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ランニングライフをさらに楽しく、奥深く!スマートフットウェア「ORPHE TRACK」

HERO X 編集部

現在、日本国内でジョギング・ランニングを年1回以上実施している人の数は、推定964万人。皇居外苑周辺にはランナー向けの施設が乱立し、ランニングイベントも全国各地で盛んに開催されている。2012年をピークに、ここ数年はやや落ち着きがみられるものの、ランニングは根強い人気を誇るスポーツだ。 「ORPHE TRACK」は、専用センサーを身につけて専用シューズを履くだけで様々なランニングデータを計測・分析してくれるスマートフットウェア。ただ走るだけではなく、タイムやランニングフォームなど「走りの質」にもこだわるランナーも増えつつあるなか、注目を集めているデバイスだ。

ランニングは誰でも手軽に始められるスポーツだが、唯一欠かすことができないのが、シューズ。日本製のシューズが競技を席巻した1960年代から、メーカー各社は究極の1足を目指し、時代ごとに最高性能のシューズを生み出し続けてきた。その結果、シューズは驚異的な進化を遂げ、今日に至る。そんななか、進化の過程でみるみると技術に磨きをかけていったのが職人達。多くのランナーを虜にするシューズを作り続け、『現代の名工』に選ばれた三村仁司氏は、日本のシューズ業界をけん引してきた1人だろう。

参考記事:http://hero-x.jp/article/4140/

だが、各社の切磋琢磨が進んだ現在ではどのメーカーのものも及第点以上の性能を有することとなり、差別化を図ることが難しくなってきた。こうした現状を踏まえ、シューズの性能以外の観点から “より良く走る” を追求したのが「ORPHE TRACK」だ。

このデバイスは、専用のセンサーと専用シューズを装着して走るだけで、自身のランニングデータを計測・分析することができる。ペースや距離はもちろん、ランニング中のフォームや着地法、ピッチ、足の傾きなど、従来は大掛かりな設備が必要だったこれらのデータを手軽に入手することができる。“走りの質” にこだわるランナーにとって、画期的なデバイスだ。

簡単にデータ分析までの流れを紹介しよう。まず、専用センサーを専用シューズの中にセットする。片足わずか30gのコンパクトなつくりで、装着感はほぼ感じない。このセンサー「ORPHE CORE」は、ランニング中、足裏のどの部分で着地しているか(着地法)、着地時の足の傾き(プロネーション)、地面との接地時間(左右バランス)、ストライドの広さ、ピッチなどを毎歩計測する。次に、ランを記録。いつものように走るだけで、センサーがランニング中の状態を詳細に記録してくれる。あとは、分析結果を専用アプリ「ORPHE TRACK Run」から確認するだけ。アプリでは、安定性や左右バランスの評価を行い、目標達成のためにデータをわかりやすく表示してくれる。ランナーは客観的なデータを得ることで、自身のランニングを新たな視点から捉えることができるはずだ。

「フルマラソン完走に向けてランニングフォームを見直したい」「リハビリにランニングを取り入れて、成果を確認したい」など、あらゆるランナーのニーズに対し、データでその実現をサポートするORPHE TRACK。より充実したランニングライフを送りたい方にとっては、必見のデバイスだ。

[TOP画像引用元:https://orphe.shoes/track/

(text: HERO X 編集部)

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“人を際立たせる” 車いすが登場! F1カーのカーボン素材を使ったスタイリッシュな車いす

HERO X 編集部

車いすというと、どうしても機能面に目が行きがちだ。確かに機能は重要な要素だが、車いすユーザーにも好みやニーズがあり、個人としての主張もある。そんな希望を叶えるのがカーボンブラックシステムが提供する車いす。ユーザーがより人間らしく、いきいきと生活できる新しい車いすだ。F1のエンジニアも参加して製作された同商品は、フルカーボンファイバー製で軽量性にも優れる。ホイールをユニオンジャック柄にするといった、大胆なカスタマイズも可能だ。

軽量ながら段差に強い
コンパクトで高機能な
カーボンファイバー製

英国・エディンバラに本社を置くカーボンブラックシステム社が提供する「カーボンブラック」は、ユーザーのニーズに応じてカスタマイズしてくれる車いす。軽くて強いカーボンファイバーを使い、快適さと安全性を両立させることに成功した。クッション部分を除いた重量はわずか3.5kg。タイヤ内部のサスペションが衝撃を吸収し、段差のある場所でもバランスを崩さずに移動できる。

開発者のアンドリュー・スローランス氏は、自身が車いすユーザーだ。14歳で脊髄に損傷をきたし、以来、車いす生活を送ってきた。20年間テレビ局に勤めたあと、このプロダクトに取り組むために起業。クラウドファンディングで資金を集め、子どもの頃から夢だった「高度な車いす」の開発に成功した。

この車いすに乗っている時、人は車いすや障がいには気づかず、車いすユーザーを「人」として見てくれると、愛用者は語る。ゴツゴツしたハンドルやひじ掛けを持たない「カーボンブラック」は確かに彼らのファッションやキャラクターにフィットし、溶け込んでいるように見える。

人間工学に基づいて設計されたデザインは、ユーザーの身体に快適さを提供する。パーツに丸みを帯びたデザインを採用し、衣服などにもひっかからないよう工夫した。超軽量素材のカーボンファイバーはF1で使用されているもの。F1のエンジニアも協力し、この革新的な技術が車いすに応用された。価格は3995ポンド+カスタマイズの料金となっている。

「カーボンブラック」で、世界中の車いすユーザーの認識を変えたい、と同社は主張する。ユーザーを身体障がい者と定義するのではなく、ユーザーを引き立たせる椅子、ビジュアル的に美しい椅子をデザインしたかったのだと、スローランス氏は語っている。まるで個性の一部のように見える車いすは、確かに私たちの認識を変えてくれる。リビングの椅子に座っているような感覚で利用できる車いすは、ユーザーの利便性を高め、行動範囲を広げてくれるだろう。

(トップ画像:http://www.carbonblacksystem.com/

(text: HERO X 編集部)

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