テクノロジー TECHNOLOGY

時代は抗菌から抗ウィルスへ!?注目の「ロンプロテクト」技術とは

Yuka Shingai

インフルエンザをはじめとするウィルス性の感染症が猛威を振るう時期だ。サニタリー用品から衣類まで生活に浸透している抗菌アイテムやグッズの多くは、細菌への効果は確認されているが、実はウィルスに対して効き目があるかは明らかになっていないようだ。ロンシール工業株式会社の「ロンプロテクト」は、これまでリーチできていなかったウィルスに対しても効果を発揮しているという。

床材や壁装剤の製造・開発を行うロンシール工業株式会社は、日本で初めて塩化ビニル製品の製造に成功したこの業界のパイオニア的存在。塩化ビニル樹脂は他のプラスチックに比べ、製造時に発生するCO2の量が少なく、リサイクル性にも優れた世界各国で高く評価されている省資源・省エネ型の素材でもある。

同社は「ロンプロテクト」技術により、塩化ビニル樹脂の素材そのものに抗ウィルス機能を付加し、付着したウィルスを1時間で99%以上除去したという試験結果を報告している。

壁や床のように面積の大きなものから、文房具など細かなものまで適用することができるため、免疫力が低い乳幼児や患者が集う病院、保育施設などを中心に続々と採用が進んでいる。不特定多数の接触が多いことから、インフルエンザの感染経路として、リスクが高い電車のつり革やドアノブなどにこの技術が導入されれば、通勤・通学時の感染防止に期待ができるほか、「目に見えぬ脅威」に怯えるストレスから解放されるというメリットもあるかもしれない。

(text: Yuka Shingai)

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健康管理は「歩き方」で見る時代へ。子どもの歩行も診断・マイクロストーンの「歩行健診」

HERO X 編集部

「歩き方」が健康に関係するということは、以前からいわれていた。そこまで大げさな話ではなくても、健康のためにジョギングやウォーキングを始めたけれど、なぜか膝や腰が痛い、といった経験をしている人は少なくない。しかしその結果、運動がおっくうになってしまったら、かえって逆効果だ。マイクロストーンの「歩行健診」では、センサーをつけて歩行をすることで、歩行の問題を検出することができる。センシング技術の発展で、ついに歩き方を客観的に見ることができるようになったのだ。

身体にとりつけた2つのセンサーで
歩行をスピード診断

長野県に拠点をもつマイクロストーン株式会社の「歩行健診」は、同社の「体幹2点歩行動揺計 “THE WALKING”」という機器を使い、歩き方が気になる人の歩行診断をするサービスだ。病院に行くほどではないけれど、ウォーキングをすると身体のどこかが痛くなる、長距離などの運動に取り組んでいるけれど足の使い方が気になっている…などの悩みを持つ人が、気軽に申し込める。また、子どもの歩き方がおかしい、気になるといった、保護者たちの悩みにも応えている。

健診方法は簡単だ。小型センサーを専用ベルトで背中と腰に着け、いつものように歩いてみる。10m以上、直線歩行すればOK。計測が完了するとパソコンで解析が始まり、わずか2分で自分の歩行の解析結果が見られる。正しい歩き方に比べ、自分の歩き方のどこにクセがあるかも、データではっきりと明示される。定期計測を希望する人には、エクササイズなどのアドバイスもセットで実施している。

同社では「THE WALKING」をリハビリ、人間ドックなどへ活用することも勧めている。歩行のクセや歩き方はなかなか自分でも自覚ができないものだが、センシング技術の発展で、歩くだけでデータが採取できるようになった。今まで原因が不明だった足や腰の不調も、歩き方を変えることで改善されていくかもしれない。理学療法士などが活用すれば、リハビリや装具の検証なども行える。

人生100年時代といわれる今、長く健康でいるためには、「歩く」ことを避けてはいられない。歩行が衰えれば、心身ともにあっという間に衰弱していくからだ。歳をとっても元気に歩き続けるためには、痛みや歪みのない歩き方を知っておくことも大切。歩行のセンシング技術は、国民全体の未病対策にもつながりそうだ。

(text: HERO X 編集部)

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