テクノロジー TECHNOLOGY

鼻水に咳、子どもを預けるのは気が引ける…手軽に検索できる病児保育予約サービススタート

HERO X 編集部

緊急事態宣言が全国へと広がったことで、保育園の休園や、受け入れ家庭を限定する動きが出ている。この時期に風邪気味の子どもを保育園に預けるのは、感染リスクの面からも不安が大きい。休ませたいけれど仕事があるという親たちのために、病児保育の受け入れ先を検索できるサービスが始まった。

コネクテッド・インダストリーズ株式会社が運営する病児保育ネット予約サービス「あずかるこちゃん」は、病児保育施設の予約を、PCやスマホから24時間申し込めるサービス。居住区の位置情報から、マップで利用可能な近隣の保育室を表示してくれる。

保護者の登録は無料。LINEから予約、キャンセルなどの操作も可能だ。書類手続きもオンライン化し、働く親たちが使いやすいよう工夫している。「使いたいときに使えない」という病児保育の状況を解消する仕組みだ。また、施設側からのリマインド機能などもあり、今夏には施設と保護者とのコミュニケーション機能も追加される予定。

サービスを運営しているコネクテッド・インダストリーズは、病児保育のICT化、ネットワーク化を推進するために2017年に事業化。「安心して産み育てられる社会をつくる」を理念に、子どもたちと働く女性たちの課題解決をめざしていく。

すべての作業がオンラインで完結するため、登録施設側は、利用者からの予約電話に対応しなくて済み、保育に専念することができる。また、利用当日にキャンセルが出た場合、キャンセル待ちの予約者を繰り上げてくれるので、キャンセル対応にも追われずに済むのだ。

現在、導入施設を全国に拡大中で、まだオンラインに対応していない施設にも、検索マップから直接電話で予約を入れることができる。出社せざるを得ない、けれども子どもの体調が心配……そんな時に利用してみてはいかがだろうか。

「あずかるこちゃん」:https://azkl.jp/

トップ画像引用元:https://azkl.jp/

(text: HERO X 編集部)

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サイバー過ぎるパラスポーツ体験が熱い!車いす型VRレーサー“CYBER WHEEL”

岸 由利子 | Yuriko Kishi

パラスポーツを代表する競技のひとつ、「車いすマラソン」を観戦したことはあるだろうか?ロードレース用車いすに乗り、ハンドリムを手だけで操作してゴールを目指すあの競技だ。実際のレースでの最高速度は、なんと60km越え。見ているだけでは、そのハードさは中々実感しづらいものだが、それはこれまでの話。車いすマラソンで走るリアルな感覚を、誰もが体験することを可能にしたVRエンターテイメントが、この度誕生した。その名も、『CYBER WHEEL(サイバーウィール)』。開発を手掛けた株式会社ワン・トゥー・テン・ホールディングス(以下、ワントゥーテン)の東京オフィスを訪問した。

“未来のウィールチェア”をかたちに
設計のインスピレーションは、ロードレース用車いす 

『CYBER WHEEL(サイバーウィール)』の機体は、実際のロードレースで使用されている「SPEED KING」を車いすメーカーの株式会社ミキより提供を受け、設計の参考としたオリジナルボディ。機体の素材には、宇宙・航空産業や鉄道、医療分野などでも使用されているFRP(繊維強化プラスチック)、シート、タイヤ&ホイールにはグラスファイバーを採用し、ダークグレーを基調にしたボディは、ウレタン樹脂塗装仕上げ。「空力などを考慮し、実際の未来の姿としての車いすをデザインしています」とワントゥーテンの開発担当者が言う通り、フューチャリスティックな趣だ。

シートに乗り、VRとヘッドフォンを装着したら、前傾姿勢で、車輪についたハンドリムを手で回す。すると、VR内の画面を進むことができる仕組みになっている。VR装着時に見えるのは、このような映像だ。

リアルの世界では、ハンドリムを手で回し続け、VRに広がる5つのステージを駆け抜けるタイムトライアルは、ゲーム感覚で楽しむことができる。行く途中には、カーブあり、障害物あり。それらをうまく避けながら、走り続けるのは中々ハードだが、それゆえ集中力も高まり、時が経つのも忘れて熱中してしまうほど。特筆すべき点は、VRの体感スピードが、世界のロードレースと同じスピードを再現していること。そして、トップアスリートのスピードの追体験も可能にしていることだ。

デジタルテクノロジーの力で、パラスポーツを“エンターテイメント”に

ワントゥーテンが、このプロダクトを開発したのには理由がある。ひと言でいうなら、それは、パラスポーツの普及のためだ。同社代表取締役社長の澤邊芳明さんの言葉を借りるなら、「パラスポーツの普及について現在の課題は、“自分ごと化”できていないこと」。

本来、パラスポーツはエキサイティングで、戦略も求められる激しいスポーツ。だが、実際のところ、一般の人がそれを体験できる場はかなり稀少で、かつインストラクターも不足しているので、そもそも興味を持ちづらいのが現状だ。

パラスポーツをデジタルテクノロジーの力で、“エンターテイメント”という形に置き換えることで、日本中で体験会などを実施し、それらを通してより多くの人々にその魅力を知って欲しいーそんな想いから、ワントゥーテン「CYBER SPORTS」プロジェクトの第一弾として生まれたのが、車いす型VRレーサーこと、『CYBER WHEEL(サイバーウィール)』なのだ。

今年5月6日、都内で開催された東京都主催によるパラ体験イベント「NO LIMITS SPECIAL 2017 上野」のオープニングセレモニーでは、小池百合子都知事も体験し、「車いすを動かすのはいかに大変なことかというのを体感した」と報道陣の取材に語っている。もとい、大変だが、スリリングな感動にやみつきになりそうというのが、筆者の感想だが!ワントゥーテン「CYBER SPORTS」プロジェクトの今後の展開に要注目したい。

ワン・トゥー・テン・ホールディングス
http://www.1-10.com/

CYBER SPORTS プロジェクトページ
http://cyber.1-10.com/

(text: 岸 由利子 | Yuriko Kishi)

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