スポーツ SPORTS

体の不自由など理由にならない。片足のブレイクダンサー・Jean Sokが魅せる究極の舞

中村竜也 -R.G.C

アスリートやファッションモデル、そして様々なジャンルのパフォーマーなど、ハンディキャップをもつ人々は、その活躍の場を確実に広げている。そこには、テクノロジーの進化や彼ら自身のアイデンティティーの確立など、時代とともにその多様性が認められた結果があるからではなかろうか。そして今回、またしてもとんでもない男が現れた。

彼の名は、アジア系フランス人の片足ブレイクダンサー・“B-Boy Hourth aka. Jean Sok”。そもそもブレイクダンスとは、1970年代ニューヨークのサウスブロンクス地区に住む若者たちの争いを、銃の代わりにダンスバトルで解決に導いたのが起源。その人間離れしたアクロバティックな動きは見ているものを虜にする魅力がある。

そしてこの“B-Boy Hourth aka. Jean Sok”は、シンボルマークとも言える松葉杖を、手足以上の動きを可能とした第五の肢として見事に使いこなすだけではなく、きっちりと音にはめながらフットワークやパワームーブを披露する。この世界トップレベルのブレイクダンスが認められ、過去にはシルク・ドゥ・ソレイユの『Michael Jackson The Immortal World Tour』への参加や、ビルボードミュージックアワードでのパーフォーマンスなど華々しい経歴へと繋がったのだ。

彼の信念である“believe your dream and never give up(夢を信じ諦めるな)”。言葉にするのは簡単だが、夢を追い続けることは並大抵のことではない。多くの人が年を重ねるにつけ利口に生きる道を選びがちになるが、彼のダンスを見ていると、自らを信じ戦い続けた者だけが知る景色を、なぜだかもう一度見たくなる。


[引用元]https://youtu.be/YgWLw0nY8r0

[TOP動画 引用元]https://youtu.be/pEMTTsml7hY

 

(text: 中村竜也 -R.G.C)

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身体づくりの新しい味方!日本のメーカーも注目するBCAA商品とは

HERO X 編集部

スポーツに欠かせない筋肉。その筋に多く含まれているBCAAというものをご存じだろうか。バリン、ロイシン、イソロイシンという必須アミノ酸の総称で、分子構造が枝分かれするようにできているため「分岐鎖アミノ酸」ともよばれている。BCAAを摂取するためのサプリメントなどの販売も盛んだ。

スポーツの後にやってくる筋肉痛に苦しめられた経験はないだろうか。近年、この筋肉痛に関する研究で、BCAAというアミノ酸系の物質が注目されはじめている。解明されていなかった筋肉痛になるメカニズムについての研究が進むにつれて、持ち上がったのがBCAAの働き。2000年頃からその名が上がりだし、筋肉の分解を抑制する働きがあるため、筋肉量の維持や増加に期待が持てるとしてスポーツをする人たちから注目されるようになったのだ。

体はブドウ糖、脂肪酸、血液中のアミノ酸などをエネルギー源に運動をしているのだが、体内にあるこれらの数値が低くなると自らの筋タンパク質を分解し、エネルギー源として利用していくことになる。実はこの状態はあまり良いことではなく、この状態が続くと筋力の低下につながることがあるとも言われているのだ。BCAAは、それ自体がエネルギー源となることから、この筋タンパク質のダダ減りを抑えるとされている。

引用元:大塚製薬

長時間の運動は血中のBCAAを低下させる。すると脳内に疲労誘発物質(セロトニン)が多く生成されはじめ、疲労を感じるようになるという。また、運動後の筋肉痛にも関係がある。海外の研究機関の中には、このBCAAの補充が筋肉痛予防にも役立つとの報告をあげるところもではじめた。スポーツをする時にBCAAの補給をすると、疲労を抑制、筋肉痛予防にも役立つというのだ。現在はプロテインと同様に江崎グリコ株式会社や大塚製薬株式会社など日本企業もBCAAを摂取できる商品の開発、販売をはじめている。体を鍛えることについて、外からだけでなく内側からのアプローチも大事との見方が強まっている今、体づくりとサプリの関係は今後も深まりそうだ。

(text: HERO X 編集部)

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