スポーツ SPORTS

日本人パラアルペンスキーメダリストが出演するスペシャルムービーが、最高にかっこいい

中村竜也 -R.G.C

盛り上がりを見せるピョンチャンパラリンピック、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)が制作したスペシャルプロモーションムービー『The Change Maker』が公開された。

パラアスリートが輝いている瞬間の「楽しさ」だけではなく、「苦しみ」や「哀しみ」を乗り越えた先にある真の「楽しさ」を伝え、パラスポーツをより身近に感じてもらうことを目的として制作されたという今作には、HERO Xでも注目してきたパラアルペンスキーの森井大輝選手、狩野亮選手鈴木猛史選手という豪華メダリスト陣が出演。公開直後よりSNS上をはじめ各方面で話題を呼んでいる。

このスペシャルムービーの特筆すべき点は、彼らがパラアスリートの道を歩むきっかけとなった事故現場のシーンを、各々が発した前向きな言葉で今の自分の意思を力強いBGMに乗せ表現しているところ。一方メイキングムービーでは、貴重なオフショットを存分に盛り込み、普段見ることの出来ないリラックスした素顔を垣間見ることができる内容となっている。

彼らの強靭な肉体と気持ちをスタイリッシな映像で表現することで、今までパラアスリートに対し持っていたイメージを覆す仕上がりは必見である。

メイキングムービー
https://youtu.be/bvijL108wPU

(text: 中村竜也 -R.G.C)

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IPC&WOWOWパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ『WHO I AM』シーズン5 伊藤智也選手が登場

HERO X編集部

IPC(国際パラリンピック委員会)とWOWOWの共同プロジェクトとして立ち上がった、パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ『WHO I AM』。2016年から東京パラリンピック大会開催に向けて、毎年世界最高峰のパラアスリートたちに迫るスポーツドキュメンタリーシリーズを放送してきた。

本誌編集長・杉原行里との対談で、『WHO I AM』プロデューサーの太田慎也氏は番組に登場する選手らに共通することを以下のように語っている。「みんなが強烈に“自分”を持っている。そしてとにかく選手たちの言葉が力強い。その言葉は、障がいとは関係なくどんな人にも通じる言葉だし、普遍的なフィロソフィーとして発せられている。僕らはその瞬間を捉えて番組に詰め込みたいんです」

また杉原からの「僕は身体と技術の融合こそ、パラリンピックに欠かせないことだと信じていますから」という言葉に対して、太田氏は「ストーリーの中でギアが重要であればもちろん取材したいと考えています」と語り合う場面もあった。

記事を読む▶WOWOWスタッフが、「WHO I AM」で伝えたいこと、見えてきたこと

あの対談から3年、『WHO I AM』は2021年8月14日から待望のシーズン5の放送が決まり、8/14(土)・15(日)・21(土)・22(日) 午後4:30より、4日間で全8回一挙放送される。そして明日8/21(土)回には、RDSが競技用マシンの開発に関わった車いす陸上アスリート、伊藤智也選手が登場する。

伊藤選手が難病の多発性硬化症を発症したのは34歳の時。その翌年から陸上をはじめ、アテネ・北京・ロンドンパラリンピックに出場し、金メダル2個、ロンドンパラリンピックでは銀メダル3個を獲得した陸上競技のレジェンドだ。

一時現役を退いたものの、ブランクを跳ね除け、2019年に2020年東京オリンピックへの出場が内定した。その競技用車いすの開発を手掛けるのが、株式会社RDSだ。実は伊藤選手の現役復帰は、杉原の「あなたの体に合ったマシンを開発したら金メダルを獲れますか」という問いかけがきっかとなっているという。

新型コロナウイルスの影響もある中、病気の再発による命がけの困難を乗り越えて、この8月、「帰ってきた金メダリスト」として再び金メダルを狙う伊藤選手。身体と技術の融合で金メダルをめざす伊藤選手の姿に注目したい。

(text: HERO X編集部)

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