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バレエの未来を義足が変える? 100%ポワントが可能な『Marie-T』

Yuka Shingai

アスリートのための義足というと、多くの人はまずランナー用のものを思い浮かべるのではないだろうか。過去のパラリンピックでも義足で華麗にトラックを駆け抜ける選手たちが大きく話題となった。しかし義足の可能性は陸上競技だけには留まらない。今回紹介する『Marie-T』は、なんと、バレリーナのための義足だ。

つま先で立つポワントはバレエを代表する優美かつ軽やかなポジションだが、足と足首を大きく歪ませるため、幼少期から練習を積んでも、常にこのポジションで演じ続けることは極めて難しい。数多くの著名なアーティスト、デザイナーを輩出したニューヨーク州ブルックリンの大学Pratt Instituteのデザインチームはポワントを100%の精度で演じることができたら何が起こるか、バレエはどう変化するか、クリエイティビティがどう刺激されるか、という狙いで『Marie-T』を開発した。

ポワントのポジションはふくらはぎからつま先に至るまで一切曲がらずに伸びているため、衝撃を吸収できない。この問題を避けるため、『Marie-T』はチータと呼ばれる義足と同じ湾曲の仕組みを採用しているが、チータはアスリートが後ろに転ばないようにするために、バランスを維持するべく常に運動し続けなければならない。そこで、『Marie-T』は湾曲する方向を反対にすることで、一度姿勢を止めてから、また次の動きへというバレエには欠かせない流れを可能にした。

義足によって加えられた重みはダンサーが踊り続けるのに弾みをもたらし、重力が下がることで、バランスを維持しやすくなっている。

『Marie-T』が描くバレエの未来は、我々が想像するよりもずっと先にありそうだ。

[画像引用元:http://www.jaehyunan.com/new-page-45/

(text: Yuka Shingai)

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CESでも注目!履くだけで走りを可視化する「NURVV」とは?

Yuka Shingai

数あるスポーツやアクティビティの中でも老若男女問わず人気が高く、競技人口も多いランニングは、ウェアやシューズなど関連アイテムがバラエティ豊かに揃う。近年は、そこにウェアラブルデバイスも加わり益々市場が賑わっているが、今回紹介する「NURVV」もワークアウトを更に充実したものにしてくれるアイテムだ。

スマートウォッチなど手首、もしくは足首に装着するウェアラブルデバイスが多いなか、ペアのインソールとアクティブトラッカーをセットにした「NURVV」は足裏と靴からアプローチを試みている。

2015年の開発当初から「ランニングのための重要な指標は足元で発生しているはずなのに、どうして手首で計測しなくちゃいけないんだろう?」とNURVVのメンバーは何度もその疑問にぶつかっていた。走行中の身体がどのように動いているかを理解するためには、まず走行中のデータを正確に記録することが先決と考えた彼らは、英国でスポーツサイエンスのトップでもある大学から生体医学の専門家を呼び、12か月に及ぶリサーチと開発の末、新たなセンサー技術を完成させた。

インソールに搭載された32個のセンサーがランニング中の歩調、歩幅、左右の脚のバランス、脚の内旋、外旋、足のどの部分が最初に地面についているかなど、脚から得られるありとあらゆるデータを分析し、より速く、そしてケガを最小限に抑えながら走るためのアドバイスや自分自身に最適なトレーニング負荷までをリアルタイムでコーチングしてくれる。£249.99(約35000円)という値段もさることながら、US5.5~14(24~32cm)というサイズ展開の幅広さも頼もしい。

先日開催されたCES2020でも評価を博した結果、900万ドルの投資を受けることが決定し、更なる機能の追加や販路の拡大、データの活用方法など今後の展開からも目が離せなくなりそうだ。

[TOP動画引用元: https://www.youtube.com/watch?v=XZmpwMY0x8A

(text: Yuka Shingai)

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