福祉 WELFARE

3Dプリンター義手を貧困地域に届けるチャリティープロジェクトが進行中

平山 麻衣子

スペインのエンジニアGuillermo Martínez氏は、自宅の3Dプリンターで製作した義手を貧困地域の人々に提供するAyúdame3Dというチャリティー活動を行なっている。

右腕に装着した義手を左手で握りしめながら、嬉しそうに笑う男性。この義手を製作したのはスペインのエンジニアGuillermo Martínez氏だ。彼が製作する義手はとてもシンプルなものに見えるが、両手で鍬をつかみ畑を耕したり、ミシンを使ったりと、生活していくのに必要な作業を無理なく行うことができる。義手の提供を受けたのはケニアに住む6名の人々。義手を装着した瞬間、「人生が大きく変わった」と喜びの声をあげた。

Martínez氏は、国際ボランティア活動などに参加、3Dプリンターで義手・義足の製作を行うEnabling the Futureという活動を知ったことをきっかけに、この活動をはじめたそうだ。彼はより多くの人々に義手を提供していくために、クラウドファンディングを立ち上げ、3D印刷の技術について「今の段階では、3D印刷でできることのほんの一部しか開発されていないと思います。 20年後には、特に医療と医学の分野での発展は驚異的なものになるでしょう」と語っている。

非常に高価で、限られた人々にしか手にすることができなかった義手や義足。しかしその状況は、3Dプリンターの出現によって大きく変化した。「より多くの人々に、義手や義足を提供したい」とチャリティー活動を行う人々の輪が世界中に広がりつつある。彼らの活動は、これからもたくさんの人々を笑顔に変えていくに違いない。

http://ayudame3d.org/
http://enablingthefuture.org/category/featured-stories/

(text: 平山 麻衣子)

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ユニバーサル化が進む京王プラザホテルが、さらにパワーアップ!

HERO X 編集部

7000人の車いすユーザーが行き交うとの予測もある東京2020。海外からのパラリンピック参加者をはじめ、障がい者を悩ませているのが宿泊施設の問題だ。都内ではバリアフリー化の進む宿泊施設は少ない。そんな中、1988年から客室のバリアフリー化に取り組んできた京王プラザホテルがこの冬、さらにパワーアップ、9月1日からはいよいよ、この新しいバリアフリー客室の宿泊予約がはじまる。

大規模リニューアル

新ユニバーサルルーム(35.5㎡)

東京都新宿区、都庁からもほど近い都心部に立地する京王プラザホテルでは、到着から出発まで、車いすユーザーが快適に過ごせる工夫を随所に施してきた。車いす利用者専用の駐車場は2台分を用意。段差なく入れるバリアフリーの正面玄関をはじめ、宴会玄関、本館2階の出入り口などにはスロープを設け、入り口からユーザーへの優しさが伺えた。客室内の快適さも障がい者の間で話題となっていた京王プラザホテルだが、この夏からはさらなるバージョンアップを目指し、ユニバーサル客室の大規模なリニューアルをおこなっている。

新ユニバーサルルーム(67.4㎡)

改装するのは本館30階にある客室。同階にあった35.5㎡の広さの10室のユニバーサルルームをリニューアルするほか、より広さを持たせた47.0 ㎡の客室2 室と67.4 ㎡の客室 1 室をユニバーサルルームとして新設する。一般客室も4室をリニューアル、総改修費は4億円となる見込みで、大規模な改装が予想される。

使いやすさはそのままにホテルらしいサービスを提供

新ユニバーサルルーム(35.5㎡)

電気のスイッチ位置をはじめ、着脱可能なトイレ用手すり、電動ベッドなど使い勝手にこだわった作りで好評を得てきた室内。これらの使い勝手の良さはそのままに、顧客の状態に合わせてよりカスタマイズ可能な部屋に仕上げると言う。全ての調度品を新設、アップデートするほか、視力の低下している人向けに照明計画を作成、聴覚に障がいのある人に対しても配慮できる部屋になる予定だ。宿泊は12月15日から。予約、 問合せは(03)5322-8000へ。

https://www.keioplaza.co.jp/stay/room/universal

(text: HERO X 編集部)

(photo: 京王プラザホテル)

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