テクノロジー TECHNOLOGY

デザインよし、機能性よしのスマートシューズに注目!

Yuka Shingai

オシャレは足元からとよく言ったものだが、シューズに求められるものはファッション性だけではない。歩く、走る、という日々の動作を支えるものだから、履き心地も重視したいし、更に機能的であれば、なお嬉しい。 今回紹介するスマートシューズに足を滑り込ませてみると、新たな世界が広がるかも?

海外セレブ御用達ブランドJIMMY CHOOから、
機能的でラグジュアリーなスマートシューズが登場

【元記事URL】:http://hero-x.jp/article/5838/

海外セレブが愛用するお馴染みのラグジュアリーシューブランド、JIMMY CHOOから最新のウェアラブルテクノロジーが備えられたスマートシューズ「JIMMY CHOO VOYAGER BOOTS」が登場。

専用のスマートフォンのアプリでインソールを操作し、シューズ内部を25~45℃の範囲で温度調節できるほか、運動履歴をトラッキングアプリで確認することも可能。見た目の美しさだけではなく、「足元が常に適温」という機能面での贅沢を追求するあたりがまさにハイブランドの美学を感じさせるところ。

ブランドのアイコンでもあるピンヒールにも今後この機能が応用されれば、モードラバー垂涎となること確実だ。

ランニングライフをさらに楽しく、奥深く!
スマートフットウェア「ORPHE TRACK」

【元記事URL】:http://hero-x.jp/article/8593/

「ORPHE TRACK」は、専用センサーを身につけて専用シューズを履くだけで様々なランニングデータを計測・分析してくれるスマートフットウェア。

これまで計測するにあたって、大掛かりな設備が必要とされていたランニング中のフォームや着地法、ピッチ、足の傾きなど、専用のセンサーとシューズを装着して走るだけで細かいデータが得られる画期的なアイテムだ。

人気ブランドとのコラボモデルも展開するなど、ランニング、スポーツ好き以外からの注目度も高く、シンプルかつミニマルなデザインは日常使いにも重宝しそう。

デザインも技術もアップグレードしていくスマートシューズは、これからもどんどん面白い新製品が出てきそうだ。

(text: Yuka Shingai)

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テクノロジー TECHNOLOGY

目は口ほどにものを言う!? 視線で操作できるPCが障がい者の日常を取り戻す

田崎 美穂子

目の動きだけでPCが操作できる ―まるで近未来映画のような話を、オリィ研究所の吉藤健太朗氏が実現させました。たとえしゃべれなくても、手足が動かなくとも、視線でPCを操作できる、これがもう「夢」ではなく、現実のものとなっているのです。

東京都三鷹市にオフィスを構えるオリィ研究所。たった一人ではじまったこの研究所が開発した視線で文字を打つことのできるソフトウェア「OriHime eye」が話題をよんでいます。
「車イスで視線入力をして、発話もできて、しかも前方も見えるようにしたい」というALS(筋萎縮性側索硬化症)患者さんの要望を実現するために生み出されたのがこのPC。透明な画面は、前方を見通すこともでき、さらに音声を発する機能も付いているので発話もできます。加えて、とてもシンプルで簡単に操作できるため、ALS患者さんの念願だった普通のコミュニケーションを取ることを可能にしたのです。

この研究所を立ち上げたのは吉藤健太朗氏。高校3年間、ものづくりの巨匠 久保田憲司師匠に師事し、電動車椅子の新機構の発明で、数々の賞を受賞。高専で人工知能を研究した後、早稲田大学にて独自のアプローチで、分身ロボットの研究開発進めました。小学5年~中学3年まで不登校だった、という自身の経験から、「孤独の闘病」という精神的ストレスの解消を目的に福祉機器の開発を志したそうです。「入院していても、動けなくても、家族や友人たちと日常生活を共にできる、人と人をつなぐ福祉デバイスを開発したいと思いました」。2010年、遠隔型分身コミュニケーションロボットOriHime人型バージョンが誕生。2012年には多方面からバックアップを受けてオリィ研究所を株式会社に。サークル的な活動で始まった研究室が大きな一歩を踏み出したのです。

ALS患者だけでなく、麻痺や肢体不自由などの障害で「動けない、しゃべれない」人にとっても、「会いたい人に会えて、行きたいところへ行き、伝えたいことを伝えられる」が実現可能となる視線入力。まるでSFの世界のような先進技術が、ベッドの上にいても、「親しい人とつながり、闘病生活が孤独でなくなる未来」を創りだそうとしています。

(text: 田崎 美穂子)

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