福祉 WELFARE

自分にぴったりのパラスポーツが探せるマッチングサイト

小泉恵里

自分に合うパラスポーツを見つけるマッチングサイト「マイパラ!」がオープンしました。いくつかの質問に答えるだけのカンタン診断で自分にぴったりのパラスポーツを探せて、さらにやってみたい!と思ったら近くのチームを検索、直接連絡することも出来る便利なサイトです。

まずはウェブサイトにアクセスし、障がいやスポーツの好みなどの8つの質問に答えると、27競技のパラスポーツの中から自分に最適なスポーツをいくつかオススメされます。さらに、やってみたい競技や自分の住む地域から参加可能なチームや競技団体を調べることができ、直接コンタクトを取れるのも嬉しいところ。



「一人ひとり得意なことも好きなことも違うからこそ、それぞれ異なった魅力のあるパラスポーツの中から自分に合ったパラスポーツ、”My Parasport”を見つけてほしいという想いで作りました」とマイパラのトップページにあるように、何かやりたいけど何が自分に向いているのか分からない人にとっては1つのきっかけになるサイトです。

このサイトの運営団体は日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)。開発費の一部を集めるために、A-portでクラウドファンディングを実施。599人から支援があり、目標の500万円を大きく超える約611万円を集めることに成功しました。

あなたに合うのはサッカー?スキー?それともバトミントン?スポーツを始める大きな一歩を踏み出すチャンスをくれる場になりそうです。

マイパラ!
https://www.parasapo.tokyo/mypara

(text: 小泉恵里)

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空の旅をバリアフリーにするANAの取り組みが、内閣総理大臣表彰を受賞

宮本さおり

セキュリティーチェックをスムーズにした樹脂製車いす「morph(モルフ)」をはじめ、誰もが安全で快適な空の旅を楽しめるための工夫を模索しつづける全日本空輸株式会社・ANAウイングス株式会社は、内閣府が創設した「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」で内閣総理大臣表彰を受けたと発表した。内閣府がはじめたこの表彰は今回で16回目。航空業界の受賞は初めてとなる。

今回は、以前「HERO X」でも紹介した前述の「morph(モルフ)」や、絵文字などで分かりやすく説明するピクトグラムを活用し、多言語での案内を可能にした「コミュニケーションボード」、車いす利用者のプロペラ機への搭乗を楽にした「搭乗橋アダプター」の開発が評価され受賞となった。

樹脂製でありながら強度も万全の「morphモルフ」(写真提供 ANA)

「コミュニケーション支援ボード」はすでに実用化が進んでおり、現在17言語でサービスを提供している。同社は、天候の影響で便が遅れるなど、イレギュラーな事態が起こった際にはアナウンスをかけていたが、聴覚障がい者や英語が分からない海外の旅行者は聞き取ることができずに不安になることもあったと言う。こうした状況を打破するために開発されたのがタブレット型の「コミュニケーション支援ボード」だ。イラストや文字、音声で案内ができるため、言語、障がいに関係なく円滑なコミュニケーションが可能になった。

絵と文字、音声で分かりやすく伝えてくれる「コミュニケーションボード」

機体の高さが低く、通常の搭乗橋が接続できなかったプロペラ機への搭乗を、車いすに乗ったままの状態で可能にした「搭乗橋アダプター」は現在、松山空港、千歳空港、青森空港、鹿児島空港で運用されている。同社は、今後はプロペラ機が運航し、搭乗橋が設置されている全ての空港への設置を目指すと話している。

雨にもぬれず、余分な装置を装着しなくても簡単に搭乗できる「搭乗橋アダプター」

(text: 宮本さおり)

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