shokai.co.jp/pollen/

(text: HERO X 編集部)

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リハビリの新パートナーは、ゲームをするロボットアーム

平山 麻衣子

イスラエルのネゲヴ・ベン=グリオン大学がtic-tac-toeゲームでリハビリを助けるロボットアームを研究している。脳卒中患者のリハビリへの活用が期待されている。

正方形の格子を挟んで、青と黄色のコップを交互に置いていく男性とロボットアーム。彼らが行なっているのは、tic-tac-toeゲーム(三目並べ)だ。このゲームシステムを発表したのは、イスラエルのネゲヴ・ベン=グリオン大学の研究者チーム。コップを掴むアームはカナダのKINOVA社の超軽量多関節アーム。カナダKINOVA社は、ロボットアームの開発で近年、急成長を遂げている会社だ。ゲームに必要なコップを持ち上げたり、置いたりする動作は事前にプログラムされている。

面白いのが用途についての発想だ。このロボットは、ただ三目並べの対戦相手として開発されたのではなく、世界初、アームの動作による三次元のタスクでリハビリを補助するロボットデバイスとして開発しているというのだ。様々な年齢の健常者を対象とした試験で、ロボットがゆっくり動くと、ユーザーもよりゆっくり動いたのだ。つまり、ロボットの動作スピードがユーザーの反応速度に影響するということ。
ロボットアームがゆっくりとゲームを進めてくれるおかげで、高齢者でもゲームを楽しむことができると言う。このシステムを考案したチームは「リハビリシステムの実現可能性と高齢者による受容性を実証したので、今後の研究では脳卒中患者に対するリハビリの効果を調べる段階に来た」としている。

開発メンバーのひとりである、Shelly Levy-Tzedek氏は「コップをつかんだり枠の上に置いたりする動作を繰り返し行うことで、楽しみながらリハビリをすることが可能」と語っている。

医療現場では、患者のリハビリ意欲低下をどう防ぐかが課題になっている。そこで、大切なのが「楽しみながらリハビリを行う」ということ。実際、患者自身のモチベーションによって運動機能の回復効果が大きく左右されることから、AIやロボットが医療現場でなくてはならないパートナーになるのも、そう遠い未来ではなさそうだ。

[TOP動画引用元:https://www.youtube.com/watch?v=FrlR84dbFsc

(text: 平山 麻衣子)

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