テクノロジー TECHNOLOGY

これからの季節に必見!ガマンを解消、驚くべき進化を遂げる身近な医療グッズ

HERO X 編集部

肌に直接プリントする包帯?! 濡れても平気なギプス?! 子どものケガでお世話になることも多い包帯やギプス。こんな製品包帯やギプスがあったら、動くたびに包帯がズレて巻きなおす手間や、これまで悩まされてきたギプスのムレやかゆみ、ニオイから解放され、これからやってくる梅雨や猛暑も快適に乗り切れる。これまでの不便・イライラを一挙解消の驚くべき進化をとげた身近な医療アイテムを紹介する。

治りが早く、動きやすく、目立ちにくい。
天然素材の3Dプリント包帯!

プリンティング包帯を作るジョナサン教授

包帯は巻くのではなく、肌に直接プリントする時代。そんなウソのような話が現実になった。プリントされる包帯の繊維はナノ単位の合成繊維。コットンやポリウレタンの包帯と比べ、組織の治癒力がアップ。ズレる心配がなく動きやすい上に傷も治りやすいという優秀なアイテムだ。

元記事URL http://hero-x.jp/article/3927/

ムレ、かゆみ、臭いの問題を解決!
プールにも入れちゃう新世代ギプス

痒いところに手が届く、クールなビジュアルで通気性抜群の新世代ギプスは濡れてもOKなので、医者の許可が下りれば装着したまま入浴も可能。ムレやかゆみなどの肌トラブルや、ニオイとの戦いだったこれからの暑い季節も快適に乗り切ることができる。

元記事URL:http://hero-x.jp/article/7354/

今回の記事で紹介した身近な医療アイテムの開発や進化は、間違いなく私たちの生活の質を向上させてくれる。怪我をしない方がいいということは言うまでもないが、こんな包帯やギプスのサポートがあるなら、怪我への不安も軽減されるに違いない。

(text: HERO X 編集部)

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バーチャル空間に両腕を再現!VRは医学療法の救世主となるか

Yuka Shingai

怪我や病気によって四肢を切断、あるいは、手足はあるが感覚を失った後、存在しないはずの手脚「幻肢」が痛む、難治性の疼痛を患者の多くが体験するという。この「幻肢痛」という症状を和らげるために、近年最も注目を集めるテクノロジーのひとつ、VRが大きく貢献することになりそうだ。

この取り組みを国際カンファレンス「Health2.0 Asia-Japan 2018」で発表したのは株式会社KIDS代表でNPO法人 Mission ARM Japan 副理事長の猪俣一則氏。自身も大きな怪我を経て、幻肢痛を抱える当事者だ。東京大学や東京大学大学院、畿央大学神経リハビリテーション研究センターとの共同開発で、腕に表れる幻肢痛に対応したプログラムを進行中。この「VR療法」は、現在臨床研究終盤を迎え、実際に治療開始となりそうだ。

患者の健肢の動きを赤外線カメラで捉え、それを反転させてバーチャル空間上に両腕を再現する「VR療法」。VRによって幻肢を動かせる感覚を得ることによって痛みが軽減するとのことで、なんと実施後すぐに鎮痛効果が現れるらしい。この分野では、鏡に映った健肢を幻肢に見せかけて幻肢痛を治療する「鏡療法」が歴史上一定の治療効果を誇っているが、VRならではの没入感、デジタル技術による患者個々が持つ幻肢イメージへ一致させるカスタマイズによって、より早い効果を発揮できることが期待されている。

ヘッドマウントディスプレイを装着した患者は、両手でボールをすくったり、八の字を描いたりするようなタスクをバーチャル空間上で行うことで、幻肢を動かすイメージが可能になる。

赤外線カメラでは脚の動きを捉えることが難しいことから、脚に現れる幻肢痛治療の開発は現段階では行っていないが、需要は多く、開発の拡大に期待がかかる。また、VR療法は脳卒中など脳の障害由来の痛みにも効果があることが分かってきたとのことで、医学療法に大きな変革をもたらしてくれそうだ。

(text: Yuka Shingai)

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