モジュール(加速度センサー)を腰部に装着し、6~10メートル歩くだけで、独自のアルゴリズムにより歩行状態が「推進力」「左右バランス」「歩行リズム」の3点から分析され、合わせて「歩幅」や「歩速」も測定ができる。

画像提供元:AYUMI EYE (運営:株式会社早稲田エルダリーヘルス事業団)

この分析結果は専用のiPad(iPhone)アプリで解析され、点数・マップ形式でスコア表示される。以前の結果と比較することで、機能訓練の成果が目に見える形で分かり、「歩きたい」というモチベーション向上に結びつけられるのが『AYUMI EYE』の大きな特色だ。

画像提供元:AYUMI EYE (運営:株式会社早稲田エルダリーヘルス事業団)

また従来、非常に複雑で時間がかかっていた体力測定が簡略化され、利用者やその家族が分かりやすい形で結果を伝えられるため、負担がかかりがちな介護スタッフの業務改善にもつながっている。

「AYUMI EYE」の開発を手掛けた早稲田エルダリーヘルス事業団が運営するデイサービス事業所「早稲田イーライフ」ほか、大学病院などの医療機関や自治体の地域支援事業など、導入事例も増加中。

これからより一層、介護の現場でテクノロジーの活用が求められることになりそうだ。

[TOP動画引用元: https://youtu.be/T-3G2XZQoO0