障害の有無、年齢、性別、国籍、人種等にかかわらずさまざまな人々が気持ちよく使えるよう都市や生活環境を計画する考え方。障害の部位や程度によりもたらされるバリア(障壁)に対処するバリアフリーデザインに対し、すべての人がある時点で何らかの障害を持つことを発想の起点にしている。提唱者は米ノースカロライナ州立大学のロナルド・メイス氏。自身も身体に障害を持ち、1980年代に従来のバリアフリーの概念とは異なる「多くの人が利用可能であるように製品、建物、空間をデザインすること」をユニバーサルデザインとして定義付けた。