プロダクト PRODUCT

いったい何に使うの!?モジュラー式折りたたみ車輪「REVOLVE」

中村竜也 -R.G.C

自転車、傘、いす…。我々が日常生活で頻繁に使用するモノのなかには様々な折りたたみグッズが存在する。そのままでは大きすぎるものを小さくまとめ、持ち運びを容易にするというのがその大半の目的だ。では、その理屈をタイヤに利用するとどうなる? そもそもその発想は必要なのか? …と考えてしまうほど斬新な折りたたみのタイヤを開発しているとの情報を耳にした。

手持ちサイズにタイヤをモジュラー化

Andrea Mocellin(アンデレア・モリセン)が開発したこのREVOLVEは、持ち手を中心に6分割することでタイヤを折りたたむという今までにないアイデアで、新しい使い道を実現。自転車の盗難防止にも役立ち電車などにも手軽に持ち込めるよう、手軽さと機能性を兼ね備えた新感覚のタイヤとして注目を集めている。

パンク知らずのエアレス・タイヤを採用したことで折りたたみを可能とし、60%の省スペース化を実現。そして一番気になる安全面も、ホイールの中心部にあるディスク部をストッパーにすることで、タイヤ開閉時のロック/アンロックを行っている。もちろんフレームは強くて軽いアルミ製。また、ホイールやディスクの素材や色をセレクトでき、自分好みにカスタマイズできるのも嬉しいところである。

ほんの少しのアイデアが世の中を劇的に変える。その裏には開発者の苦労はつきものだが、その高い志がより住みやすい未来へと我々を導いてくれるのだ。今後の展開にも期待したい。

[TOP動画引用元:https://www.revolve-wheel.com/

(text: 中村竜也 -R.G.C)

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プロダクト PRODUCT

たたむとブリーフケース並みのコンパクトサイズに! ドイツ発電動モビリティ「UrmO」

Yuka Shingai

交通や環境面での配慮、利便性、価格帯など現代のムードにフィットする移動手段として低速モビリティの大躍進が続いている。テクノロジーの進化で、ますます市場が拡大されそうであるが、今回ご紹介する「UrmO」もまた、いまだかつて見たことがない代物。 両輪を繋ぐボードに足を乗せ、体重移動によって進む電動モビリティは、プロダクトデザイン先進国ドイツが生み出した、格別にクールで、ユーモアを感じさせる製品だ。

画像引用元:https://my-urmo.com/en/

「UrmO」について特筆すべきは、まずそのコンパクトさだろう。使用しない時は、フルサイズから2秒でブリーフケース程度の大きさにたたむことができる。小脇に抱えればまるでDJがレコードを持っているようにも見える。

さらに、持ち運び用ハンドルがついているので、公共交通機関にそのまま持ち込むこともでき、重量も14ポンド(約6.3キロ)と、電動モビリティとしては破格の軽さだ。軽量な見た目とは裏腹に、時速は最大10マイル(約16キロ)、フル充電すればおよそ20キロも走行可能とのことだ。

画像引用元:https://my-urmo.com/en/

画像引用元:https://my-urmo.com/en/

画像引用元:https://my-urmo.com/en/

現在ドイツでは、電動キックスクーターや電動スケートボードと同様に、「UrmO」も公道での走行が認可されていないが、議会や「German Association for eMobility」という電動モビリティの普及につとめる団体との連携を図るほか、クラウドファンディングサイトKickstarterで支援を募るなど、実用化に向けての活動にも積極的に取り組んでいる。
「UrmO」によって、移動がもっとミニマルに、そしてシームレスになる未来に期待したい。

[TOP動画引用元:https://www.youtube.com/embed/pJ6bIXGTVdM

(text: Yuka Shingai)

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