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いったい何に使うの!?モジュラー式折りたたみ車輪「REVOLVE」

中村竜也 -R.G.C

自転車、傘、いす…。我々が日常生活で頻繁に使用するモノのなかには様々な折りたたみグッズが存在する。そのままでは大きすぎるものを小さくまとめ、持ち運びを容易にするというのがその大半の目的だ。では、その理屈をタイヤに利用するとどうなる? そもそもその発想は必要なのか? …と考えてしまうほど斬新な折りたたみのタイヤを開発しているとの情報を耳にした。

手持ちサイズにタイヤをモジュラー化

Andrea Mocellin(アンデレア・モリセン)が開発したこのREVOLVEは、持ち手を中心に6分割することでタイヤを折りたたむという今までにないアイデアで、新しい使い道を実現。自転車の盗難防止にも役立ち電車などにも手軽に持ち込めるよう、手軽さと機能性を兼ね備えた新感覚のタイヤとして注目を集めている。

パンク知らずのエアレス・タイヤを採用したことで折りたたみを可能とし、60%の省スペース化を実現。そして一番気になる安全面も、ホイールの中心部にあるディスク部をストッパーにすることで、タイヤ開閉時のロック/アンロックを行っている。もちろんフレームは強くて軽いアルミ製。また、ホイールやディスクの素材や色をセレクトでき、自分好みにカスタマイズできるのも嬉しいところである。

ほんの少しのアイデアが世の中を劇的に変える。その裏には開発者の苦労はつきものだが、その高い志がより住みやすい未来へと我々を導いてくれるのだ。今後の展開にも期待したい。

[TOP動画引用元:https://www.revolve-wheel.com/

(text: 中村竜也 -R.G.C)

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普及率アップの兆しあり? ロボット掃除機が豊かにする未来

Yuka Shingai

2018年度の国内市場規模は1,230万台、2023年予測が1,710万台と、まだ十分とは言い難いロボット掃除機の普及率。リモートワークが進み、在宅の時間が増えたことにより、家事との向き合い方が人々の大きな関心ごとにもなっている今、ロボット家電はどこまで私たちの生活を豊かにしてくれるのだろうか。

AI清掃ロボット「Whiz」の
生活インフラ業種への支援がスタート

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=MgjgvUlqaig&feature=emb_logo

*ソフトバンクロボティクス提供

人型ロボットPepperに代表されるロボット事業で知られるソフトバンクロボティクスは、医療施設や介護施設をはじめとする生活インフラ6業種に対してAI清掃ロボット「Whiz」の無償提供を開始した。
「Whiz」はアメリカ・カリフォルニア州のブレインコーポレーション社の自動運転技術搭載によって、清掃ルートを学習し、人や障害物を避けて走行可能な乾式バキュームクリーナー。
これまでもオフィスや商業施設、ホテル等に導入され、人手不足を解消するだけでなく、目視では確認しづらい「隠れダスト(※)」を一掃する効果にも定評がある。「Whiz」とあわせて、ATP検査機・粒子量検査機による施設清潔度診断を行い、リスクを抱えながらも業務に臨む事業者たちを支援する方向を示している。

※「隠れダスト」:
ちりや花粉、カビ、細菌など、床に存在し、空気中に舞い上がりやすいが、肉眼では見えにくいため、人の手では取り残してしまうごみの総称

段差を乗り越え、障害物を避ける!
進化するRULOの最新機種が登場

パナソニックのロボット掃除機RULO(ルーロ)シリーズから最新機種MC-RSF1000が登場した。手動でなくてもきちんと掃除してくれるのか、ゴミの取り残しはないか、などこれまでユーザーが潜在的に抱いていた不安や疑問を解消すべく、今回RULOには千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)のfuRoTechnologyが搭載された。

空間認識技術「レーザーSLAM」を搭載することで、360゜全方位の間取りや床にあるもの、動くものなど部屋環境を認識してマッピングと自己位置の推定を同時に行う効率のよい走行が可能となった。これまでロボット掃除機の悩みの種でもあった、段差やラグなどの障害物を3Dセンサーで検知し、自動的に本体を持ち上げる機能や、本体を持ち運ぶことなく、掃除する場所まで人についてきてくれるotomo機能など、ユーザビリティやUXに対するきめ細やかな配慮も感じられる。

「Google アシスタント」を搭載したスマートスピーカーとの連携で音声操作も可能になり、スマートホーム計画を進めるのもおうち時間の楽しみとなるかもしれない。

家事が効率化された先に、どのような変化が待ち受けているか。ロボット家電の行く先を追い続けてみたい。

*「Whiz」「AI清掃」「Pepper」の名称、ロゴはソフトバンクロボティクスの登録商標です。

(text: Yuka Shingai)

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