テクノロジー TECHNOLOGY

フルボディスーツの次はグローブ! 触覚フィードバックを生み出す「Teslasuit Glove」誕生

Yuka Shingai

フルボディタイプの触覚フィードバックデバイスで知られるTeslasuit社からバーチャル空間での触感と生体認証データを収集できるグローブが登場した。2020年後半の出荷を目指す、その名も「Teslasuit Glove」は先日開催されたCES2020でテストの様子をお披露目した。

「Teslasuit Glove」の基本的な仕組みはTeslasuitとほぼ同じ。プラスティックの外骨格は固形の物体に触れたような抵抗感と振動を生み出し、それぞれの指の上に配された9つの電極は存在しないものを実際に触ったかのような感覚を生み出す、というように数種類の異なるテクノロジーを採用することで、物をつかむ、手の動きを捉える、脈拍やその他の生体認証情報を記録する、などの機能を実現している。

体験で生じる圧力やその他の物理的な反応を計測する、心拍などの情報を収集してくれるのは、グローブに搭載されているパルスオキシメーター(切開や投薬といった侵襲を伴わずに脈拍数と経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)をリアルタイムでモニターするための医療機器)によるもの。グローブとスーツをwifiで接続すれば、VR上での触覚フィードバックを全身で体感することもできるようで、拡張性の高さは魅力と言えるだろう。

$5000前後という価格からも、想定される使用例は宇宙飛行士のトレーニングや災害時などの避難訓練、リハビリテーションなど、一般コンシューマーよりというより、完全にビジネスユースとなりそうだ。すでに類似製品を送り出しているManus VR社やHaptX社といった競合と、いかに棲み分けしていくかが今後のカギとなるかもしれない。

[TOP動画引用元: https://youtu.be/gjqKXa8j6io

(text: Yuka Shingai)

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ゲーム感覚のエクササイズで認知能力もアップ!デンマーク発「モトタイル」

Yuka Shingai

点灯したタイルを踏むとライトが消える、タイルを踏むと音が鳴る…指示に合わせて頭と体を動かす様子は、まるで懐かしのパーティゲーム、ツイスターにも見える。今回ご紹介する「モトタイル」は福祉国家デンマークで生まれた、遊びとロボット工学が融合した連動タイルだ。

使い方は極めてシンプル。10枚のタイルを床に敷いて電源をオン。付属のタブレットからゲームを選べば準備完了だ。タイルは繋げてもバラバラにしてもいいし、好きな形にアレンジすることができる。ゲームの種類は難易度や時間、プレイする人数別で豊富に揃っており、老若男女問わずすべての人が楽しむことができる。

エクササイズの記録は毎回タブレットに蓄積されていくので、前回のプレイと結果を比較することも可能。エクササイズを継続するモチベーションのカギにもなる。

頭と体を同時に動かすデュアルタスクエクササイズは、空間認知力と判断力の向上に効果があると実証済み。特に高齢者は短時間のエクササイズでも、筋力、柔軟性などの身体的能力に加えて、場所や異なる色を見分ける能力といった認知課題の正答率がアップするというデータも出ており、デンマーク国内ではデイケアセンターやリハビリセンター、フィットネスクラブや病院にも導入されるほど普及しているとのことだ。

テレビゲームを使うエクササイズは画面を眺めていると疲れてしまうこともあるが、こちらはタイルだけに集中すればいいので、手軽に楽しむことができそう。

「モトタイル」は、日本国内の介護施設などでもすでに導入されているようで、これから身近な遊び道具に進化していくかもしれない。

[TOP動画引用元: https://youtu.be/K8jBmyHS_oQ

(text: Yuka Shingai)

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