コラボ COLLABORATION

HEROQUEST 2時間半で9900万円達成も!株式投資型クラウドファンディング 「FUNDINNO」#96 #97

HERO X 編集部

ワクワクする未来の社会を創造する聴く冒険プログラムをお届けする。ZIP FM オフィシャルPodcast番組「HEROQUEST」。この番組では、「社会の課題」を解決し、「未来の社会」のインフラを整える開発者やエンジニア、起業家たちを「HERO」として迎え、いま、起きている「進化」の最前線を紹介する。

今回は株式会社FUNDINNOの落合文也さんをゲストに迎え、FUNDINNOが展開する日本初の株式投資型クラウドファンディングのプラットフォーム「FUNDINNO」(ファンディーノ)について伺う。

FUNDINNOは、個人投資家が未上場のベンチャー企業に少額から投資ができるサービス。法人設立から間もなく10年となるが、過去には2時間半で9,900万円集めた企業もあったそう。

FUNDINNOと通常のクラウドファンディングの違い、「その企業を応援したくなる(投資したくなる)」仕組みや得られるメリットはどんなものなのか。

後半の放送では落合さんのキャリアヒストリーや、企業にエールを贈る=投資が広げる未来の可能性に迫る。

<ゲストプロフィール>
株式会社FUNDINNO・マネージング・ディレクター 落合文也
1986年生まれ。山形県尾花沢市出身、日本大学経済学部卒業。老舗証券、コンサルティング会社を経て現職。投資銀行業務(FA業務、M&A、IR、ベンチャー企業への投資助言業務)、人材紹介(ヘッドハンティング)、本業支援(経営・営業アドバイザリー、ビジネスマッチング)等。2016年、日本クラウドキャピタル(現・株式会社FUNDINNO)の立ち上げに参画し、日本で初のECFキャピタリストとして創生期から実績を積み上げている。

落合氏を取材した過去の記事はこちら ▶ http://hero-x.jp/article/9575/

「HEROQUEST」はポッドキャストで無料配信中
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未来の社会をデザインするHEROを迎える【聴く冒険プログラム】。
今回お迎えする HERO は、
株式会社ファンディーノ
マネージング・ディレクター:落合文也さん!

推し活というキーワードが広がる現代。
その「推し活」・・・企業に対してエールを贈ることができるのが
ファンディーノというプラットフォーム!

ファンディーノが展開する事業から
実際に、どんな応援の形が実現しているのか?!
これから投資を学びたい人も
起業したい人も、ぜひ、この冒険にご参加ください!

https://zip-fm.podcast.sonicbowl.cloud/podcast/46407779-eadd-49f1-9d5c-bbde346ddb7c/
▼ 関連記事

投資家が育たない日本は危ない?株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」が仕掛ける新しい旋風
http://hero-x.jp/movie/9533/

HERO X × FUNDINNOがコラボ!未来の日本がここに見える~注目企業の発掘
http://hero-x.jp/article/9575/

 

次回の記事は、竹に穴を開けてあかりを灯す「竹あかり」の演出やプロデュースを手掛ける「CHIKAKEN〈ちかけん〉」の池田親生さん。放送の様子もアップする。

(text: HERO X 編集部)

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100分の1秒を左右する“陸上選手のためのグローブ”とは?伊藤智也×RDS社【究極のレースマシン開発】Vol.3

岸 由利子 | Yuriko Kishi

北京パラリンピックで金メダル2個、ロンドンパラリンピックで銀メダル3個を獲得し、世界の頂点に立つも、引退を表明した車いす陸上スプリンター・伊藤智也選手。今夏、約5年の沈黙を破って、HERO X上で現役復帰を発表し、「57歳で迎える東京2020で金メダル獲得」を目指して、着々と準備を進めている。そんな伊藤選手と共に、RDS社は、エクストリーム・スポーツのマシン開発に精通したエンジニアや気鋭のプロダクト・デザイナーらと「チーム伊藤」を結成し、目下、通称“レーサー”と呼ばれる車いす陸上用マシンを開発中だ。世界に1台のレーサー・伊藤モデルの行方はいかに?今回は、RDS本社で開かれた2度目の研究開発ミーティングのもようをお伝えする。

