コラボ COLLABORATION

HEROQUEST ワクワクする聴く冒険プログラム#92 #93

ワクワクする未来の社会を創造する聴く冒険プログラムをお届けする。ZIP FM オフィシャルPodcast番組「HEROQUEST」。この番組では、「社会の課題」を解決し、「未来の社会」のインフラを整える開発者やエンジニア、起業家たちを「HERO」として迎え、いま、起きている「進化」の最前線を紹介する。

今回は株式会社KEAN Health代表・山路恵多さんをゲストに迎え、遺伝子・ゲノム研究の最新事情やトレンド、KEAN Healthの事業についてお話を伺う。

「ゲノムや遺伝子が生活者にとってより身近になる社会を創っていく」ことをミッションに事業を行っているKEAN Health。一般ユーザー向けの遺伝子検査サービス「chatGENE」をはじめ、パーソナルゲノムデータ活用事業、ゲノムと遺伝子についての知識を提供する学びの場づくりを展開している。

遺伝子検査キット「chatGENE」の検査項目は400項目。がんや生活習慣病などの疾患リスクに関する遺伝的傾向や、食、睡眠、肌、運動などの体質に関する遺伝的傾向など、遺伝子検査で得られたパーソナルデータから、私たちは自分とどう向き合っていくのか。現状の課題や遺伝子検査の活用方法やその先の未来についても伺う。

<ゲストプロフィール>
株式会社KEAN Health 代表・山路恵多
1983年東京都生まれ。イギリスの大学を卒業後、外資系製薬会社や外資系総合コンサルティング会社にて勤務。並行して複数のヘルスケア関連スタートアップ企業にて事業開発を担当。その後バイオテクノロジー企業へ転身。新規事業開発部門の立ち上げを行い、クリニカル領域において次世代シーケンサーを用いた遺伝子解析サービスの開発に従事。検査に必要な各種認証の取得、物流体制構築からサービスローンチまでを主導。対象を一般消費者に広げ、遺伝子解析を軸にヘルスケアサービスを展開するため、2023年に株式会社KEAN Health(キーンヘルス)を設立。

「HEROQUEST」はポッドキャストで無料配信中
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未来の社会をデザインするHEROを迎える【聴く冒険プログラム】。
今回は「遺伝子・ゲノムの世界」への冒険!

遺伝子検査キット「chatGENE」を展開する
株式会社KEAN Health:代表、山路恵多さんをお迎えします。

研究者など専門家を中心に利用されることの多かったゲノムや遺伝子が、
生活者にとってより身近になる社会とその可能性に迫ります。

https://zip-fm.podcast.sonicbowl.cloud/podcast/46407779-eadd-49f1-9d5c-bbde346ddb7c/

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次回のゲストは、デジタル・グラフィック・映像・イベントなどの統合的なプロデュース・プランニングを手掛ける株式会社マグネットの佐藤勇介さん。順次放送を開始する。

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さあ、崖っぷちからの大逆転へ!夏目堅司×RDS社【世界に1台の高速系マシン開発】Vol.1 後編

岸 由利子 | Yuriko Kishi

「ピョンチャンでメダル獲得を確実視されている3人の日本選手たちのように、僕も得意種目を伸ばして、メダル獲得を目指していきたい」。チェアスキーヤーの夏目堅司選手がこう語ってくれたのは、今年4月、長野県白馬八方尾根スキー場で会った時だった。あれから半年、海外各地での合宿とトレーニングを着実に積んでいく一方、彼が所属するRDS社では、世界に一台の“夏目マシン”の独自開発が全力投球で行われてきた。刻一刻と迫るピョンチャンパラリンピックに向けて、万全の体勢が整いつつあるかと思いきや、ここに来て、先例のない大きな壁にぶち当たっているという。夏目選手の前に立ちはだかる壁とは、一体何なのか。ヨーロッパ遠征を間近に控える中、RDS本社で話を聞いた。

ライバルは、夏目堅司。
自分と戦い、自分を乗り越えていきたい

チェアスキー界をけん引し続ける森井大輝選手は、ファンを魅了するだけでなく、世界中の選手たちが憧れを抱く最強の覇者。皆、少しでも彼に追いつこうと、その背中を追いながら、研鑚を積んでいる。夏目選手もその一人。遠征の先々では同じ部屋で過ごす同志であり、良きアドバイスをくれる師でもある。

「おそらくチェアスキーにおいては、誰よりも敏感で繊細な人だと思います。一度、森井君が、僕のマシンに乗ったことがあるんですが、先ほどお話した“しなり”をすぐに見抜きました。『これ、柔らかいよ』と言って、何がどう柔らかいのかを具体的に説明したんです。目に見える、見えないに関わらず、誰も気づかないような違和感も、彼には手に取るように分かってしまう。マシンに関するこだわりや熱量は、圧倒的に凄まじいです」

「森井君は、たくさんのアドバイスしてくれる、僕にとって貴重な存在です。僕の滑り方を見て、気づいたことを逐一指摘してくれるんです。それらによって、今の僕があると言っても過言ではありません。見習うところは多いですし、もし、彼のような敏感なセンサーがあれば、今みたいに壁にぶち当たることもなかったかもしれません。でもそれって、きっと天性のものでしょうね。自分は自分で、ベストを尽くしていきます」

今、夏目選手のライバルは、他でもない自分自身だ。タイムリミットが迫る中、ひたむきに自分と戦い、何とか自分を乗り越えていく。その先には、きっと彼にしか掴めない栄光があるはずだ。今日の己が昨日の己を打倒し、下克上達成なるか?今後もその活躍を追っていく。

前編はこちら

夏目堅司(Kenji NATSUME)
1974年、長野県生まれ。白馬八方尾根スキースクールでインストラクターとして活躍していたが、2004年にモーグルジャンプの着地時にバランスを崩して脊髄を損傷。車いす生活となるも、リハビリ中にチェアスキーと出会い、その年の冬にはゲレンデへの復帰。翌年、レースを始め急成長、わずか1年でナショナルチームに入り2010年バンクーバー、2014年ソチへの出場を果たした。

(text: 岸 由利子 | Yuriko Kishi)

(photo: 増元幸司)

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