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360度没入型ムービー!義足のプロレスラーの物語が登場

平山麻衣子

360度全方位見渡せる「Google Spotlight Stories」より、片足が義足となった元ルチャリブレ(メキシコスタイルのプロレス)の選手が自身の誇りと家族のために戦うストーリー「Son of Jaguar」が公開中。

本動画の主人公「Son of Jaguar」は、片足が義足となった元ルチャリブレの選手。自身の足を奪った対戦相手と再戦することになり、心配する妻や一緒に戦うという息子に別れを告げ、リングへと向かう。試合中には、対戦相手に義足を奪われてしまい「Son of Jaguar」は一方的に痛めつけられてしまうという危機があり、とどめを刺されそうになるが――その時、父を守るために息子がリングへ上がり奇跡が起こる――この続きは、ぜひ動画で楽しんでいただきたい。

「Google Spotlight Stories」では、360度すべてを見渡すことができ、その映像は、まるで自分がその場にいるかのような感覚を味わえる。空高く飛び上がった主人公が急降下するスピード感や迫力は圧巻。また、壁に貼られたポスターや、観客達の様子など細部まで作り込まれた映像は見るたびに新しい発見がある。過去にはアカデミー賞アニメ短編部門でノミネートされた「Pearl」などもあり、こちらも必見だ。意欲的な作品が続々と公開される「Google Spotlight Stories」から今後も目が離せない。

[TOP動画 引用元]Google Spotlight Stories :https://youtu.be/e5_EE7Hpr6I

(text: 平山麻衣子)

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アップルと補聴器メーカーがタッグを組んだら、“第3の耳”が生まれた

田賀井 リエ

ここ数年の補聴器の進化がめざましい。デザインはぐっとバリエーションが増え、よりおしゃれ度が増したし、機能的にも、よりハイスペックなものが続々と発売されています。中でも、オーダーメイド補聴器の先駆者として知られる米国スターキー・ヒヤリングテクノロジー社とアップルが共同開発した「Halo(TM)(ヘイロー)」は、いままでの補聴器の枠を超えた画期的なスマートワイヤレス補聴器と言っても過言ではありません。

この商品が何よりもすごいのは、補聴器とスマホが連動しているという点。なんと、補聴器で電話を直接受けることができ、会話をすることができるのです。いま日本で主要なワイヤレス補聴器の多くは中継機器とのセットで動いており、中継機器は首からぶら下げたり、ポケットに入れたりしておく必要があります。しかし、ヘイローは、スマホ自体がその役目を果たしているため、中継機器を一切持つ必要はなく、とても便利だし、とても身軽だということがお分かり頂けるでしょうか。

Halo_1

さらに、画期的なのは、TruLinkアプリと呼ばれるスマホアプリを使うことで、スマホがリモコンとなり、補聴器を自分好みにカスタマイズできるという点。意識しないと気付かないかもしれませんが、私たちは、さまざまな音環境の中で生活しています。たとえば、図書館などの静かな場所と、居酒屋などのうるさい場所では、耳が拾う音は異なります。前者では、快適に聞こえた音も、後者では聞こえないといった問題も当然起こってくるのです。そんな時、自分で補聴器の音質を調整することは難しく、単にボリュームを変えたり、購入した店舗で設定したメモリーに切り替えることでしかその場をやり過ごすことができませんでした。それでも満足が行かない場合は、結局、購入先の店舗に足を運ばなければならないのですが、一度調整しても、また環境によって音質を変える必要性が生じる場合もあるわけで、結局、補聴器の利用者を減らすことにつながってしまっていました。そんな難点をクリアしたのが、TruLinkアプリ。このアプリを使えば、TPOに合わせて耳が拾う音を、いとも簡単に自分好みの音質に微調整することができるのです。

加えて、自分好みにカスタマイズした音質設定とともに、ジオタグメモリーで場所を設定しておけば、その場所に着いた時に、スマホが感知し、自動的に音質が切り替わるという機能も装備。つまり、いつもの居酒屋に行けば、前もって自分が設定していた、「騒音の中でもより言葉を聞き取りやすい音質」メモリに切り替わるというわけ。

この他にも、補聴器がスマホの中にある音楽や動画を直接再生する「ワイヤレスヘッドホン」になったり、大事な音源を録音する「ワイヤレスマイク」として利用できたり、そのサイズゆえに、無くしがちな補聴器を、アプリを使って簡単に探し出すこともできるのです。新機能のリリースとともにアプリは随時アップデートされていく予定。また、デバイスも進化し、ヘイローの第二世代となる「Halo2(ヘイロー2)」が誕生した。業界初の会話と音楽の同時パラレル処理を実現するという新機能が追加されたとのことだ。スマホと連動したことにより、無限大に広がる補聴器の可能性。進化を続けるヘイローに今後も注目していきたい。

(text: 田賀井 リエ)

(photo: 栗原 美穂)

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