福祉 WELFARE

自分にぴったりのパラスポーツが探せるマッチングサイト

小泉恵里

自分に合うパラスポーツを見つけるマッチングサイト「マイパラ!」がオープンしました。いくつかの質問に答えるだけのカンタン診断で自分にぴったりのパラスポーツを探せて、さらにやってみたい!と思ったら近くのチームを検索、直接連絡することも出来る便利なサイトです。

まずはウェブサイトにアクセスし、障がいやスポーツの好みなどの8つの質問に答えると、27競技のパラスポーツの中から自分に最適なスポーツをいくつかオススメされます。さらに、やってみたい競技や自分の住む地域から参加可能なチームや競技団体を調べることができ、直接コンタクトを取れるのも嬉しいところ。



「一人ひとり得意なことも好きなことも違うからこそ、それぞれ異なった魅力のあるパラスポーツの中から自分に合ったパラスポーツ、”My Parasport”を見つけてほしいという想いで作りました」とマイパラのトップページにあるように、何かやりたいけど何が自分に向いているのか分からない人にとっては1つのきっかけになるサイトです。

このサイトの運営団体は日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)。開発費の一部を集めるために、A-portでクラウドファンディングを実施。599人から支援があり、目標の500万円を大きく超える約611万円を集めることに成功しました。

あなたに合うのはサッカー?スキー?それともバトミントン?スポーツを始める大きな一歩を踏み出すチャンスをくれる場になりそうです。

マイパラ!
https://www.parasapo.tokyo/mypara

(text: 小泉恵里)

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押したいのに押せない!というモヤモヤを、上肢障がい者の声をヒントに解決

HERO X 編集部

上肢障がい者にとって、使いたいメニューのボタンをピンポイントで押さなければならないスマートフォンを使うのは意外と技術が必要だ。その不便を壊すアプリを株式会社NTTドコモが開発してくれた。

もはや爆発的な普及率といってよいスマートフォン。声だけで電話がかけられるなど、スマホは驚くほどのスピードで進化を遂げている。がしかし、それでも使いづらさを感じる部分はある。アプリの起動やメールなど、何かをしようとすれば、機能を開くためのマークをピンポイントで押さねばならず、この部分に厄介さを感じる上肢障がい者は多くいるのだ。こうした不便は障がい者だけでなく、健常者にもいつ訪れるか分からない。例えば、手を骨折し、きき手を三角巾でつった状態を想像してほしい。きき手と逆の手でスマホの操作を全てすることになったとしたら、どうだろうか。筆者の場合はスマホに蓋がかぶさるカバーを使っているが、カバーをめくるのにも指がつりそうな上、指紋認証はきき手にしていたため仕えず、もはやスマホを開くためのパスワードを押すことすらできなかった。

株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は2018年6月、そんな上肢障がい者からの声を受け、スマートフォンの操作を補助するアプリ「シンプルフリック」の無料配信をはじめている。電話やメールなどよく使う機能の中で利用度の高い宛先や項目をスマホ内で事前に登録、それぞれの配置を上下左右に決めることでフリックするだけで起動ができるようになる。

上下左右の方向に2回フリックしてメニューを選択する「2フリックモード」に加え、左右の方向だけにフリックし、ダブルタップで決める「フリック&ダブルタップモード」、フリックの代わりに音声で操作することも可能だという。利用はドコモユーザーに限らず、iOS9.0.0以降搭載のスマホなら、どの会社のスマートフォンでも利用が可能だ。誰でも使えるこうした便利なアプリの開発の今後にも期待したい。

(text: HERO X 編集部)

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