テクノロジー TECHNOLOGY

HEROQUEST ワクワクする聴く冒険プログラム#60#61

ワクワクする未来の社会を創造する聴く冒険プログラムをお届けする。ZIP FM オフィシャルPodcast番組「HEROQUEST」。この番組では、「社会の課題」を解決し、「未来の社会」のインフラを整える開発者やエンジニア、起業家たちを「HERO」として迎え、いま、起きている「進化」の最前線を紹介する。

今回のテーマは「アグリテック」。ゲストは、プランティオ株式会社CEOの芹澤孝悦さん。最近、新しい言葉の生まれている農業の世界。アグリテックとは、Agriculture(農業)とTechnology(技術)を組み合わせた造語。また、農業とエンターテイメントを掛け合わせた「アグリテイメント」という言葉まで生まれているという。

芹澤さんの会社が提供する次世代型アグリテインメントプラットフォーム「grow」では、都会の公園やビルの屋上に農園を作り、IoTセンサーやスマホアプリなどのテクノロジーを活用しながら、楽しく野菜を育てられる。「楽しく育てて、楽しく食べることにフォーカスしている」プランティオのアグリテイメントとは一体どんなものなのか。
自分で作って自分で食べる、究極のFarm to Tableがフードロスという社会課題の解決にも繋がると話す芹澤さん。プランティオ創業のきっかけや、都市で暮らしながら自然に触れる暮らしの本質にも迫る。

<ゲストプロフィール>
プランティオ株式会社 CEO・芹澤孝悦
大学卒業後ITのベンチャー企業へ。エンターテインメント系コンテンツのプロデューサーを経て、日本で初めて“プランター”という和製英語を発案・製品を開発し、世に広めた家業であるセロン工業へ。2015年に経済産業省J-Startup認定のスタートアップとしてプランティオ株式会社を創業。

「HEROQUEST」はポッドキャストで無料配信中
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PODCASTプログラム #HEROQUEST はニッポン放送PODCAST STATIONで無料配信中

未来の社会をデザインするHEROを迎える【聴く冒険プログラム】。
今回お迎えするHEROは、次世代型アグリテインメントプラットフォーム「grow」を展開するプランティオ株式会社CEO:芹澤孝悦さんです。

【芹澤孝悦さん】
大学卒業後ITのベンチャー企業へ。
エンターテインメント系コンテンツのプロデューサを経て、日本で初めて“プランター”という和製英語を発案・製品を開発し世に広めた家業であるセロン工業へ。
次世代の新しい”人と植物との関りかた”を提案する三代目。

【今回の冒険の目次】
●植物を育てるプランターの誕生秘話
●アグリテック最前線は誰でもできる「農的ライフ」を実現?!
●ITから家業を継ぐことになったきっかけ
●究極のFarm to Tableがフードロス解決のアプローチ!
●植物はデータで育てる!
●農的ライフスタイルをエンターテイメントとして体験する!
●失敗しない家庭菜園の究極のスタイルとは?!

楽しみながら「社会の課題」と向き合うアグリテインメントの世界を冒険しましょう!

https://podcast.1242.com/show/zip-fm-original-podcast-%e3%80%8eheroquest%e3%80%8f/?fbclid=IwAR3OQc3Gpc-XhTLmiz3yk1ZZAOS41wFgXcCB45jDeMHfKsqkkp58TxP8pQ4

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次回のゲストは、プロサッカーチームFC岐阜を運営する株式会社岐阜フットボールクラブの代表取締役社長、小松裕志さん。順次放送を開始する。

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子どもの地頭も鍛えられる?!脳を鍛えながら計測『ブレインフィットネス』

HERO X 編集長

実は筋肉のように鍛えることができるとも言われる脳。ゲーム感覚で脳を鍛える『脳トレ』が一大ブームとなったのは記憶に新しいところ。この『脳トレ』の考案者が今回注目したのが脳の活動具合の〝見える化〟だった。

人間の体の不思議はいくつもあるが、脳はその代表格と言ってもいいだろう。自分の脳がどのような仕組みになっているかを知る人は少ないのではないだろうか。脳は大きく分けて「大脳」「小脳」「脳幹」の三つの部分に分かれており、そのうち80%を大脳が占めている。この大脳には前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉の領域が存在し、それぞれ役割が違うのだ。例えば、前頭葉は思考や運動などと関わりが深く、言語を発するのに使われている部分。頭頂葉は手足の感触や動きを知覚するための機能をもつと言われている。

この前頭葉の中でも機能は分かれており、前頭葉の中にある前頭前野は感情をコントロールすることや、考えること、アイデアを出すこと、判断すること、応用することなど、人間らしい部分を多く司るところとなっている。

東北大学と日立ハイテクで立ち上げた(株)NeUでは、前頭前野を光トポグラフィ(NIRS)という技術を使い計測、画面に出される問題に答えることで脳がどのくらい反応しているのかを計ることで、脳トレの効果を見える化できるようにした。その名も「ブレインフィットネス」。

光トポグラフィとは、頭部に3㎝の等間隔で光源と受光センサーを配置することで脳内のどこに変化が起きたかを計測、可視化するもの。「ブレインフィットネス」ではこの光トポグラフィを使った脳センサーをおでこに装着することで、前頭前野の活動具合を計る。

開発に関わったのはあの『脳トレ』を手がけた東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太教授だ。ゲームをやるだけだった脳トレでは、その日のスコアなどは分かるものの実際にどの程度鍛えられたかを見ることができなかった。同じ人間といえどもその日のコンディションによってもスコアは変わるため、スコアだけでは脳活動がどの程度行われたかを可視化するのは難しい。しかし、この光トポグラフィ技術を活用することで、脳のどの部分に変化が起こったのかを見ることができるため、出された問題というトレーニングがどの程度脳に効いているかを視覚的に知ることができるようになる。

同社は認知症予防をはじめ、子どもの地頭向上や、ビジネスマンの生産性アップなどへの活用が期待されると伝えている。ダイエットでも結果が可視化されている方がトレーニングのモチベーションを保ちやすいと言われるが、脳トレもパーソナライズ化されたデータとして結果が見えるとなれば、やる気はアップしそうだ。

(text: HERO X 編集長)

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