スポーツ SPORTS

日本人パラアルペンスキーメダリストが出演するスペシャルムービーが、最高にかっこいい

中村竜也 -R.G.C

盛り上がりを見せるピョンチャンパラリンピック、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)が制作したスペシャルプロモーションムービー『The Change Maker』が公開された。

パラアスリートが輝いている瞬間の「楽しさ」だけではなく、「苦しみ」や「哀しみ」を乗り越えた先にある真の「楽しさ」を伝え、パラスポーツをより身近に感じてもらうことを目的として制作されたという今作には、HERO Xでも注目してきたパラアルペンスキーの森井大輝選手、狩野亮選手鈴木猛史選手という豪華メダリスト陣が出演。公開直後よりSNS上をはじめ各方面で話題を呼んでいる。

このスペシャルムービーの特筆すべき点は、彼らがパラアスリートの道を歩むきっかけとなった事故現場のシーンを、各々が発した前向きな言葉で今の自分の意思を力強いBGMに乗せ表現しているところ。一方メイキングムービーでは、貴重なオフショットを存分に盛り込み、普段見ることの出来ないリラックスした素顔を垣間見ることができる内容となっている。

彼らの強靭な肉体と気持ちをスタイリッシな映像で表現することで、今までパラアスリートに対し持っていたイメージを覆す仕上がりは必見である。

メイキングムービー
https://youtu.be/bvijL108wPU

(text: 中村竜也 -R.G.C)

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世界初「義足の図書館」を! Xiborg社が中心となってクラウドファンディングを展開中

朝倉 奈緒

「義足の図書館」とは、義足歩行者が自分に合った競技用義足(=板バネ)を自由にレンタルすることができるシステム。これによって今まで走る機会を得ることができなかった義足歩行者が、再び「走る」機会に恵まれることになります。

「義足の図書館」は、ロボット技術やバイオメカニクスを用いた義足開発を行うエンジニア、遠藤謙さん率いるXiborgメンバー、アスリート、義肢装具士たちがクラウドファンディングサービス“Ready for “で訴求しているプロジェクト。自身も陸上短距離のパラリンピアンであり、Xiborgチームの一員である佐藤圭太さんも中心人物となり、このプロジェクトに取り組んでいます。

どうして「義足の図書館」が必要か? それは、義足歩行者が「走る」動作をするためには、以下の3つの原因でハードルが高くなっているからです。

「義足のつくり」・・・日常使っている歩行用とは別に、走行専用の義足が必要。
「価格」・・・板バネ1本あたり約20〜60万円と高価だが、試し履きできる場所がほとんどない。
「環境」・・・安全面を配慮し、陸上競技場など障害物のない場所での使用、また、怪我防止のため義肢装具士の同伴が必要。

このプロジェクトでは「義足の図書館」を、全天候型60m陸上競技トラックと同社の義足開発ラボラトリーが併設された「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」内にオープンさせようと考えています。

そこには子供から大人までが使える、世界で多くの人が使用している各国義足メーカーの板バネが数種類並ぶ予定です。また、初めて板バネを使用する方や走り方を改善したい人のために、独自のトレーニングメニューの開発なども予定。
Xiborg社が開発している義足は「無い脚を埋める」以上に、自らの能力を引き出すことさえも可能にする義足です。

「義足の図書館」誕生によって、「走る」動作をしていなかった、したいけどできなかった義足歩行者に、新たな光が差すことになります。より多くの人が「走る」一歩を踏み出すことに近づくこのプロジェクトに、あなたもぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

「足を失った人々が「走る」ことへ一歩を踏み出せる場を創りたい!」
プロジェクト締切: 2017年7月10日(月)午後11:00
https://readyfor.jp/projects/12669

(text: 朝倉 奈緒)

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