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社員がみんな怪力揃い!?ついにパワードスーツの実用化がはじまった!

平山 麻衣子

人間の能力を何倍にも高めるパワードスーツ。SF小説や映画でおなじみのこのスーツが、実際に企業で活用され始めている。

全米でホームセンターを展開するLowe’s社は、倉庫で働く従業員たちのためにパワードスーツの採用を決めた。この倉庫で働く従業員たちは商品の運搬に業務時間の9割を費やしているという。そんな彼らの肉体的な負担の軽減を目的にパワードスーツ「Exosuits」の開発は始まった。同社とバージニア工科大学の支援ロボットラボが共同で開発。2017年4月から本格的な実用が開始された。

パワードスーツと呼ぶにはシンプルな外見。それも長年の研究の中で追及されたものだという。背中と脚を支えるパーツは柔軟性のあるカーボンファイバーでできており、着用者の動作に合わせてしなやかに湾曲する。まるで弓矢のようにエネルギーを蓄積し、脚や背中を伸ばす動作をアシストする。そのため、コンクリート袋のような重いものでも軽々と持ち運ぶことができる。

 今のところ「Exosuits」はLowe’s社で運用されているのみだが、今後はリハビリテーションへの利用などにも展開できると注目を浴びている。自動車のようにパワードスーツが私たちの生活に欠かせないものになる未来は、そう遠くないのかもしれない。

<参考>
https://vtnews.vt.edu/articles/2017/05/eng-lowesexosuit.html

[引用元] http://www.lowesinnovationlabs.com/exosuits/

(text: 平山 麻衣子)

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スマホ世代の子どもたちは早くから老眼鏡をかけるようになる?

HERO X 編集部

老眼鏡もシニアグラスやリーディンググラスなどと呼ばれ、なんだかちょっとおしゃれな響きになる昨今。手元を大きく見せてくれる拡大鏡・ハズキルーペはもはや子どもでもその存在を知るほどになっている。一生を通して見え方が変化する目。眼鏡やコンタクト着用者も増えるなか、スマホやタブレットを軽々と操る子ども世代の目の健康を考えた眼鏡が発売される。

眼鏡のパリミキでおなじみの株式会社 三城(「ミキ」) は、ブルーライトをカットし、手元と遠くの両方を快適に見ることができる眼鏡「スマートイージー」の子ども向け商品を発売すると発表した。タブレットを利用した授業が始まるなど、子どもたちを取り巻く状況の変化は著しい。文部科学省が公表したデータによると、平成29年度には裸眼視力が1.0を下回る子どもの数が過去最低を記録、今年も高い位置で推移している。スマホやタブレットなどがなかった20年前と比べると、その数値は小学生で約2倍、中学生で約1.6倍に。20年前と言えば、すでに家庭用ゲーム機や携帯型ゲーム機が普及していた時代だが、それをはるかに超える勢いで子どもの視力低下は進んでいる。スマホやタブレットといった機器の普及と無関係ではないだろう。

スマホはパソコンと比べ、目に近い位置で見るため、目の筋肉にかかる負担はパソコンよりも増すといわれる。また、画面と近いということは、それだけブルーライトが強く目に届いてしまうことになる。人間は目の奥にあるピント調節筋を使い、近くを見る時と、遠くを見る時それぞれにピントを調節している。スマホをよく使う子どもの場合、スマホと周りの風景を見ることを日常的に頻繁にくり返すため、ピント調節機能が忙しく働くことになる。目への負担が増し過ぎると、上手くピントが合わせられない状態が起こりやすくなるというのだ。目の酷使が続けば、視界がぼやける、近くのものが見えにくいといった「老眼」に似た症状が現れてしまう。中高年の話と思われていた老眼様症状に、もはや年齢は関係ないようだ。

「スマートイージー」は、遠近両方が快適に見えるようなレンズを使用、ブルーライトカットも施されている。スマホを使って通信講座を受講する子どもも増えている。眼鏡の受容は増えそうだ。

[TOP動画引用元:https://youtu.be/smhS5-oCrDc

(text: HERO X 編集部)

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