テクノロジー TECHNOLOGY

誰でも、今すぐボルトになれる!?時速40kmで走れるバイオニックブーツがやばい!

小泉 恵里

特別なトレーニングしなくても、装着するだけで時速40キロで走れるブーツがあるとしたら、誰もが手に入れたくなるだろう。アメリカ・サンフランシスコの研究者Keahi Seymourが開発した走行補助デバイス“Bionic Boots”があれば、人類最速の夢が実現できそうだ。

幼いころに2足歩行最速のダチョウに魅せられた研究者は、より速く走ることを夢見て、ダチョウのアキレス腱にインスパイアされた器具を開発しました。ぱっと見は一般的なジャンピング・スティルト(跳び竹馬)によく似ている。しかし、ジャンピング・スティルトが上方向に跳び上がるために作られているのに対して、バイオニック・ブーツは、後部に設置したバネが前に早く走ることを可能にしている。しかも、時速40キロで40Kmの長距離を走り続けることが出来るというから立派な移動手段になりうる。

このブーツには7つのバネが使われていて、足が地面に着くとバネは伸び、足が地面から離れるとバネは反対に縮む。このバネの戻る力を利用し、速く走ることができます。しかも、歩行面がアスファルトでもでこぼこ道でも砂浜でも走行可能とはすごい。

現在は開発段階のブーツ、速度と精度を上げるべく目下開発中だが、ゆくゆくは障害のある人が自分の足で歩いたり走ったり出来るようにすることが最終ゴールだという。

赤と黒のシャープなデザインがカッコいい!これを履けば超人になれる魔法のブーツ、早く発売されてほしい。

[引用元]http://www.bionicboot.com/

(text: 小泉 恵里)

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加齢は歩行に現れる!「歩行年齢」を素早く算出 歩き方の改善にNECも注目

HERO X 編集部

正しい姿勢や歩き方は、健康をつくるといわれている。また、歩行には様々な病気の兆候があらわれるといわれ、自分の歩行をきちんと把握しておくことは、健康管理の面でも重要だ。NECが開発した歩行姿勢測定システムは、3Dセンサーに向かって歩くだけで、年齢と性別に応じた基準で歩行姿勢を点数化できるシステム。従来なら大掛かりな装置が必要だった歩行のチェックを、利用者の負担なく実施することができる。

あなたの歩行は何歳?
ふらつきや速度の衰えもチェック

NECの歩行姿勢測定システムは、3Dセンサーに向かって6メートルほどの距離を歩いていくだけで、「歩行速度」「歩幅」「胸腰部の上下動」「足の上がり角度」等を36項目を分析できる。これらを5段階で評価するとともに、速度やバランスなどから「歩行年齢」を算出する仕組みだ。

身体にマーカーなどを着ける必要がないので、利用者が気軽に利用できるのが大きなメリット。個人情報が気になる利用者にはデータを蓄積せずに一時的な測定結果の表示だけを行うこともでき、健康イベントなどでの利用も期待できる。

(画像元:https://www.towahitech.com/nec_walkingform/nec_walkingform.html

これまで3Dセンサーでの検出が難しかったつま先部分などの測定は、独自の技術でセンシング精度を向上させることができた。つま先の上がり具合は認知症にも関連するといわれているため、高齢者の健康チェックにも大いに役立てそうだ。歩行姿勢基準には特許出願済のアシックススポーツ工学研究所が開発した評価基準を採用している。

治療院などで活用する場合は、データを蓄積して、患者の身体の変化を確認することも可能。リハビリ・健康づくりのトレーニングの効果や、現在行われている施術の効果も確かめることができる。「歩く速さ」「ふらつき」「身体の軸」など、6分野で測定しているため、現在、実年齢と比較して衰えている部分などをしっかりと可視化できる。効果がはっきりと目に見えることで、患者本人のモチベーションアップにもつながる。

歩き方の問題は、いままで本人にはわかりづらかった。歩行が健康に重要な影響を及ぼすことは知られつつも、実際には自覚することが難しく、なかなか治療やトレーニングには結びつかなかった。センシングの技術が発展することで、歩行の問題を本人も治療者も認識できることは、健康づくりに大きく役立っていくだろう。

身体装着のマーカーやベルトがないことも画期的で、身体にハンデがあり器具の装着が難しい人や、認知症が進んでいる人への導入も考えられる。誰もが手軽に歩行をセンシングできることで、健康寿命が延びていくことを期待したい。

(text: HERO X 編集部)

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