ハンドリムとは、ホイールの内側に固定された駆動輪のこと。手に装着した樹脂製のグローブでこの輪を蹴ることで、マシンは走行する。

伊藤智也の熱い歴史から生まれた、
新たなグローブの試作

この日、もう一つの課題があった。「滑らず、耐久性に優れたグローブが欲しいです」。キックオフ・ミーティングで、伊藤選手からヒアリングした要望を基に製作したグローブの試作を、実際に試してもらうことだ。

マシンと同様に、グローブは、車いす陸上アスリートにとって“片腕”とも言える重要な道具。ハンドリムをこぐ時に車輪にあたる角度や、両手へのフィット感など、ミリ単位の微差が、走行スピードを含むパフォーマンス力に大きく影響してくる。しかし、驚くことに、伊藤選手がこれまで愛用してきたのは、なんとお手製のグローブ。プラスチック樹脂を溶かし、高温の状態のまま手にかけて型を取るという大胆な手法で自ら作ったグローブと共に、北京大会やロンドン大会で疾走し、数々の栄光を勝ち取ってきたのである。

伊藤選手作の使い込んだグローブ(左)と試作の一つ。

「やけどなんて、しょっちゅうでしたね。でも、その方法しか知らなかったから、当然のこととしてやってきました。自宅の台所で、鍋に樹脂を入れて、グツグツ煮込んで、バシャーっと手にかけるんです(笑)」とあっけらかんと話す。今回、開発チームが用意した試作の数々は、そんな“熱い”歴史が刻まれたグローブを基に製作されたものだ。

伊藤選手は、室内用練習用のマシンに乗り、試作グローブの感触を次々と試していった。「これは、ジャスト・フィットだから、あと1ミリ程度の余裕があるといいかな。長時間練習していると、痛くなると思う」、「ここは、ちょっと肉厚かな。削れるところはなるべく削りたい。軽ければ軽い方が好ましいです」と、体で感じたことを瞬時にデザイナーらに伝えていく。

「これ、エエなぁ!リムのキャッチングが、凄く良い。位置が決まるわ!」と、大きな声の関西弁が飛び出した。一つ気に入ったものが見つかったのだ。ここでいうキャッチングとは、グローブがハンドリムを蹴る時の、接地面の馴染み具合を意味する。

「でもね、キャッチングの良さ“イコール速さ”とは限らないです。現段階で確かに分かるのは、ここ(親指を入れるパーツの上部面)を水平より5度くらい上げた方が、ハンドリムをこぐ時にブレーキになりにくく、よりスムーズに入っていけるということです。あくまで僕の感覚ですけれども」

他にも、グローブの素材やグリップ部分に付けるゴムの材質などについて、ディスカッションが行われた。伊藤選手によると、ホームセンターなどで入手できる強力なゴム素材でも、100mを一回走るだけで簡単に破れてしまうというから、どれだけ凄まじいパワーでこいでいるのかが伺える。現状、耐久性に優れていて、なおかつ柔らかいフィット感を叶えているのは、ハーネス(Harness)という車いす競技用グローブメーカーのゴム素材だけだそうだ。

「何が正解かはまだ分からないけど、トップスピード37kmを出せるグローブなら、金メダルを狙っていけるんじゃないかと思います」と伊藤選手。今回得たさまざまなフィードバックを基に、開発チームは、さらなる改良を重ねていく。日を追うごとに、進化していく伊藤選手のオーダーメード・高速マシン。次回は、ハンドリムとグローブの実装実験を行い、最もふさわしい形状を探り出していく。

vol.1  獲るぞ金メダル!東京2020で戦うための究極のマシン開発に密着

vol.2  選手と開発者をつなぐ“感覚の数値化”

vol.4  フィーリングとデータは、分かり合えるのか?

伊藤智也(Tomoya ITO)
1963年、三重県鈴鹿市生まれ。若干19歳で、人材派遣会社を設立。従業員200名を抱える経営者として活躍していたが、1998年に多発性硬化症を発症。翌年より、車いす陸上競技をはじめ、2005年プロの車いすランナーに転向。北京パラリンピックで金メダル、ロンドンパラリンピックで銀メダルを獲得し、車いす陸上選手として、不動の地位を確立。ロンドンパラリンピックで引退を表明するも、2017年8月、スポーツメディア「HERO X」上で、東京2020で復帰することを初めて発表した。

(text: 岸 由利子 | Yuriko Kishi)

(photo: 増元幸司)

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